木造住宅の耐震診断・耐震補強計算
HOUSE-DOC
「2012年改訂版 木造住宅の耐震診断と補強方法」に準拠
一般財団法人 日本建築防災協会 木造住宅耐震診断プログラム評価[P評価10-改3-W]
HOUSE-DOCの機能を組み合わせ、早く正確に入力するテクニックを入力から出力までの動画と共に紹介
します。
調査シートの読み取り→データの補足入力→1F部材の入力→2F、RF部材の入力→計算の順序で行います。
調査シートの読み取り
あらかじめHOUSE-DOCの調査シートを印刷して用いています。
- HOUSE-DOCの調査シートを印刷します
- 記入した調査シートをスキャナーで読み取り、jpeg形式で保存します
調査シートは、[ファイル]メニューの[調査シートの印刷]から印刷でき、現状調査に持参して記載されている項目を記入すれば、入力に必要な項目が全て揃います。建物を入力する際、記入した調査シートを読み取ると、入力がより素早く正確に行えます。
部材の入力
平図面の調査シートを読み取ることで、柱、壁の位置を入力できます。
建物概要の入力
建物概要、劣化度の調査シートを読み取ることで、入力できます。手書き文字の部分は、補足して入力します。
1F部材の入力
平図面の調査シートから読み取った柱、壁の位置を元にして部材を入力していきます。
柱の入力
在来軸組構法の耐震診断では柱は計算に必要ありませんので、柱寸法は既定値としています。
工法リストの設定
壁の入力をしやすくするために、壁の軸組や仕上げのプルダウンリストの一覧に使用する工法のみが表示されるように工法リストを設定します。設定しなくても入力できますが、使用しない工法を非表示にしておくと、壁の入力時にプルダウンリストの選択がしやすくなります。
壁の入力
作業ウィンドウに壁リスト、工法リストが表示されますので、確認しながら入力が行えます。
-外壁
仕様は配置後でも容易に変更ができますので、調査シートから読み取った外壁の仕様を変更します。壁は柱位置で自動的に分割されますので、一度に配置できます。柱間ごとに入力する必要はありません。
-内壁
壁の仕様を変更して、外壁と同様に入力します。
-筋かい
変更モードを利用して、配置した外壁の軸組の仕様を変更します。変更モードでは、指定した項目のみの変更ができます。軸組のみ指定すれば、壁をクリックするだけで複数の壁の軸組のみを変更できます。
開口の入力
簡単に掃き出し開口、窓型開口を入力できます。
床・屋根の入力
床と同様に土間や階段も入力します。
2F、RF部材の入力
2Fは1Fと同様に、平面図の調査シートから読み取った部材位置を元に入力します。3F入力時は、作業ウィンドウに表示されている下階を下図にして指定します。
3F 下階下図表示
[表示]メニューの[下図表示]パネルの各コマンドを実行すると、表示する下図を変更することができます。
計算
計算に必要な項目以外は入力しなくても計算実行できますので、[一般診断]メニューの[計算実行]を選択するだけで評点を確認できます。在来軸組構法、枠組壁工法の診断であれば柱の入力も必要ありません。耐震診断書の出力は、[一般診断]メニューの[結果表示]を選択するだけです。
※「HOUSE-DOC」は、株式会社構造システムの著作物であり、著作権およびその他の権利は株式会社構造システムに帰属します。
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