構造システムは、建築構造計算および各種構造計算用ソフトウェア(一貫構造計算、耐震診断計算、耐震補強、応力解析、振動解析など)のプログラム開発と販売を行っています。
3D表示、はり範囲指定入力、立体解析で支点の浮き上がり考慮、「HOUSE-ST1」連携、ほか
2011年7月26日
入力
ツールメニューに対応
入力メニューを常時表示しておけるため、入力コマンドをすぐに選択できます。カスタム設定により、使用頻度の高い項目を選択してツリーメニューに表示できます。
ウインドウタブに対応
作業ウィンドウや表入力シートを複数表示している場合、表示切り替えが容易です。
3D表示に対応
部材配置に応じてリアルタイムに画面が更新されます。
表示設定ボタンの追加
入力中データのみ表示
入力するデータ以外の符号などの表示を非表示にします。
はり、壁の線表示
はりや壁を細く表示することにより、軸交点の認識を必要とする操作がわかりやすくなります。
床・小ばり/床構造表示切替
床構造名称と床形状名称・小ばり形状名称の表示切り替えを行います。
スラブ上端レベル、はり上端レベルの設定
各層のはり上端レベルの入力に対応しました。逆ばりや基礎ばりのレベルの設定が容易です。
壁端部(コーナー)筋の配置
2種類までの径に対応しました。
下図の組み合わせから選択して配置することができます。
特殊スラブ荷重の入力/配置
特殊小ばり荷重の配置
任意点追加重量
スラブ上の任意の領域や小ばりへ追加荷重を配置できます。
任意点追加重量は、建物内重量に加算でき、特殊な重量を柔軟に入力できるようになりました。
計算
応力解析
水平荷重時の応力計算に擬似立体解析を追加しました。
立体解析の場合、浮上りを考慮した応力解析を追加しました。
支点拘束
支点拘束を加力方向毎に設定できるようになりました。
加力方向に直交するフレーム上の支点を解除した応力解析などが可能です。
はり端部接合状態
はり端部をピン支持にモデル化できます。
壁量・壁率に算入しない壁の指定
構造上、壁量や壁率計算から除外したい壁がある場合の指定を追加しました。
はり範囲指定の入力
直交ばりと交差し複数本に分割されるはりを一本化して、断面計算を行えます。
はり・壁柱断面計算条件の個別指定
はりは、断面計算に使用するモーメント算定位置やMy計算に考慮するスラブ筋断面積を部材単位で指定できるようになりました。
壁柱は、断面計算に使用するモーメント算定位置や曲げ補強筋を左右端別に詳細設定できるようになりました。
出力
出力条件および出力結果
余白の設定
出力条件に余白の設定を追加しました。
出力ページ書式の設定
出力ページ書式の設定を追加しました。
「改正建築基準法による構造計算書作成の要点と事例」(日本建築防災協会、日本建築構造技術者協会)の事例にあるページ番号表記での出力も可能です。
応力図のカスタマイズ
応力値符号のON/OFFが可能になりました。また、応力図に表示する応力値は「縦置き」「横置き」の選択ができます。
出力条件1
出力条件2
出力条件3
出力指定
計算結果のレイアウト
縦置きやスケール調整を活用することにより、出力枚数を大幅に削減できます。
「横置き」「縦置き」の選択が可能
伏図やフレーム図は、用紙に対して「縦置き」「横置き」の選択ができます。
スケールの調整が可能
伏図やフレーム図は、キープランごとにスケールが調整できます。
寸法線までの長さなどの調整が可能
通り名までの距離や寸法線までの長さ、通り心の出の長さが調整できます。
計算結果ウィンドウ
描画属性設定(個別)
抽出機能を追加しました。
計算結果画面の図を右クリックで指定することにより、その図で使用している描画属性のみを抽出できます。計算結果画面のほか、作業ウィンドウにも対応しています。
ページ番号ジャンプ
指定したページ番号に移動できます。
論理ページ(印字されたページ番号)、通しページ(印刷時のページ番号)から選べます。
関連プログラムとの連携
HOUSE-ST1荷重データ読込み
HOUSE-ST1 Ver.5の計算結果から、節点重量を取り込めます。固定荷重、ラーメン用積載荷重、地震用積載荷重、積雪荷重を任意点追加重量として取り込むことが可能です。
KT-SUB転送データ作成
KT-SUB Ver.2に小ばりとスラブデータを転送する機能を追加しました。転送したい小ばりやスラブを選択し、転送を実行することにより、KT-SUB入力データを自動的に生成します。
スラブは自重、積載荷重を転送します。
小ばりは自重のほか、小ばりが負担する床荷重、積載荷重、特殊荷重による荷重項を自動計算して転送できます。