入力・表示機能
CADのような画面上でのマウス操作により、入力データの編集から解析結果の確認まで、快適かつスピーディーに行えます。

モデルウィンドウ
モデルの確認のほかに、モデル形状や部材の定義情報などの入力、変更、修正作業がCADのように効率よく行えます。また、ウィンドウ上で選択した部材の最大応答値を出力したり、履歴をグラフにするなどの作業が簡単にできます。
グリッドシートウィンドウ
表形式でのデータ入力、変更、修正作業が行えます。
表計算ソフト(Microsoft Excelなど)のように行や列を指定して、さまざまなデータ編集ができます。
表計算ソフトで作成したデータを貼り付けることや、その逆の作業もできます。
メッセージウィンドウ
解析モデル作成や各種解析において、警告、エラーメッセージを表示します。メッセージをダブルクリックすると該当項目のウィンドウが開き、エラー箇所が表示されるので、データ修正が迅速に行えます。
3次元ソリッドモデル表示
入力した解析モデルを3次元ソリッドモデルで表示することができます。マウス操作で簡単に視点を移動することができ、ウォークスルー機能により、さまざまな視点で解析モデルを確認することができます。また、3D表示により、ハンチ、逆ばりの位置、剛域、危険断面位置などを簡単に確認することができます。
プロパティウィンドウ
モデル図、応力図、グラフと連動して、入力データの編集、図形入力、応力・変形の表示、グラフの数値表示などが行えます。モデル入力、データ編集、参照データ確認、入出力結果確認などの作業がモデルを見ながら、直感的に行えます。
ナビゲーションウィンドウ
モデル全体が簡易表示され、モデルウィンドウで詳細表示されている位置を確認できます。また、ウィンドウ上でマウス操作して、モデルを回転することもできます。
多彩な機能で作業を省力化
豊富な表示モード

断面ボリューム表示
モデル図上で断面の形や部材配置を容易に確認できます。
部材の鉄筋や鉄骨形状を表示し、単軸バネモデルの復元力特性種別やひび割れ耐力、降伏耐力も確認できます。
表示モードの組合せ機能で、ワンクリックで表示内容を変更することも可能です。
モデル自動生成機能とデータ読み込み機能
質点系や部材系モデルの新規作成は、ウィザード形式により、順に項目を入力するだけでモデルの雛形を作成できます。
また、BUS-5(RC/SRC/S造建物の一貫構造計算)で生成したデータやCADデータなどを利用することにより入力に費やす時間を大幅に削減できます。
複写機能を使用してデータ入力を効率化
節点・荷重・部材の平行複写、回転複写、対称複写機能によりデータ入力が効率的に行え、スピーディーに解析モデルを作成することができます。
節点のリナンバー機能
節点データは配置後でも名称や順番を簡単に変更することができます。
節点を参照している部材などのデータ修正も自動的に行います。
詳細表示機能
解析モデルをフレーム別や層別に詳細表示できます。
詳細表示したい箇所を、構面位置や表示範囲、任意の平面上やそれらの組み合わせで簡単に登録することもできます。
一般建築物をはじめ、超高層建物のような大きなモデルやアリーナ、プラント施設など、複雑なモデルでもデータ編集が効率よく行えます。
参照データをグリッドシートウィンドウで表示
部材が参照している材料、断面、復元力特性などをグリッドシートウィンドウやプロパティウィンドウで表示できます。参照データの確認や編集が簡単に行えます。
部材分割による節点の生成
部材分割機能を使用すると、部材や部材荷重データの修正をしなくても選択部材の等分割位置に節点を設けることができます。節点の生成後に節点を移動することも簡単にできます。
最近使ったファイルの縮小表示
最近使用したファイル一覧表とファイルを開くダイアログにモデルの縮小画像が表示されます。
開くファイルのモデルを確認しながら選択できます。
解析モデル作成機能
