2026年1月20日 [更新]
HOUSE-ST1 Ver.9.5 リリースのお知らせ
このたび、木造軸組工法住宅の許容応力度設計ソフトウェア「HOUSE-ST1」は、ユーザーの皆様から寄せられた切実なご要望にお応えするとともに、2025年改正建築基準法への対応を強化したVer.9.5を無償で提供いたします(2026年2月リリース予定)。
2026年4月以降、新基準での確認申請が本格化する中、HOUSE-ST1 Ver.9.5は、法的な安心と設計業務の大幅な効率化を両立させ、お客様の業務を力強くサポートします。
木造軸組工法住宅の許容応力度設計(2025年版)の変更内容と対応
2.3.2 存在壁量の計算と壁量の検定
表2.3.2.1~表2.3.2.4は、2025年法改正により昭56建告第1100号のみに変更され、表2.3.2.5が追加されました。
2.3.3 壁配置の検定
2025年法改正により、表2.3.3.1の(1)(四分割法)において、準耐力壁等が考慮可能となりました。
表2.3.3.1の(2)(偏心率)は「令46条」が「昭56建告第1100号」へ変更されたが耐力要素に変更はありません。
2.4.1 鉛直構面の剛性と許容せん断耐力の計算
-
(8)大壁仕様の耐力壁の入隅部の納まり
間柱の断面寸法と、間柱から柱に打つ釘の仕様に変更があります。
→設計者が判断して対応する内容となります。
-
(9)階高が高い建築物等における筋かい耐力壁について
筋かい耐力壁について、2017年版では、筋かい耐力壁の高さによる耐力と剛性を低減する計算式でしたが、2025年版では、筋かいの長さが、標準寸法の筋かい長さを超える場合に、長さによる耐力と剛性を低減する計算式に変更されました。
2.4.3 柱頭柱脚接合部の引抜力の計算
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(1)N値計算法に準拠した方法
「引抜力を計算する際の耐力壁等の等価壁倍率が7倍を超えた場合は、実際の等価壁倍率により計算することが追記されました。
2.4.9 土台の曲げとアンカーボルトの引張及びせん断の検定
-
(2)アンカーボルトの引張の検定
①アンカーボルトに丸鋼を用いる場合の必須条件が追加された。
→設計者が判断して対応する内容となります。
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(3)土台の曲げとアンカーボルトの引張の計算を省略できる条件
アンカーボルトのコンクリート基礎への定着長さがM16について変更されました。
3.9.4 筋かい負担水平力による応力割増し等
【解説】において、筋かい負担水平力による応力割増係数についての補足資料等が追加されました。
→対応不要です。
対応一覧表
| 項目 | Ver.9 | Ver.9.5※1 |
|---|---|---|
| 2.3.2 存在壁量の計算と壁量の検定 | ○ | ○ |
|
2.4.1 鉛直構面の剛性と許容せん断耐力の計算 (9)階高が高い建築物等における筋かい耐力壁について |
― | ○ |
| 2.4.3 柱頭柱脚接合部の引抜力の計算 | ○ | ○ |
|
2.4.9 土台の曲げとアンカーボルトの引張及びせん断の検定 (3)土台の曲げとアンカーボルトの引張の計算を省略できる条件 |
― | ○ |
○:対応 ―:未対応または対応対象外
note「構造システム・企画室から」にて詳しく解説
ご要望への対応
四分割法の面積根拠図の出力
Ver.9.5において、四分割法の側端部面積の根拠図を出力します。
令87条の見付面積求積図の出力
Ver.9.5において、許容応力度計算で使用する見付面積の求積図を出力します。
柱の小径等の確認
Ver.9.5において、柱の小径と材質から求めた「その柱が負担できる床面積(負担可能面積※2)」と「柱が負担している床面積(負担面積)」と比較することで、柱の小径の基準への適合性を確認します。
柱の有効細長比の最大値が150 以下であることも確認します。
柱の負担面積根拠図の出力
Ver.9.5において、柱が負担している床面積の範囲を伏図で出力します。
- HOUSE-ST1 Ver.9の「木造軸組工法住宅の許容応力度設計(2025年版)」対応版です。
- 「壁量等の基準(令和7年施行)設計支援ツールの表計算ツール」((公財)日本住宅・木材技術センター)で求め、HOUSE-ST1において入力します。
新機能
3DモデルのCADファイル保存
3DモデルのCADファイル保存形式に、Rhinocerosデータ、STLデータを追加します。