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SNAPは任意形状構造物の質点系・部材系レベルでの弾塑性動的応答解析、静的応力解析、増分解析をおこないます。
超高層建物・制振構造・免震構造建物の地震応答解析、多点入力による風荷重や建物と杭の連成振動解析など、各種構造物の設計に加えて、伝統的構法による木造建築物の性能確認・設計にも対応します。
一貫構造計算ソフト「BUS-6」で入力した建物形状データ(柱・はり・壁の断面と配置、床組など)と、応力計算結果や保有水平耐力計算結果から作成した復元力特性・部材系モデルを「SNAP」の入力データとして転送できるので、地震応答解析などが容易で、設計の質を深めることができます。
BUS-6や耐震診断ソフト(DOC-S、DOC-3次診断)で計算した荷重や解析モデルを転送し、BUS-6で許容応力度設計を行った高層建物や免震・制振建物を動的解析する、耐震診断ソフトで耐震補強を行った建物の補強設計を確認する、など広くデータが活用できます。
解析を行う構造物の規模・データに制限はなく、マルチコアCPUを活用して同時に16ケースの解析を実行でき、MSモデル・MNモデルを含んだモデル作成や解析、複雑な構造物の動的性能の検証など、データ入力から解析結果の表示・出力までを高速に行います。
弾塑性モデルとして単軸バネモデル、MNモデル、MSモデル、ファイバーモデルと多くのモデルが用意されており、検討する目的に合わせて軸力の変動や負勾配を考慮した復元力特性も選択できます。
製品と共に提供するデータベースには多くの免震支承材・免震用ダンパー・粘弾性ダンパー・粘性/オイルダンパー・鋼材/摩擦ダンパーなどの設定数値が登録されています。
登録されている製品では、メーカー・製品・型番などを指定するだけで各種数値が簡単に設定できます。
建物全体の振動性状を把握しやすい質点系、各部材の動的性状を確認できる部材系の弾塑性動的応答解析だけではなく、質点系と部材系が混在したモデルの弾塑性動的応答解析ができるので、焦点を絞った検討・確認・設計業務を短時間で効率よく進めることが出来ます。
視覚的に解析結果を確認できる表示形式と出力機能や、選択データの複数項目の解析結果を一括でグラフ出力し結果の整理を支援する機能も充実しています。
モデル図だけでなく、応力図からも指定が行え、出力する項目を登録することもできます。
※「SNAP」「SNAP LE」「SNAP-S」は、株式会社構造システムの著作物であり、それぞれにかかる著作権およびその他の権利は株式会社構造システムに帰属します。