自動モデル化機能により大規模な建物や複雑な建物でも、効率よく構造解析モデルを作成できます。荷重拾いから地震応答解析までを一貫して行えるため、設計変更にも柔軟に対応できます。
部材の属性
- 各部材の断面(形状・配筋)、配置位置から、接合部のモデル化(剛域・仕口パネル)や剛性増大率の自動計算を行います。
- 開口、スリットの有無を考慮したモデル化も行えます。
荷重・質量
- 各部材の断面(形状・配筋)、仕上・被覆重量、積載・積雪荷重から、常時荷重、質量、層せん断力係数、地震力を生成します。
- 凹多角形や片持小ばり・片持スラブなど、多様な床の荷重を扱うことができます。床上の任意位置への雑壁配置や、小ばりやスラブに直接荷重をかけることもできます。

弾塑性モデル
- 各部材の断面(形状・配筋)から、単軸バネモデル・MSモデル・MNモデルを生成します。
- はり・柱・壁・トラスの曲げ・せん断・軸耐力は、2007年版建築物の構造計算技術基準解説書などに基づいて自動計算します。
- 垂壁・腰壁・袖壁を考慮したモデル化も行えます。
自動生成項目一覧
| 部材の属性 | ||
|---|---|---|
| 材料 | ヤング係数、せん断弾性係数、単位容積重量 | |
| 断面性能 | 断面積、せん断用断面積、断面二次モーメント | |
| はり | 接続柱、腰壁属性(高さ・厚さ・配筋)、垂壁属性(高さ・厚さ・配筋)、 付帯スラブ属性(有効幅・厚さ・鉄筋断面積)、剛域、危険断面位置、 剛性増大率、横座屈長さ |
|
| 柱 | 接続はり、袖壁属性(長さ・厚さ・配筋)、剛域、危険断面位置、 剛性増大率、接合条件 |
|
| 壁 | 開口周比、内法長さ、剛性低減係数 | |
| 仕口パネル | 寸法、剛性増大率 | |
| 層 | 層高 | |
| 荷重・質量 | ||
| 常時荷重 | 節点荷重(自重)、部材荷重(自重・積載・積雪荷重)、荷重組合せ | |
| 質量 | 節点質量、剛床重心・質量・回転慣性質量、層質量 | |
| 層せん断力係数 | ||
| 地震力 | 節点荷重、剛床荷重、荷重組合せ | |
| 弾塑性モデル | ||
| はり | 単軸バネモデル(強軸曲げ・強軸せん断・軸・ねじり) | |
| 柱 | 単軸バネモデル(2方向曲げ・2方向せん断・軸・ねじり) | |
| MSSモデル(2方向せん断) | ||
| MNモデル(2方向曲げ) | ||
| MS/Fiberモデル(2方向曲げ・軸) | 鉄筋/鉄骨の復元力特性 | |
| コンクリートの復元力特性 | ||
| 壁 | 単軸バネモデル(強軸曲げ・強軸せん断・軸) | |
| MNモデル(強軸曲げ) | ||
| MS/Fiberモデル(強軸曲げ・軸) | 鉄筋/鉄骨の復元力特性 | |
| コンクリートの復元力特性 | ||
| トラス | 単軸バネモデル(軸) | |
| 仕口パネル | 単軸バネモデル(2方向せん断) | |
| スプリング | 単軸バネモデル(2方向曲げ・2方向せん断・軸・ねじり) | |
| 曲げせん断棒 | 単軸バネモデル(2方向せん断) | |
| 免震支承材 | MSSモデル(2方向せん断) | |
| 単軸バネモデル(軸) | ||
| 免震用履歴型ダンパー | MSSモデル(2方向せん断) | |
| 鋼材/粘弾性ダンパー | 単軸バネモデル(せん断・軸) | |
| 粘性/オイルダンパー | 単軸バネモデル(曲げ・せん断・軸) | |
■:入力データから自動生成 ■:増分解析結果から自動生成 ■:データベースから自動生成
MS:Multi-Spring MSS:Multi-Shear-Spring
自動生成したモデルの確認
入力データと解析モデルを重ねて表示できるので、自動モデル化の結果を一目で確認できます。
解析機能
静的な応力解析、増分解析から動的な応答解析まで行うことができます。
荷重、減衰、免震制振装置、復元力特性の種類が豊富なので、設計から研究までさまざまな解析に応用できます。
静的応力解析
