2026年9月28日
HOUSE-DOC Ver.8 新機能のご紹介~「2025年改訂版 木造住宅の耐震診断と補強方法」に対応~
一般財団法人日本建築防災協会による最新の技術基準「2025年改訂版 木造住宅の耐震診断と補強方法」に対応した、木造住宅の耐震診断・耐震補強計算ソフトウェア「HOUSE-DOC Ver.8」を先行公開いたしました。
本バージョンでは最新の技術基準への対応に加え、これまでオプション機能として提供していたN値計算を標準機能として搭載。よりスムーズで効率的な業務をサポートします。
「HOUSE-DOC Ver.7」のライセンスをお持ちのお客様は、新機能や改善点をいち早くご利用いただけます。最新版をダウンロードしてご利用ください。
現時点で有効なプログラム評価を取得しているバージョンは「HOUSE-DOC Ver.7」です。
一般財団法人 日本建築防災協会
木造住宅耐震診断プログラム評価[P評価10-改4-W]
【プログラム評価について】
本製品(HOUSE-DOC Ver.8)につきましては、一般財団法人日本建築防災協会によるプログラム評価の取得を目指し、現在申請準備を進めております。
現時点では評価を取得しておりません。
実務者の皆様には、いち早く最新の技術基準に対応したプログラムをお届けするために、先行して本バージョンを公開いたしました。
今後、評価審査の進捗状況につきましては、見通しが立ち次第、弊社ホームページにてご報告させていただきます。
プログラム評価が承認された際には、評価取得版として、有償のバージョンアップでの提供を予定しております。
主な対応内容
必要耐力算定の精緻化(建物重量の精算化)
一般診断法において、従来精密診断法1で用いられていた仕様による略算法に加え、改正建築基準法および省エネ義務化(ZEH水準の断熱材・太陽光パネル重量等)に伴う建物重量の精算算定に対応しました。
これにより、実状に合わせたより正確な必要耐力を算出できます。
精密診断法1においては、建築基準法施行令に準じた精算方法により確実な算定を行います。
床面積当たりの床均し荷重の入力
階高が高い場合の割増・低減対応
階高が高い建物への対応を強化しました。 階高に応じて必要耐力(重量分)の割り増しを自動で行うほか、筋かい要素においては高さに応じた低減係数を適用し、筋かい耐力を適切に自動低減します。
建物概要の入力
柱接合部低減係数の見直し
実務への影響が大きかった柱接合部低減係数が大幅に見直されました。
これに伴い、計算式から求める方法に対応しています。
実際の金物・補強工法に合わせたよりきめ細やかな設定が可能です。
壁の入力
有開口壁の評価方法の統一・算定方法の選択
2025年改訂版における最大の見直しの一つである、有開口壁(垂れ壁・腰壁)の評価方法に対応しました。
従来の方法では異なっていた一般新診断法と精密診断法1の方法を統一しました。
また、追加された「有開口壁の面材と高さによる算定方法」と、従来の「有開口壁長による算定方法(精密診断法1では開口低減係数を用いた算定)」の双方から、壁ごとに算定方法を選択でき、併用が可能です。
垂れ壁・腰壁を補強した際の耐力評価をより適切に行うことができます。
開口の入力
老朽度と劣化評価の高度化(面材の劣化評価を追加)
精密診断法1において、従来の軸組(柱・横架材)の劣化評価に加え、筋かい等や面材自体の経年劣化を個別に評価する指標を追加しました。 これにより、リフォームやリノベーション時の現況耐震性能をより正確に評価・診断できるようになります。
壁の劣化の入力
耐力要素の配置等による低減係数(偏心率)の重量考慮
一般診断法では、4分割法から「床仕様、偏心率に応じた低減係数」による評価へ変更し、精密診断法1と計算方法を統一しました。 部分的に重量が重い範囲や、耐震改修によって屋根等を軽量化した場合の重量バランスの変化を、的確に反映させることが可能です。
床・屋根の入力
機能強化
床・屋根配置図の出力
床・屋根の配置図の出力を追加しました。 これにより、必要耐力算出用床面積の計算根拠を、配置図として視覚的に確認できます。 入力単位ごとの範囲で図に出力され、それぞれの範囲の面積や属性が表形式で一覧出力されます。 計算の根拠が明確になるため、入力内容の整合性チェックが大幅に効率化されます。

床・屋根配置図出力
N値計算
これまでオプション機能だったN値計算を標準機能として搭載しました。 出隅の柱を指示するだけで耐震診断計算と同時にN値を求め、算定された柱接合部を見やすく平面図と表に出力します。
N値計算出力
その他のアップデート機能につきましては、順次ホームページや公式noteにてご案内いたします。
新しくなった「HOUSE-DOC Ver.8」をぜひご活用ください。
