計算機能一覧
| はり・柱・片持ばり | 壁 | |
|---|---|---|
| 算定計算 | 主筋、せん断補強筋を求めます。 | せん断補強筋、開口部補強筋を求めます。 |
| 検定計算1 | 主筋を入力し、存在応力と許容応力の比較を行い、安全性を検討します。また、必要なせん断補強筋を求めます。 | せん断補強筋、開口部補強筋を入力し、存在応力と許容応力の比較を行い、安全性を検討します。 |
| 検定計算2 | 主筋およびせん断補強筋を入力し、存在応力と許容応力の比較を行い、安全性を検討します。 |
| はり・柱・片持ばり | 壁 | |
|---|---|---|
| 鉄筋算定 | 鉄骨断面を入力し、主筋、せん断補強筋を求めます。 | せん断補強筋、開口部補強筋を求めます。 |
| 鉄骨算定 | 主筋、せん断補強筋を入力し、鉄骨板厚を求めます。 | せん断補強筋、開口部補強筋を入力し、存在応力と許容応力の比較を行い、安全性を検討します。 |
| 検定計算1 | 主筋、鉄骨を入力し、存在応力と許容応力の比較を行い、安全性を検討します。また、必要なせん断補強筋を求めます。 | |
| 検定計算2 | 主筋、鉄骨およびせん断補強筋を入力し、存在応力と許容応力の比較を行い、安全性を検討します。 |
| はり・柱・片持ばり | 壁 | |
|---|---|---|
| 算定計算 | 鉄骨幅、せいを入力し、必要な鉄骨板厚を求めます(任意断面を除く)。 | - |
| 検定計算 | 鉄骨断面を入力し、存在応力と許容応力の比較を行い安全性を検討します。 | 鉄骨断面を入力し、存在応力と許容応力の比較を行い、安全性を検討します。 |
| はり・柱・片持ばり | 柱 | ブレース・トラス | |
|---|---|---|---|
| 算定計算/ X方向算定 |
断面幅を入力し、せいを求めます。 | Y方向の寸法を入力し、X方向の寸法を求めます。 | - |
| 算定計算/ Y方向算定 |
X方向の寸法を入力し、Y方向の寸法を求めます。 | ||
| 検定計算 | 断面寸法を入力し、存在応力と許容応力の比較を行い、安全性を検討します。 | ||
木造集成材の算定計算に関しては、はり、片持ばりは「算定計算」、木造集成材柱は「X方向算定計算」「Y方向算定計算」の2種類から選択できます。
木造集成材
使用材料
木造集成材の使用材料は、強度等級(JAS規格による)を指定する方法とひき板による構成を指定する方法があります。ひき板による構成は、最大7層のひき板を指定することができます。また、ひき板による構成を指定した場合、断面計算では平面保持を仮定して各層の応力を計算し、算定計算は最下層のひき板の材料特性を全断面に適用して計算します。
材軸方向の形状
木造集成材の断面形状は、長方形断面を扱います。材軸方向の形状は次の通り選択できます。
| 通直材 |
変断面通直材 |
湾曲材 |
|
|---|---|---|---|
| はり | ○ | ○※ | ○ |
| 柱 | ○ | ○※ | ○ |
| ブレース | ○ | × | × |
| トラス | ○ | × | × |
| 片持ばり | ○ | ○※ | × |
※変断面通直材は、検定計算のみ適用できます。
許容応力度の荷重区分
木造集成材材料データベースの許容応力度の入力について、「長期」「短期」のほかに「中長期」「中短期」を指定することができます。それぞれ、応力の組合せで指定した荷重区分にあわせて使用します。
燃えしろ計算
柱、はりは、昭和62年建告1902号の規定に基づき、燃えしろ計算を行います。燃えしろを除いた残りの断面に生じる長期応力度と短期許容応力度を比較します。燃えしろ計算は、はりまたは柱の断面位置(左端,右端,中央または柱頭,柱脚)ごとに計算の有無を指定できます。
断面形状
断面形状は、以下に示すものに加え、断面データベースに寸法や断面性能等をユーザー自身が登録することにより、組立材等複雑な形状の断面も使用することができます。