- 荷重(部材荷重や節点荷重など)や強制変位(支点移動、初期ひずみ)を設定した荷重ケースや、それらの組み合わせを作成し、解析することができます。
- 設定により支点の浮上りや部材の塑性化の考慮も可能です。
静的増分解析
- 層ごとに外力分布を設定することにより、荷重増分法による解析ができます。解析は荷重、変位、ベースシア係数による制御が可能です。また、方向ごとの載荷のほか、正負交番や作成した載荷履歴を使用することも可能です。
- 初期解析を事前に行い、その影響を考慮した結果にすることも可能です。
- 解析で得られたQ-δ関係に基づいて、質点系モデル(等価せん断バネモデル、等価曲げせん断棒モデル)を生成することが可能です。
動的応答解析
- 質点系および部材系モデルに対してNewmarkβ法による時刻歴応答解析ができます。P-Δ効果の考慮も可能です。
- 初期解析を事前に行い、その影響を考慮した結果にすることも可能です。
- 地震波の各方向(水平、鉛直、回転)同時入力が可能です。
- 多点入力機能で任意の節点、剛床に加振力や動的強制変位(変位、速度、加速度)を加えた解析も可能です。機械振動、風、地盤や入力地震波に位相差が生じる解析などに応用できます。
その他の計算機能
初期解析
指定により静的増分解析、動的解析を行う前に応力解析を行えます。
また、部材応力/変形の初期値を事前に指定することもできます。
応力解析では、剛性変化の考慮(荷重増分法と収斂計算による)、鉛直方向変位の無視、制振装置の考慮/無視ができます。
固有値解析
指定された次数までの固有値、固有モード、方向別の刺激係数・有効質量を計算します。
また、減衰を含めた複素固有値解析も行うことができます。
偏心率・剛性率計算
弾性時のほか、静的増分解析中の指定されたステップにおいて、塑性化を考慮して算出します。
応答スペクトル
地震波の変位、速度、加速度、エネルギ−応答スペクトルを計算します。
解析モデル一覧
| 部材 | |
|---|---|
| 主架構要素 | はり(弱軸の曲げせん断無視/考慮の指定可能)、柱、トラス、壁 |
| 付加要素 | 床スラブ(面内応力、面外応力を考慮した平面板要素)、仕口パネル、 スプリング、曲げせん断棒 |
| 免震制振装置 | 免震支承材、免震用履歴型ダンパー、鋼材ダンパー、粘弾性ダンパー、 粘性ダンパー、オイルダンパー |
| 節点、支点、材端の仮定条件 | |
| 節点 | 剛床/剛体の設定、複数節点の同一変位設定 |
| 支点 | 自由、固定、半固定、傾斜支点 |
| 材端の仮定条件 | ピン/ローラー接合、剛接合、半剛接合、オフセット、剛域、 危険断面(塑性ヒンジ)位置 |
| 荷重 | |
| 荷重 | 自重、節点荷重、剛床荷重、部材荷重(分布・集中荷重)、面荷重、 等価節点荷重、初期応力/ひずみ、温度応力、強制変位 |
| 減衰 | |
| 減衰 | 質量比例型、剛性比例型※1、Rayleigh減衰※1、モード減衰※2、 部材剛性比例型※1 |
| 復元力特性 | |
| 単軸バネモデル | トリリニア、原点指向、Ramberg-Osgood、武田モデル、座屈モデル、 HDモデル、木造用、地盤用、制振装置用、耐力低下・負勾配モデルなど |
| MSモデル | 鉄筋/鉄骨材料特性、コンクリート材料特性 |
| MSSモデル | バイリニア(すべり支承用は軸力変動考慮可能)、トリリニア、 Ramberg-Osgood、HDモデル |
| MNモデル | 1方向/2方向曲げ、バイリニア、トリリニア |
| ※1: | 剛性は初期剛性と瞬間剛性を選択できます。 |
| ※2: | モード次数に対する減衰定数は、直接指定することと、部材ごとの減衰定数から自動計算することができます。 |

出力機能
解析結果は、数値と図で出力します。個々の部材の履歴、層の最大値、建物のエネルギーの集計など、解析結果の詳細から全容までを分かりやすく出力します。
出力一覧
出力した内容は印刷することができます。図とグラフは、複製して文書などに貼り付けて利用することもできます。
