「はり打ち増し寸法(RC、SRC)」を重量と剛性に考慮
DB6.8.1.4(DB6.8.0.4)より
BUSシリーズ製品にて「はり打ち増し寸法(RC、SRC)」を「BUS-6」、「BUS-5」、「BUS-COST」、「BUS-基礎構造」※ の重量、部材剛性に考慮できるようになりました。
はり打ち増し部を重量、部材剛性に考慮する場合は、「モデル化条件」入力データの「はり打ち増しの重量・剛性の考慮」入力項目で設定してください。
はり打ち増し部を重量、部材剛性に考慮する場合は、「モデル化条件」入力データの「はり打ち増しの重量・剛性の考慮」入力項目で設定してください。
※ 「DOC-RC/SRC」、「DOC-S」、「DOC-3次診断」は後日対応の予定です。
① 「モデル化条件-共通」入力ダイアログ
「モデル化条件」入力ダイアログに「RC、SRC造はり打ち増しの取り扱い」を追加しました。

② 「はり打ち増し寸法」入力ダイアログ
「はり打ち増し寸法」入力ダイアログに「モデル化条件」入力ダイアログを開くボタンを追加しました。
はり打ち増し寸法の入力対象となるはり部材は、RC造、SRC造です。

③ はり打ち増し寸法を入力したときの長さの扱い
表中の対象製品欄が「BUS-6/BUS-5シリーズ共通」のものはBUSシリーズ製品共通の仕様です。
記載ない項目には考慮されません。
「はり打ち増し寸法」の入力があるときの取り扱いはつぎのとおりです。
「はり打ち増し寸法」の入力があり、「モデル化条件」ではり打ち増し寸法を重量と剛性に考慮するとした場合の取り扱いはつぎのとおりです。
④ 重量計算への考慮
「モデル化条件」ではり打ち増し寸法を重量と剛性に考慮するとした場合の重量の扱いはつぎのとおり考慮します。
記載ない項目には考慮されません。
⑤ 剛性計算への考慮
はりの剛性増大率
「モデル化条件」ではり打ち増し寸法を重量と剛性に考慮するとした場合の曲げ剛性増大率(φM)を算定します。
⑥ 「はり打ち増し寸法」出力例
I-1.2 略伏図
I-1.2.1 はり・柱・床・片持ばり・片持スラブ・ベースプレート配置


I-1.3 略軸組図
I-1.3.1 壁開口配置、逆ばり配置


「モデル化条件」入力ダイアログに「RC、SRC造はり打ち増しの取り扱い」を追加しました。

入力項目 | 説明 | 省略時の値 |
RC、SRC造はり打ち増しの重量・剛性の考慮 | はりの打ち増し寸法を考慮して、重量計算、剛性増大率計算を行うかの指定をします。 「重量・剛性に考慮する」「重量・剛性に考慮しない」のいずれか |
重量・剛性に考慮する※ |
※BUS-5(DB6.7.0.6)以前の入力データを開いた場合は、「重量・剛性に考慮しない」に設定されます。
② 「はり打ち増し寸法」入力ダイアログ
「はり打ち増し寸法」入力ダイアログに「モデル化条件」入力ダイアログを開くボタンを追加しました。
はり打ち増し寸法の入力対象となるはり部材は、RC造、SRC造です。

③ はり打ち増し寸法を入力したときの長さの扱い
表中の対象製品欄が「BUS-6/BUS-5シリーズ共通」のものはBUSシリーズ製品共通の仕様です。
記載ない項目には考慮されません。
「はり打ち増し寸法」の入力があるときの取り扱いはつぎのとおりです。
項目 | 取り扱い | 対象製品 |
布基礎、べた基礎の数量計算 | 布基礎およびべた基礎のコンクリート量および型枠面積時に考慮する基礎ばり幅に打ち増しを考慮します。 | BUS-基礎構造 BUS-COST |
布基礎の寄り寸法 | 布基礎の寄り寸法において、寄りタイプが「はり心と布基礎心との距離」であり、該当するはりに対してはりの寄り寸法とはり打ち増し寸法が入力されている場合、布基礎の偏心量ははりの打ち増しを考慮した偏心量になります。 | BUS-6/BUS-5シリーズ共通※ |
「はり打ち増し寸法」の入力があり、「モデル化条件」ではり打ち増し寸法を重量と剛性に考慮するとした場合の取り扱いはつぎのとおりです。
項目 | 取り扱い | 対象製品 |
はり剛域長さ | はり剛域の入り長さの計算に用いるはりせいは、打ち増し寸法による高さを考慮します。 | BUS-6/BUS-5シリーズ共通※ |
柱剛域長さ | 柱剛域計算に用いるはりフェース位置は打ち増し寸法を考慮した位置とします。 | BUS-6/BUS-5シリーズ共通※ |
壁開口 | 壁開口位置は、はり打ち増し寸法の入力を考慮しない状態のはり断面寸法で設定します。 | BUS-6/BUS-5シリーズ共通※ |
壁スリット幅 | はり際のスリット位置は、はり打ち増し寸法を考慮したはり面からスリットがあるものとして計算を行います。 | BUS-6/BUS-5シリーズ共通※ |
柱危険断面位置 | 保有水平耐力計算時の柱危険断面位置となるはり面は、はり打ち増し寸法を考慮した位置とします。 | BUS-6/BUS-5シリーズ共通※ |
基礎計算用軸力の再分配、基礎ばりの剛性を考慮した沈下量 | はりの剛性には曲げに対する剛性増大率(スラブによる曲げに対する剛性増大率、壁による曲げに対する剛性増大率)を考慮しますが、モデル化条件において「はり打ち増しを重量・剛性に考慮する」に設定されている場合、壁による曲げに対する剛性増大率には、はりの打ち増しによる剛性増大率が含まれます。 | BUS-基礎構造 |
※「DOC-RC/SRC」、「DOC-S」、「DOC-3次診断」は後日対応の予定です。
④ 重量計算への考慮
「モデル化条件」ではり打ち増し寸法を重量と剛性に考慮するとした場合の重量の扱いはつぎのとおり考慮します。
記載ない項目には考慮されません。
部位別 | 取り扱い | 対象製品 |
はり自重 | はり部材の自重計算では、はり断面寸法は打ち増し分を加算した寸法を用いて計算します。 | BUS-6/BUS-5シリーズ共通※ |
スラブ重量 | はりの外側になる部分の指定が「はり幅の1/2」の時は、打ち増し寸法をスラブの出長さに加算します。ただし、スラブ重量には考慮しません。 | BUS-6/BUS-5シリーズ共通※ |
壁重量 | 壁と打ち増し部分が重なる範囲の重量控除は行いません。 | BUS-6/BUS-5シリーズ共通※ |
基礎重量 | 基礎重量計算条件の基礎柱・基礎ばり重複分の控除を「控除する」とした場合、基礎重量算定範囲内に含まれる基礎ばり体積計算時のはり寸法に打ち増し寸法を考慮します。 | BUS-6/BUS-5シリーズ共通※ |
※「DOC-RC/SRC」、「DOC-S」、「DOC-3次診断」は後日対応の予定です。
⑤ 剛性計算への考慮
はりの剛性増大率
「モデル化条件」ではり打ち増し寸法を重量と剛性に考慮するとした場合の曲げ剛性増大率(φM)を算定します。
⑥ 「はり打ち増し寸法」出力例
I-1.2 略伏図
I-1.2.1 はり・柱・床・片持ばり・片持スラブ・ベースプレート配置


I-1.3 略軸組図
I-1.3.1 壁開口配置、逆ばり配置


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