構造システムは、建築構造計算および各種構造計算用ソフトウェア(一貫構造計算、耐震診断計算、耐震補強、応力解析、振動解析など)のプログラム開発と販売を行っています。

木造集成材等建築物の一貫構造計算 「WOOD-ST」

Ver.2.2

通し接合部、鉛直荷重を考慮した水平荷重時載荷、屋根基準線直接指定、ほか

2025年2月3日

通し接合部

上下階柱間を繋ぐホールダウン金物接合のモデル化に対応しました。

  • はりを跨いで面材や筋交いが取り付く上下の柱の柱脚、柱頭の間に、はりを介さない引張接合部※1が配置できるようになりました。
  • 金物をスプリングとして実状に合ったモデル化で応力解析を行うことができ、生じた応力に対して適切な検定計算が可能です。
  • WOOD-STでは上記の接合箇所を「通し接合部」と呼称しています。

ホールダウン接合部納まり

ホールダウン接合部納まり

WOOD-ST Ver.2.2で可能なモデル化

WOOD-ST Ver.2.2で可能なモデル化

一般的な構造計算ソフトでのモデル化

一般的な構造計算ソフトでのモデル化


入力

通し接合部リスト

柱脚・下階柱頭それぞれの引張剛性と短期許容引張耐力を定義

通し接合部リスト 通し接合部リスト

構造計算書出力

7.9.11.通し接合部詳細表

通し接合部詳細表

計算結果図ウィンドウ表示

応力図

応力図

鉛直荷重を考慮した水平荷重時載荷

通し接合部等、非線形要素を配置した場合、水平荷重時において、鉛直荷重(固定荷重+積載荷重(多雪区域では+0.35 積雪荷重))を載荷した状態から水平荷重を載荷できるようになりました。

屋根基準線直接指定

屋根面の基準線を直接指定できるようになりました。
軒がある屋根の場合に、軒桁から棟まで、軒桁から軒先までの2回に分けずに、1回で入力できるようになりました。

基準線を設定



※「WOOD-ST」は、株式会社構造システムの著作物であり、著作権およびその他の権利は株式会社構造システムに帰属します。

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