構造システムは、建築構造計算および各種構造計算用ソフトウェア(一貫構造計算、耐震診断計算、耐震補強、応力解析、振動解析など)のプログラム開発と販売を行っています。
新しい設計法への対応、自動再分割機能の追加、計算書作成機能強化、など
2020年10月30日
新バージョンでは、最適化設計や免震制振建物の断面検定計算※など、新しい設計法へ対応しました。 また、自動再分割などの生産性の向上を支援する機能も備え、グラフィカルで見やすい計算書作成機能も強化いたしました。
※ SNAP-MDのライセンスがある場合のみ。
最適化ツールとの連携
最適化ツールなどの他社製プログラムから、SNAPの入力データを編集できます。また、SNAPの複数の入力データファイルを指定し、バッチ処理することで、解析と結果出力を実行できます。
節点と部材の結合
部材や部材荷重データの修正をしなくても選択した複数の部材や節点を1つにまとめることができます。
自動再分割
不釣合力が小さくなるまで、自動的に分割数を細かくして、計算をやり直します。
幾何学的非線形
座屈固有値解析
指定された荷重分布での座屈荷重を算出します。
幾何学的非線形解析
指定された荷重分布での座屈荷重と座屈モードを算出します。
また、節点変位から部材軸を更新して、幾何非線形解析を行います。
層の解析結果
増分解析、応答解析の層の解析結果として、層塑性率や、層に所属するはりの最大塑性率が出力できるようになりました。
また、解析ケースにグループ(最大10グループ)を指定して、グループ毎に包絡した結果が出力できるようになりました。
免震制振
制振部材のモデル化
四隅の節点を指定するだけで簡単に配置できます。
X形、K形、V形、間柱形、シアリンクK形、シアリンクV形が扱えます。形状により、接続するはり部材や間柱に自動的に中間節点を生成します。間柱の場合、中間節点位置の剛域や塑性化を考慮することができます。
取付剛性
Maxwell型、Voigt型、質量ダンパーに対応しました。
粘弾性ダンパーの静的解析
指定された振動数と歪のときの貯蔵剛性を用いて、静的解析(固有値解析・応力解析・増分解析)を行います。
層せん断力とエネルギーの集計
免震制振部材の層せん断力とエネルギーを、指定したグループ(最大4グループ)毎に集計できるようになりました。