構造システムは、建築構造計算および各種構造計算用ソフトウェア(一貫構造計算、耐震診断計算、耐震補強、応力解析、振動解析など)のプログラム開発と販売を行っています。
SNAP-MDは、SNAPのオプションプログラムとなります。動作にはSNAP Ver.8以降が必要です。
許容応力度設計・靭性保証型設計
許容応力度設計
検定計算
存在応力度と許容応力度を比較し、安全性を確認します。
① 2軸応力を考慮した断面計算
はり(S造のみ)/柱部材では、2軸応力を考慮することができます。
② 木造はり・柱部材の燃えしろ計算
木造はり・柱部材は、昭和62年建告1902号の規定に基づく燃えしろ計算が行えます。燃えしろを除いた残りの断面に生じる長期応力度と短期許容応力度を比較します。
③ 部材のひび割れを考慮した応力に対する断面計算
部材のひび割れを考慮した応力に対して断面計算が行えます。
算定計算
存在応力度に対して次の項目を算定します。
はり・柱部材では、同一断面ごとに必要な鉄筋量や鉄骨を集計することもできます。
RC造 | はり、柱 | 主筋、せん断補強筋 |
壁 | 壁筋、開口補強筋 | |
SRC造 | はり、柱 | 主筋、せん断補強筋、鉄骨寸法 |
壁 | 壁筋、開口補強筋 | |
S造 | はり、柱 | 鉄骨板厚 |
木造 | はり、柱 | 断面せい |
RC造はり・柱部材の靱性保証型設計
RC造はり・柱部材の終局限界状態の応力・変形に対して靱性保証型耐震設計指針に準拠した断面検証が行えます。曲げ降伏する部材の存在応力と付着強度に応じたせん断信頼強度を比較し、安全性を確認します。柱部材では、軸力に対する確認も行います。
出力
多様な表形式出力
断面計算結果の出力形式は、要点をコンパクトにまとめた“標準出力”、長期・短期毎に計算過程が把握できる“詳細出力”、応力組み合わせ毎に計算過程が把握できる“応力組み合わせ毎の出力”から選択できます。
また、「判定がOKとなる部材とNGとなる部材」や「同一断面で検定比が最大となる部材とそれ以外の部材」に分類して、それぞれの出力形式と出力する断面計算位置の数を別々に指定できます。
断面計算結果の出力は、CSV形式のファイルに出力して、表計算ソフト(Microsoft Excelなど)で利用することもできます。
準拠規準
建築基準法、同施行令などの建築構造に関する法令や、建設省・国土交通省告示および技術的助言、下記の基準類に基づいています。
法令に準じる基準など解説書
国土交通省国土技術政策総合研究所、国立研究開発法人 建築研究所 監修
国土交通省住宅局建築指導課他監修
その他の基準類
一般社団法人 新都市ハウジング協会
国土交通省 国土技術政策総合研究所
ステンレス建築構造設計基準作成委員会
一般社団法人 日本建築学会
動作環境・価格
動作環境
価格
SNAP-MD
RC/SRC/S/CFT造および木造の断面計算
バージョンアップ