構造システムは、建築構造計算および各種構造計算用ソフトウェア(一貫構造計算、耐震診断計算、耐震補強、応力解析、振動解析など)のプログラム開発と販売を行っています。

構造モデラー+NBUS7 Ver.4 リリースのお知らせ

2024年10月1日

構造モデラー+NBUS7 Ver.4 リリースのお知らせ

RC/SRC/S/CFT造建物の一貫構造計算「構造モデラー+NBUS7 Ver.4」(構造モデラーシリーズ Ver.2.0.0.0) で追加・改善される機能について、ご紹介いたします。
なお、リリース日は2024年10月末を予定しています。

節点同一化

節点(通り心同士の交点)を、直上の層または直下の層の節点と同一化することができます。
これにより、自走式立体駐車場のスロープや傾斜梁などを形状通りに入力、モデル化することができます。

自走式立体駐車場の入力例

自走式立体駐車場の入力例

山形ラーメンの入力例

山形トラスの入力例



シアリンク型鋼材ダンパー

シアリンク型の制振装置の入力を追加しました。
+NBUS7で入力した建物を任意形状立体フレームの弾塑性解析「SNAP」に転送して時刻歴応答解析を行う際にデータの欠落や再入力の必要がなくなるため、作業の効率化が図れます。

※シアリンク型で制振装置を左右に配置する機能はSNAP転送を用いたオイルダンパーなどの配置を想定しています。+NBUS7が対応する制振装置の種別は履歴型ダンパーのみとなりますので支持部の構造モデル生成や重量計算にのみ使用します。

間柱型、シアリンク型(K形、V型)配置型の例

間柱型、シアリンク型(K形、V型)配置型の例



ST-Bridgeインポート

従来はST-Bridge形式ファイルのエクスポート(書き出し)のみ対応していましたが、BIMソフトから書き出されたST-Bridge形式ファイルをインポート(読み込み)して構造モデラーの建物データに変換することもできるようになりました。
多くのBIMソフトと建物データのやり取りができるようになり、構造モデラーシリーズの建物データが設計、企画の分野と繋がります。

構造モデラーシリーズのデータ連携

構造モデラーシリーズのデータ連携



ご意見・ご要望への対応

ユーザーのみなさまから頂いたご意見・ご要望に対して、順次対応を予定しています。
今回のVer.4で対応した機能についてご紹介します。

入力

  • コマンドの可視化・常置
  • コマンド検索の追加
  • 部材の配置コマンドの動作統一
  • 特殊荷重のリスト入力、リスト配置の追加
  • 特殊壁荷重の追加
  • 鉄筋、鉄骨の材料の規定値の入力項目の追加
  • 柱、はりのせん断補強筋径にD19を追加
  • 柱、はり接合部SCSS準拠時のボルト径の指定
  • 加力方向別の剛床解除の追加
  • 二重スラブの積載荷重と仕上の追加
  • 小ばりの割り付けの入力方法の追加

計算

準備計算

  • 剛性計算に考慮する打ち増しの最小寸法の指定の追加
  • 壁付き部材の断面二次モーメントの計算方法の追加
  • スラブ付きはりと見なすスラブの長さの指定の追加
  • 多層にまたがる柱の重量の振り分け方の追加
  • 横補剛間隔の取り方の追加

応力計算

  • 許容応力度計算時における弾塑性解析の荷重分割数の追加
  • 剛性率計算用階高の直接入力の追加
  • 鉛直部材の重心・剛心計算へ考慮するしないの選択肢の追加

断面計算

  • 基礎柱の断面計算の追加
  • 計算ルート1、2時における付着検討時の大地震動に対する安全性確保ための検討
  • 柱軸力に対する直交方向壁板応力の取り扱いの追加
  • 断面計算位置の選択肢の追加

保有計算

  • はり崩壊を考慮した柱の部材種別の計算方法の追加

出力

  • 「入力データ書」と「構造計算書」の重複項目の省略
  • 部材の断面算定結果図の追加
  • 計算内容(断面計算、二次部材計算、基礎計算)ごとに出力形式(詳細出力、簡易出力)の個別指定を追加
  • メッセージ一覧からの計算結果図へのジャンプ
  • 部材のピン接合、ヒンジ、支点のマークサイズの拡大・縮小機能の追加

その他

  • 木造荷重データの読み込み(在来木造の構造計算「HOUSE-ST1」、木造集成材等建築物の一貫構造計算「WOOD-ST」とのデータ連携)
  • 高周波熱錬株式会社「ウルボンSBPD1275/1420」の新評定に対応
  • 北越メタル「UHYフープ」の設計施工指針改定に対応




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