構造システムは、建築構造計算および各種構造計算用ソフトウェア(一貫構造計算、耐震診断計算、耐震補強、応力解析、振動解析など)のプログラム開発と販売を行っています。
事例レポート
株式会社慎設計事務所
- 誰でも検証法の対応ができるようになりました -
慎設計事務所は、住宅・マンション・事務所ビル等の建物から工場・工作物等の生産施設まで、企画から設計、監理などを手掛けている設計事務所です。
その他にも改修設計や耐震診断及び補強設計等、建築に関するあらゆる業務を担っています。
今回は、日頃から「価値ある創造」を目指し、より質の高い建築物づくりに日々注力されている設計部チーフの勝俣伸高様、 設計部シニアマネージャーの丸山靖和様に、避難検証法プログラム(以下、「避難検証法」)の活用について話を聞きました。

― 「避難検証法」を使い始めたきっかけを教えてください。
丸山氏
弊社で担当する物件は物流倉庫が多く、避難安全検証法の適用を多くの物件で行っています。
当初はオレンジ本(避難安全検証法の解説及び計算例とその解説)を見ながらEXCELで避難検証を行っていましたが、手掛けるプロジェクトが多くなり、手が足りなくなったため御社の「避難検証法」を導入しました。
勝俣氏
「DRA-CAD」の開発会社が作っているプログラムなので、国内の建築向けソフトウェアとして信頼できることも決め手になりました。
― 「避難検証法」を使ってみて、良かった点があれば教えてください。
丸山氏 EXCELでは、扉を配置する場所や避難距離の入力など、使い方の指導・伝達が上手くいかなかったのですが、「避難検証法」は、CADデータを下絵にトレースしながら「このドアは1号」「このドアは2号」と簡単にグラフィカルな入力ができ、確認も容易です。 誰でも検証法の対応ができるようになり、EXCELで発生していた入力や計算などのヒューマンエラーが改善されました。
― 「避難検証法」はプロジェクトのどのような場面で利用されますか?
丸山氏
各プロジェクトでは早い段階の概略検討から利用しています。
当社で多く扱っている倉庫では、テナント様が変わるたびに間仕切りの位置が変更になることも多いです。
設計時に避難安全検証法の規定をクリアしても、そこで終わりではなく、実際に建物が運用されていく中で何度も検証し直す必要があります。
「避難検証法」を使うことで、計画変更にも素早く簡単に対応できるので助かっています。
― カスタマーサポートを利用されたことがあれば感想をお聞かせください。
丸山氏
以前、1フロア200を超える部屋の案件が来た時に計算できず、サポートを利用したことがあります。
その際は、計算できるように対応したプログラムを後日送っていただいたことがありました。
計算できるように早急に対応していただいたことに安心感が得られました。
また、避難安全検証法の考え方についてアドバイスを貰えることも非常に助かっています。
審査機関にも納得していただける回答をいただき、カスタマーサポートの品質には満足しています。
― 他の方に「避難検証法」を勧めることはありますか?
勝俣氏
クライアントに、避難安全検証法の検討は何で行っているの?と聞かれたことがあります。
「避難検証法」のことを伝えたら、お客様自身が検証するために購入されたということもありました。
― 「避難検証法」以外にも弊社の「DRA-CAD」や「i-ARM」もご導入いただいておりますが、 各ソフトウェアの良い点があれば簡単に教えてください。
丸山氏
「DRA-CAD」は長く利用させて頂き、弊社では「DRA-CAD」での図面作成が多いです。
図面を描くのに手数が少なく済むので、速く描けます。
新人が習得する時間も短いです。
「避難検証法」では、その図面を欠損なく下絵にできるのが良いです。
弊社では、「i-ARM」も導入していて、日影や天空率の検証を行ったところ、以前使用していたLAB-SS(旧日影計算ソフトウェア)より入力しやすく、機能(特に天空率)が向上していると感じました。
最後に
今回は、日々の業務において「避難検証法」をご活用いただいている株式会社慎設計事務所様にお話を伺いました。
「避難検証法」の導入後は、Excelで発生していたヒューマンエラーが解消されたとのことです。
「避難検証法」以外にも、ボリューム検討が行える「i-ARM」や直感的な操作に優れている国産CAD「DRA-CAD」など、幅広く弊社の製品をご導入いただいており、「DRA-CAD」で描いた図面を「避難検証法」で下絵に使用するなど、ソフトウェア同士の連携を上手に活用されているのが印象的でした。
今回は諸事情により事例公開はできませんでしたが、ご興味のある方は株式会社慎設計事務所ホームページ(作品紹介)で作品をご確認いただけます。ぜひご覧ください。
この度は貴重なお時間をいただき、ありがとうございました。
引き続き弊社構造システムを何卒宜しくお願い致します。
避難安全検証法(ルートB1)による性能設計 / 避難検証法
避難安全検証法(令和2年国土交通省告示 第509号、第510号、第511号)に準拠した、避難の検証計算(ルートB1)を行います。
階避難安全検証法では、その階の全員が直通階段に到達するまでに避難上支障のある高さまで、煙やガスが降下しないことを確かめます。
検証法を適用することで、排煙窓や防煙垂れ壁などの排煙設備、廊下幅や直通階段までの歩行距離を緩和できます。
簡単な操作で複雑な平面形状の入力が可能で、検証条件の設定もスムーズです。
また、ドアの位置から部屋の繋がりを自動認識して、最大歩行時間の経路や最小煙降下時間を自動で算出し、検証計算が大幅に省力化できます。
「避難検証法」の機能紹介