構造システムは、建築構造計算および各種構造計算用ソフトウェア(一貫構造計算、耐震診断計算、耐震補強、応力解析、振動解析など)のプログラム開発と販売を行っています。
入力、計算機能の強化とモジュール化、「MED-3」ダイレクト連携、ほか
2022年2月24日
操作
サブウィンドウ設定
ツリーウィンドウなどサブウィンドウの表示方法を設定することにより、モデルウィンドウを大きく使うことや、画面領域を有効に利用できます。
節点の検索
節点の検索
モデル図上で節点名を指定して強調表示する機能を追加しました。
節点名称から節点位置をモデル図上で検索できます。
属性表示
モデル図
応力図
属性をプロパティウィンドウで確認できる機能を追加しました。
選択部材の属性をプロパティウィンドウに表示し、モデル図、表入力ではそのまま編集できます。
MED-3連携
MED-3連携を強化しました。
FAP-3ファイルがMED-3データを保持するため、MED-3の入力ファイルを管理する必要がなくなります。
また、FAP-3からダイレクトにMED-3を起動し、FAP-3で開いているデータの断面計算ができます。
MED-3終了後、FAP-3に戻りMED-3で変更した内容が反映されます。
入力
部材分割/結合
はり/柱/トラス部材を指定した数に等分割、または指定した距離で分割します。
分割して生じた新しい節点には自動的に名前が付けられ、 分割する部材に荷重が設定されている場合はその荷重も自動的に分割されます。
また、分割されたはり/柱/トラス部材を結合します。
入力文字数
節点名称など、文字入力の文字数上限を半角8文字から15文字に拡張し、第3、第4水準漢字が使用可能なUnicodeに対応しました。
地名や人名で使用されている環境依存文字や、長い名称を使用可能です。
復元力特性
剛性の変化を設定できる復元力特性を設定できます。
復元力特性は部材端拘束、支点拘束、スプリングに設定でき、ベースプレート、地盤、木造の金物など、より柔軟なモデル化を行うことができます。
スプリング
スプリングモデル図
剛性の変化を設定できる復元力特性を設定できます。
復元力特性は部材端拘束、支点拘束、スプリングに設定でき、ベースプレート、地盤、木造の金物など、より柔軟なモデル化を行うことができます。
層
節点、剛床を指定して層とする入力を追加しました。
層を入力することで、地震力を節点荷重や剛床荷重に自動分配できます。
入力した層は、剛性率・偏心率でも考慮でき、剛性に考慮する鉛直部材を制御できます。
平面フレーム材端接合条件
平面フレーム部材端接合条件に軸、せん断バネを追加しました。
軸、せん断バネを設定するために立体フレームで検討する必要がなくなり、入力の少ない平面フレームで検討を行えます。
計算・出力
地震力自動計算
計算条件
層の入力から各層の地震力を計算し、層に所属している節点、剛床に節点荷重、剛床荷重を自動で設定します。
地震荷重を別途計算し、節点荷重、剛床荷重を入力することなく、地震荷重を考慮できます。
作用荷重図連続出力
荷重図連続出力
入力した荷重図を連続出力する機能を追加しました。
すべての荷重名をビューブロックを含め印刷でき、荷重入力チェックなど、すべての荷重名の荷重図を1回で出力できます。
モジュール化
起動する引数を指定することで、指定したFAP-3の入力ファイルを計算、出力、終了を行い、FAP-3を計算モジュールとして利用できます。
バッチファイル(.bat)や、Windows 11に標準搭載されている業務自動化ツールのPower Automate Desktopが利用できるため、繰り返し命令や、条件分岐命令も利用できます。
計算結果は加工が行いやすいように、プログラムで読むことを前提としたカンマ区切りのテキストファイル(CSV形式)で出力されます。
出力ウィンドウ
出力ウィンドウの機能を強化しました。
現在表示しているページや項目の印刷機能により、印刷時にページ数を直接指定する必要がありません。
出力ウィンドウ上の値は、カンマ区切りのテキストファイル(CSV形式)に出力、クリップボードにコピーができ、Microsoft Excelなどの表計算ソフトやメモ帳などのテキストエディタなどに読み込み、貼り付けて活用することができます。