ベースプレートは、アンカーボルト本数等各種形状パラメータを直接入力する在来工法に加えて、露出柱脚データベースに登録されている市販の既製品を利用することが可能です。計算は、アンカーボルトとベースプレート下面のコンクリートの軸力と曲げに対する計算、せん断力に対する計算、ベースプレートの面外に対する断面計算(アンカーボルトの引張力に対する算定、コンクリートの圧縮反力に対する計算、リブプレートの溶接長さの計算)などを行います。
RC造
主筋の一部をX形に配筋して、せん断設計に考慮することができます。
| 部材 | 断面形状 |
|---|---|
| はり | 長方形断面を扱います。左端、右端それぞれにハンチの指定ができます。 |
| 片持ばり | |
| 柱 | 長方形、円形断面を扱います。 |
SRC造
鉄骨断面形状は、組立材と厚延形鋼とし、対称なH形とその組合せとします。鉄骨形状が鋼管や角形鋼管、箱形の場合は鋼管コンクリート構造として計算を行います。
| 部材 | 断面形状 |
|---|---|
| はり | コンクリート部は長方形断面を扱います。鉄骨部分はH形鋼や鋼板組立断面を扱います。左端、右端それぞれにハンチの指定ができます。 |
| 片持ばり | |
| 柱 | 長方形、円形断面を扱います。鉄骨部分は十字形、T字形に加え、L字形、箱形、核形、鋼管、鋼管の被覆、充てんなども扱います。 |

S造
断面形状は下図に示す形状を扱い、組立材と厚延形鋼の両方を扱います。
| 部材 | 断面形状 |
|---|---|
| はり | H形、溝形、箱形、軽量C形および断面データベースに登録した任意断面を扱います。左端、右端それぞれにハンチの指定ができます。 |
| 片持ばり | |
| 柱 | H形、箱形、角形鋼管、鋼管に加え、コンクリート充てん角形鋼管、同鋼管、軽量角形鋼管、軽量C形鋼および断面データベースに登録した任意断面を扱います。 |
| ブレース | 丸鋼、平鋼、山形、溝形、H形、鋼管、角形鋼管、軽量角形鋼管、軽量C形鋼および断面データベースに登録した任意断面を扱います。 |
| トラス | H形、箱形、角形鋼管、鋼管および断面データベースに登録した任意断面を扱います。 |

木造集成材
| 部材 | 断面形状 |
|---|---|
| はり | 長方形断面を扱い、通直材、変断面通直材、湾曲材のいずれかを選択することができます。 |
| 柱 | |
| ブレース | 長方形断面の通直材を扱います。 |
| トラス | |
| 片持ばり | 長方形断面を扱い、通直材、変断面通直材のいずれかを選択することができます。 |
材料種別
RC造はり、柱ではストロングフープやウルボンなどの鉄筋材質の使用により、高強度せん断補強筋を扱うことができます。また主筋の一部をX形に配筋して、せん断設計に考慮することも可能です。軽量形鋼SSC400の材質を指定した部材は軽鋼指針により計算を行いますが、地震荷重については適用せず、幅厚比の規定と断面計算部分のみ適用します。ステンレス鋼の許容曲げ応力度は告示により計算します。軸力と曲げの組合せ応力に対する断面計算や幅厚比の制限はステンレス基準の計算によります。
主筋材質、鉄骨材質は以下に示すものが適用できます。加えて、許容応力度データベースに長期、短期許容応力度を登録することができます。登録したコンクリート、鉄筋のデータはRC、SRC造部材、鉄骨のデータはS、SRC造部材の計算条件または個別計算条件の材料指定項目で参照することができます。
| せん断補強筋 | 普通鉄筋、SBPD1275/1420(ウルボン)、KSS785(ストロングフープ、スミフープなど)、KW785(リバーボン785)、SBPDN1275/1420(リバーボン1275)、SHD685(UHYフープ) |
|---|---|
| 主筋 | SD235、SD295、SD345、SD390、SD490、SR235 |
| 鉄筋 | SS400、SS490、SM400、SM490、SM520、STKR400(STK400)、STKR490(STK490)、BCR295、BCP325、BCP235T、SUS13A、SUS304N2A、SSC400 |
