構造システムは、建築構造計算および各種構造計算用ソフトウェア(一貫構造計算、耐震診断計算、耐震補強、応力解析、振動解析など)のプログラム開発と販売を行っています。
SNAPとは
構造解析を、
もっと自由に。
SNAPは任意形状の構造物に対し部材レベルの弾塑性の時刻歴応答解析、応力解析、増分解析を行えるソフトウェアです。
SNAPは構造解析ソフトとして誕生し、25年間、研究者・技術者の挑戦を支えてきました。
研究ツールから商用ツールへ
1996/4
東京大学青山研究室で作られたプログラムを建設会社へ販売するためにユーザーインターフェースの開発を始める。
1998/7/25
任意形状立体フレーム弾塑性動的応答解析
1999/7
任意形状の構造物に対する静的応力解析、静的増分解析、部材レベルの復元力特性による動的応答解析および質点系の動的応答解析などの高度な解析を弾塑性域で行えました。
弾塑性モデルは、21種類の復元力特性を持つ材端バネ、マルチスプリングモデル、マルチせん断モデル、高減衰ゴム・鉛プラグ入り積層ゴムモデルを用意していました。
層せん断力-層間変位関係、応力図、変位図、崩壊機構図、固有モード図、変位の時刻歴、応力-変形関係を出力することができました。
2000/11/1
2003/9/20
2004/7
・モード減衰への対応
・多点入力
・エネルギーと部材別層せん断力の集計
・MSモデルのバネの応答結果出力
多点入力
2005/5
・面荷重
・等価曲げせん断棒モデルの自動生成
・部材最大応力値の集計
・粘弾性ダンパー(歪依存性考慮)
・鋼材ダンパー(疲労損傷評価)
・モード・アダブティブ・プッシュオーバー(MAP)解析
・座屈用 柴田-若林モデル
2005/11/17
2007/6
・操作性の向上
・地震波のスペクトル表示
・弾塑性モデルの自動生成
・危険断面位置・仕口パネルに対応
・施工効果(鉛直方向変形を無視した初期荷重解析)
・断面計算(MED-3とデータ連携)
2009/8
・荷重と弾性モデルの自動生成
・床スラブ(平面板要素)の弾性解析
・複素固有値解析
・偏心率計算
・すべり支承
・地盤用 Hardin-Drnevich モデル
・木造用 Wayne-Stewart モデル
2011/3/11
2012/2
・プロパティウィンドウ
・壁開口と雑壁のモデル化
・MNモデル
・有効質量比計算
・局部座屈 Ramberg-Osgood モデル
・一括で図化出力
・告示波作成「SNAP-WAVE」発売
2015/11
・木造(荷重と弾性モデルの自動生成、接合バネの非線形化)
・計算処理の高速化(64bit Windows対応、マルチコアCPU対応)
・免震制振(装置や変動係数などの比較、免震の付加曲げ考慮、免震変形を指定した固有値解析)
・免震用 Kikuchi-Aiken モデル
・指定された項目の一覧表の出力
2020/11
・制振部材のモデル化
・座屈固有値解析
・幾何学的非線形解析
・S造はり部材の疲労損傷評価
・鋼材ダンパー用修正 Menegotto-Pinto モデル
・構造計算書
・最適化ツールとの連携
新バージョンで追加された機能詳細は こちら から
SNAPのいま
最前線から
寄せられた声
実際にSNAPをお使いいただいているユーザーの方々に、お話を伺いました。
研究・設計・建設のプロが語る導入の決め手
教育・研究の現場、設計の現場、建設の現場。それぞれの立場から語られる「導入の決め手」と「導入後の効果」は、これから導入を検討する方にとって貴重なヒントとなるはずです。
これからのSNAP
さらなる挑戦を共に。
SNAPは単なる解析ソフトウェアから、思考を助ける“パートナー”へ。
一貫構造計算の枠を超えるデータ連携
「構造モデラー+NBUS7」とシームレスに連携
構造モデラーで入力・計算された架構・部材、荷重・質量、弾塑性データをそのままSNAPへ転送可能。
質点系や部材レベルの弾塑性解析・時刻歴応答解析など、従来の一貫構造計算ソフトでは難しかった動的設計検討を、スムーズかつ高度に実現できます。
また、SNAPは、国内標準ST-Bridge形式に対応しており、各種BIM関連ソフトとの連携も可能。
BIM・断面計算との横断的連携で、設計業務をもっと効率的に。
RC/SRC/S/CFT造建物の一貫構造計算 構造モデラー+NBUS7
Autodesk Revitデータ共有オプション 構造モデラー+Revit Op.
基礎・杭・地盤の構造計算 構造モデラー+基礎
RC/SRC/S/CFT/基礎の構造躯体数量概算 構造モデラー+COST
RC/SRC/S/CFT造の伏図・軸組図自動生成 構造モデラー+伏図・軸組図
建築設計プラットフォーム i-ARM
クラウドシステム対応
SNAP-Rhino/Grasshopper連携
「KONSTRU2SNAP」によるRhinoceros|Grasshopper と SNAP の双方向データ連携を実現
実務経験者募集中(建築構造設計・構造解析等)
SNAPの次なるフェーズを、ともに創り上げる仲間を募集しています。
建築構造解析の現場を知るあなたの経験を、ソフトウェアに活かしませんか?
未来の
構造技術者を育む
実務に直結する学びの場を、私たちは支援します。
構造設計の現場で使われるツールに、学生時代から触れる機会を。
教育・研究・実務の架け橋となる
AIJ 主催イベント X 構造システム
AIJ コロキウム参加学生に、SNAPを無償提供。構造設計の現場で使われるツールに、学生時代から触れる機会を用意。
未来を担う技術者の育成をSNAPが支援しています。
研究の現場に根ざした信頼の歩み
SNAPを利用した学会論文の推移
SNAPは、建築構造に関する多数の学術研究・論文で活用されており、日本建築学会大会や構造工学シンポジウムなど、主要な研究発表会にて採用実績を積み重ねています。
発表件数は年々増加しており、2020年代に入ってからはさらに加速。大学や研究機関における教育・研究ツールとして、着実に地位を築いています。
効果的に活用していただくために
基本操作から実務での活用方法までを丁寧に解説するセミナーや操作講習会、グループイベントを随時開催しています。
初めての方でも安心してご参加いただけるよう、サポート体制も整えています。