| 固有値解析 | |
|---|---|
| 数値出力 | 固有周期、刺激係数、減衰定数、有効質量比、複素固有値 |
| 固有モード図 | |
| 刺激関数図※3 | |
| 静的応力解析 | |
| 数値出力 | 部材応力、節点変位、支点反力、等価節点荷重 |
| 応力図 | 部材応力、支点反力 |
| 変位図 | 節点変位 |
| 静的増分解析・動的応答解析(最大・最小値および履歴の結果) | |
| 数値出力 | 部材応力・変形・塑性率・ひび割れ/降伏ステップ、 ひずみエネルギー、節点変位・速度※2・加速度※2、支点反力、 不釣り合い力、各層の集計、エネルギーの集計※2、 偏心率・剛性率※1 |
| 応力図 | 部材応力・変形・塑性率・ひび割れ/降伏ステップ、支点反力 |
| 変位図 | 節点変位 |
| 塑性率図 | 塑性率・ひび割れ/降伏ステップ |
| エネルギー図※2 | 入力/運動/減衰/ひずみエネルギー、 部材種別ごとの減衰/ひずみエネルギー |
| 層の最大応答値のグラフ※2 | 層変位・速度※2・加速度※2・荷重、 層間変形・変形角・層せん断力・転倒モーメント、 部材種別の層せん断力 |
| 層のグラフ※1 | 層変位・荷重、層間変形・変形角・層せん断力・転倒モーメント、 部材種別の層せん断力 |
| 部材・節点のグラフ | 部材応力・変形・塑性率、節点変位・速度・加速度、支点反力、 不釣り合い力、ひずみエネルギー |
| 重心・剛心図※1 | |
| アニメーション | 節点変位、ひび割れ/降伏ステップ |
※1:静的増分解析のときのみ出力
※2:動的応答解析のときのみ出力
※3:変位と速度の複素刺激関数表示に対応
応力図
静的増分解析・動的応答解析では、最大/最小の応力に加えて、各ステップの応力を表示することができます。表示する部材種別・応力の成分・応力の位置(危険断面位置/節点位置)を指定できます。図の拡大・縮小・移動・回転から、文字サイズ、小数点以下の桁数や表示するフレーム、ステップ数の変更まで、マウスで簡単に操作できます。また、CADファイルに出力して、編集することもできます。
固有モード図
節点のモード図と、層のモード図を出力できます。各次数のモードを個別に出力することと、重ねることができます。
重心・剛心図
各ステップの重心・剛心位置を解析モデル上に図示します。各層の相違、部材の塑性化による変化を確認することができます。
層のグラフ
層の結果の履歴や層せん断力−層間変形関係をグラフで表示します。グラフから質点系モデル(等価曲げせん断型・等価せん断型)を自動生成することができます。
部材・節点のグラフ
部材・節点の履歴や部材の応力−変形関係などをグラフで表示します。MN関係にMNインタラクションを重ねて表示することもできます。MSモデルの軸バネの応力−変形関係も表示できます。
層の最大応答値のグラフ
層の最大応答値をグラフで表示します。入力地震波が異なる複数の解析結果や設計目標値を重ねて表示することができます。
エネルギー図
入力エネルギーと消費エネルギーの履歴をグラフで表示します。累加して表示することもできます。
一括でグラフを出力
選択データの複数項目の解析結果を一括でグラフ出力でき、効率的に作業を行えます。モデル図だけでなく、応力図からも行えます。
数値出力をCSV形式のファイルで出力
解析結果の数値出力は、文字サイズや出力桁数を変更することができます。節点や部材の最大応答値や履歴結果をCSV形式のファイルに出力して、表計算ソフト(Microsoft Excelなど)で利用することができます。
多点モデルの解析例
風荷重の解析
風荷重の時刻歴データを用いた建物の振動解析ができます。
建物と杭の連成振動
基盤や地盤各層に加わる地震波を杭の各位置にかけることにより建物と地盤の連成振動解析ができます。
新規購入・バージョンアップ価格が通常価格の10%OFF
SNAPシリーズ 新製品・割引キャンペーンを実施。
2012年6月30日まで