応力の組合せ
断面計算用の計算応力は、独立した10個の荷重ケースを扱うことができます。それぞれの計算用応力に対して以下の5種類の属性の中から指定します。
- 鉛直荷重時応力
- 積雪荷重時応力
- 地震荷重時応力(X、Y方向それぞれ正負加力時)
- 風荷重時応力(X、Y方向それぞれ正負加力時)
- その他の荷重時の応力
上記の属性を設定した設計用応力を組み合わせることにより、長期、短期、木造集成材では中長期、中短期までの計10種類の荷重ケースを設定することができます。それぞれの設計用応力の組合せは自由に設定することができます。任意形状立体フレームの弾性応力解析ソフト「FAP-3」(別売)や、任意形状立体フレームの弾塑性解析ソフト「SNAP」(別売)の計算結果を使用する場合には、FAP-3、SNAPにて定義した荷重ケースを組み合わせてひとつの設計用応力として扱うこともできます。また、長期荷重を複数定義することも可能です。
計算方法
- はり部材の断面計算位置は、端部(左端、右端)、中央部、ハンチ始端(またはLo/4の位置)、継ぎ手位置(継ぎ手の指定がある場合)を対象とします。柱部材の断面計算位置は、柱頭、柱脚を対象とします。(木造集成材のはり部材は端部、中央のみを対象とします)
- 柱部材は2軸応力に対する断面計算が可能です。計算条件にて「長期短期共2軸」「長期2軸短期1軸」「長期短期共1軸」のいずれかから選択することができます。X、Y方向の剛域長の差などで断面計算位置が異なる場合は、X、Y方向でそれぞれ定めた断面算定位置で計算します。
- 鋼管コンクリート柱をCFT構造柱として入力した場合は、CFT基準(CFT告示)、CFT指針(社団法人新都市ハウジング協会)のいずれかに従って計算します。
- 壁は無開口または開口のあるものに対しても断面計算を行うことが可能です。開口部の補強筋を算定することもできます。
データ入力
データの入力は、以下の2つの方法により行うことができます。
グリッドシート入力
操作性は一般的な表計算ソフトとかわりません。検索、ソート、コピー、ペースト、削除などといった入力、編集が可能です。Microsoft Excelなどの表計算ソフトを併用することにより、よりスムーズな入力・編集が可能です。
ダイアログ+グリッドシート入力
視覚的にデータおよび形状や位置を確認しながらデータの入力を支援します。逐次マニュアルを参照することなく正確かつ効率的なデータ入力が可能です。
計算結果出力

計算書(計算結果)の出力はグラフィック形式を採用し、計算結果をコンパクトで見やすく出力します。カラー表現もでき、計算結果の要点を容易に確認できます。出力形式は帳票出力とダイジェスト出力の2種類から選択することができます。また、RC造はり部材は3断面(左端、中央、右端)、5断面(左端、ハンチ、中央、ハンチ、右端)、SRC・S造はり部材は7断面(左端、ハンチ、継手、中央、継手、ハンチ、右端)までの出力を選択することができます。検定計算2では、「国土交通省告示第817号第4別記第5様式」に準じた断面検定比図を出力することができます。
準拠基準
- 建築構造に関わる法令
- 国土交通省住宅局建築指導課、日本建築センター他編集
「2001年度建築物の構造関係技術基準解説書」 - 日本建築学会
「鉄筋コンクリート構造設計規準・同解説 1991年、1999年改」 - 日本建築学会
「鉄骨鉄筋コンクリート構造設計規準・同解説 2001年改」 - 日本建築学会
「鋼構造設計規準・同解説 2005年改」 - 日本建築学会
「鋼構造塑性設計指針」 - 日本建築学会
「軽鋼構造設計施工指針・同解説1985年版」 - 日本建築学会
「木質構造設計規準・同解説−許容応力度・許容耐力設計法−2002年改」 - 日本建築士事務所協会連合会
「X形配筋部材の設計と施工」 - ステンレス建築構造設計基準作成委員会編集
「ステンレス建築構造設計基準・同解説」 - 日本建築センター
「大断面木造建築物設計施工マニュアル」


