構造システムは、建築構造計算および各種構造計算用ソフトウェア(一貫構造計算、耐震診断計算、耐震補強、応力解析、振動解析など)のプログラム開発と販売を行っています。
テキスト形式ファイルの読込み・書き出し機能、多重機能、プロパティ配置リストを一部先行公開、ほか
2026年8月26日
主な追加機能
テキスト形式ファイルの読込み・書き出し機能
入力データのテキスト形式ファイルの読込み・書き出しに対応しました。
適用範囲は、建物データ・計算条件・荷重条件などの計算に関係する入力データです。
これにより、構造モデラー本体を介さず、外部のテキストエディタやMicrosoft Excelを使用して、データの作成・編集・確認を効率的に行えるようになります。
拡張子は、「*.KZME」です。
データをタブ区切りで定義
テキストデータはタブ区切りの形式であり、テキストエディタはもちろん、Microsoft Excelなどの表計算アプリでも開くことができます。
各パラメータは項目ごとに縦方向に整理されており、はりの上端レベルや継手位置、柱やはりの端部接合状態などの設定値を、一括で確認・編集することができます。
また、WinMergeなどのテキスト比較ツールで比較する際も、どこが変わったのか、簡単に確認できます。
サクラエディタで開きTSVモードで表示した場合
Excelで開いた場合
分かりやすいレコード名と項目名
テキストデータは、各レコードごとに、ヘッダ行とデータ行で構成されます。
ヘッダ行にはレコード名と項目名が日本語で記載されているので、そのデータが何を表しているのかを直感的に把握できます。
さらに、ヘッダ行の項目名は、対話形式入力画面の項目名と同じまたは類似しているため、構造モデラーの入力シートや入力ダイアログとの比較や確認を簡単に行うことができます。
対話形式入力での[地震力]の入力
テキスト形式ファイルの地震力のレコード
オンラインに公開されたヘルプとサンプルデータ
テキスト形式ファイルの入出力機能に関するヘルプとサンプルデータをオンラインに公開します。
従来の対話形式ファイルやローカルに閉じたヘルプでは、AIにデータ構成のルールを学習・参照させることが出来ませんでした。
今回、ファイル形式がテキスト化されたことに加え、関連するヘルプおよびサンプルを「オンライン公開」したことで、AIツールによるデータ構造の理解や連携が飛躍的に容易になりました。
ヘルプを見ながら人間が手で打ち込んでいた従来の方法よりも、作業の効率化や省力化が期待できます。
多重起動
構造モデラーおよび計算結果ビューア「NOUT」の多重起動に対応しました。
これにより以下の操作が可能になります。
多重起動可能なソフトウェア数はそれぞれ5つまでです。
多重起動方法
スタートメニューから「構造モデラー シリーズ」を選択する、もしくはデスクトップ等に登録した「構造モデラー シリーズ」のアイコンを選択することで構造モデラーを起動します。
構造モデラーを2つ以上起動した場合に多重起動モードになります。
多重起動した場合、タイトルバーに「起動番号」を表示します。
Revitから構造モデラー+Revit Op.を利用して起動する場合は、最初に起動した構造モデラーのみが連携対象となります。
2台目以降の構造モデラーはRevitから起動・連携できません。
プロパティ配置リストを一部先行公開
配置部材に対して入力されたプロパティを一覧で確認・編集していただけるプロパティの配置リストに対応しました。
これにより以下のことが可能になりました。
配置された部材全てが表示され、一部材に対して一行となっています。
配置リストでは配置されている部材に対しての表示となるので、行の追加・削除は行えません。
直接入力がある箇所は背景色が変わるため、直接入力の有無を一目で確認いただけます。
部材プロパティの配置リストの起動
次のメニューから、部材プロパティの配置リストを起動することができます。
構造プロパティの配置リストの起動
次のメニューから、構造プロパティの配置リストを起動することができます。
先行して、柱とはりについて部材プロパティの配置リストと構造プロパティの配置リストを公開しました。
今後も対応できた部材について順次公開予定です。
部材プロパティ配置リスト(柱)の表示例
その他の機能改良項目
日々、ご利用の皆様の声から以下の機能改良を行いました。
| No. | 分類 | 内容 | 備考 |
|---|---|---|---|
| 1 | 入力 | [CAD下図を開く]コマンドに反転機能を追加 | |
| 2 | 入力 | Sはりのみぞ形鋼に向きを追加 | 横向きに対応。 |
| 3 | 重量計算 | 節点重量計算時の端部接合状態の扱いを追加 | BUS-6での扱いを再現可能にすることで、計算結果の相違を緩和 |
| 4 | 重量計算 | 壁・雑壁の重量の扱いを追加 | 伝達方向や加算方法などを追加。BUS-6との計算結果の相違を緩和 |
| 5 | 重量計算 | スラブ重量の内訳追加 | 小ばりや外周スラブの出による重量を出力 |
| 6 | 重量計算 | Sはり外周スラブの出の扱いを追加 | RC造はりと同様に構造心からはり外面まで指定できるように追加 |
| 7 | 重量計算 | 基礎重量に「略算法」を追加 | 「精算法」との比較検証が可能 |
| 8 | 荷重計算 | 風圧力計算に「考慮しない」を追加 | |
| 9 | 断面計算 | Sはりのみぞ形鋼の断面係数Zの変更 | 向きを考慮した断面係数Zに変更 |
| 10 | 出力 | 図形式ウィンドウの表示設定を維持 | 一度設定した表示設定を以後の操作でも維持し、操作の手間を軽減 |
| 11 | 出力 | 準備計算 節点重量一覧.csvに基礎重量の内訳追加 |
詳しくは公開時のリリースノートをご確認して下さい。