構造システムは、建築構造計算および各種構造計算用ソフトウェア(一貫構造計算、耐震診断計算、耐震補強、応力解析、振動解析など)のプログラム開発と販売を行っています。

補強用増設ブレースの入力

DOC-RC/SRC

補強用増設ブレースの入力

増設ブレースを入力する操作を説明します。


(1) 増設ブレースの登録

  • 入力操作 「耐震診断」⇒「増設部材」⇒「増設壁、ブレース」の「枠付き増設ブレース」で入力します。
  • 増設壁、ブレース

(2) 増設ブレースの配置

  • 増設壁とは異なり、既存壁との2重配置が可能です。
  • 増設ブレースの配置

(3) あと施工アンカーと頭付きスタッドの登録

  • 入力操作 「耐震診断」⇒「増設部材」⇒「頭付きスタッド・接着系アンカーのせん断耐力」で登録します。
  • 接着系アンカーのせん断耐力
    頭付きスタッドのせん断耐力

(4) アンカーと頭付きスタッドの配置

  • 入力操作 「耐震診断」⇒「増設部材」⇒「増設壁接合部の配置」で伏図上の増設ブレース壁をクリックして本数を入力します。
  • 増設部材の結合部

増設ブレースのの計算結果の詳細

  • 出力項目「10.1.3 増設ブレースの終局強度と靭性能」で計算結果出力しています。
    下記の操作で、増設ブレースの計算内容の詳細出力が得られます。
    「耐震診断」⇒「CSV形式ファイルの出力」⇒「終局強度の個別出力」で「部材種別」は「増設ブレース」で出力します。

連スパンの増設ブレースの耐力を直接入力される場合の注意点

  • (2次診断)増設ブレースの耐力直接入力
  • 増設ブレースの耐力を直接入力する場合は、架構全体の耐力を直接入力する方法と各ブレース毎の耐力を入力する方法のいずれかを選択できます。
    架構耐力として、耐力の直接入力を行う場合は、柱のパンチングシア耐力を加力方向から何本まで考慮するかは耐震診断者の判断になります。 文部科学省の「学校施設の耐震補強マニュアル(RC造校舎編2003年改訂版)」P111では、「~安全側に~1本とした方がよい」と記述されています。 このようなことから、増設ブレースの架構耐力の直接入力では、最初のスパンのブレース耐力に「すべての柱の耐力の合計 + ブレース耐力の合計」を入力してください。
    1スパンの場合も、「架構耐力(柱)=PQC+QC」 + 「ブレース耐力」の合計値を入力してください。




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