・ BUSシリーズ連携で基礎との一体解析や図面作成も簡単
・ 保有水平耐力計算の高速化
・ 一貫構造計算の建物データ・計算結果の活用
・ BIMとの連携で高度な設計や各種検討が簡単
・ 複雑な平面計画も任意軸で悩まず入力
・ 直感的な入力操作と3Dモデル表示による確認
・ 設計条件を変えた結果を保存し比較表示で確認
・ 検討書・資料作成も簡単
BUS-6 は、建築基準法、各種基・規準類に準拠し構造設計をトータルにサポートする一貫構造計算ソフトです。
優れた入出力インターフェイスで上部構造と杭・地盤を含む基礎構造との一体解析や、図面作成・耐震診断機能などのBUSシリーズ製品 との充実したシームレスな連携機能は設計や検証を支援します。
マルチスレッド処理により、各加力方向の保有水平耐力計算を並列で行うことができるため、大規模な建物でも短時間で解析できます。
解析時間 (建物形状や構造種別、計算条件により、解析時間は異なります。)

計測に用いたパソコン CPU:Core i7-6700K、HDD:SSD、RAM:32GB
※ 快適にご利用いただくために、より高スペックのプロセッサを搭載したコンピュータ、並びにより多くのメモリー
搭載(16GB を推奨)をおすすめします。

一貫構造計算ソフト「BUS-6」で入力した建物形状データ(柱・はり・壁の断面と配置、床組など)と計算結果から質点系・部材系モデルを自動的に作成し、任意形状立体フレームの弾塑性解析ソフト「SNAP」の入力データとして転送をおこない、高層建物や免震・制振建物の動的解析ができます。
さらに、耐震診断ソフト(DOC-S、DOC-3次診断)で計算した荷重や解析モデルの転送ができ、制震部材による補強設計検討が手軽にできます。
BIM(Building Information Modeling)ソフトウェアへの対応として、Autodesk Revit®とBUS-6の間で建物データの共有を可能にするオプション「+Revit Op.」を提供しています。
その他に、ST-Bridge※、IFC※形式により BIMソフトウェアへデータを転送することができ、構造計算用に作成した 建物形状データを施工図作成・積算業務などに有効に活用できます。
※ ST-Bridgeとは、(一社)buildingSMART Japanの構造設計小委員会にて策定されている日本国内の建築構造分野での情報交換のための標準フォーマットです。
※ IFCとは、建設業界の各種ソフトウェア・アプリケーション間のデータ共有化と、その相互運用を可能にするため、buildingSMART Internationalによって定義されたフォーマットです。
平面上のグリッドフリーに近い機能を実現する任意軸(他の軸と交差できる)と呼ぶ第3の通りを設定することで複雑な平面の建物形状も設計図のままに入力でき、モデル化に関する悩みから解放されます。
意匠寸法と部材の寄り寸法から構造スパンや構造階高を自動計算することもできます。
さらにS造建物のブレース形状を正確かつ自動的にモデル化することができ実際の形状に合わせた解析が行えます。

データの入力は直感的なマウス操作を中心とした対話形式と、効率のよい入力が可能なテキスト形式による入力形式を選択できます。入力したデータの確認は3Dモデル表示機能などで判りやすく、ケアレスミスを防ぎます。
複数の計画案を比較・検討する場合や、設計の最適化に役立つ機能として、入力データを変更した計算結果を複数保存(最大10件まで)できます。構造計算書の形式で表示する計算結果画面を、縦または横に2分割して2ケース同時表示できます。
画面スクロールはシンクロするので効率よく比較できます。
入力データや各種計算結果の図や表をCADソフトやMicrosoft Excel、Microsoft Wordなどへ貼り付けることができますので、計画案の比較資料の作成や設計図書の提出・纏めなどにも威力を発揮します。
各機能を下記からご覧ください。
建物データを共有するBUSシリーズ共通の操作・建物規模・形状などの特長 | ||||
モデル化 | 一次設計 | 二次設計 | 出力 | BIM連携 |
データ転送機能 | 使用材料 | 準拠基・規準など | 安心のサポート | 機能追加状況 |
BUS-6がその品質を継承している ABUS-5 は下記の様に(一財)日本建築センターで性能評価を受け、2016年6月に大臣認定を取得しました。
ABUS-5 は円滑な運用ができる環境が整うまで公開を控えさせていただいています。
大臣認定番号 | (一財)日本建築センター 性能評価番号 | ||
RC造建物用 | ABUS-5/RC | SPRG-0007-1 | BCJ基評-KP0007-01 |
S造建物用 | ABUS-5/S | SPRG-0008-1 | BCJ基評-KP0008-01 |
任意軸と豊富な自動モデル化機能

建物形状の入力では任意軸による不整形な形状の入力や、任意軸を含む複雑な床、床組の配置が簡単で、多層・多スパンにまたがるブレースや、はりや柱と交差して配置できる任意配置ブレースも扱います。
耐力壁は壁エレメントまたはブレースで置換します。

開口の有無や配置状態を判断し耐力壁とならない場合は開口位置などを考慮し壁周辺部材の剛性や剛域などフレーム置換によるモデル化を上図のように自動的に行います。
壁には最大6個の開口を配置でき、その開口タイプとして完全スリットまたは部分スリットを配置することができます。

逆ばりがある場合、はり部材とスラブ上端の距離を入力すると、剛域を考慮した解析モデルが右図のように自動的に作成されます。
S造の場合、柱・はり接合部をパネルゾーンとしてモデル化し、せん断変形、耐力を考慮した解析や、剛床解除の建物などにもはりの水平方向の軸剛性を考慮することができます。
また、剛床解除節点に取り付く床面の水平ブレースの剛性を考慮できます。
節点自動生成機能
K形、V形ブレース、マンサード形ブレースなど、中間節点が必要なタイプも指定により自動的に節点を作成し、ブレース形状を正確にモデル化することができ実際の形状に合わせた解析が行えます。
また、S造柱脚部にベースプレートを配置すると地中ばり上端に節点を自動生成し、形状に忠実なモデル化ができます。

さらにベースプレートから上方へブレースの取り付き位置を移動することも出来ます。
根巻き柱脚はベースプレート位置と根巻き頂部にも節点を生成します。
ダミー部材(ダミー柱、ダミーはり)とダミー階
実際には存在せず、荷重拾いや解析上は考慮しない「はり」や「柱」を、ダミー部材として「壁」「床部材」などの部材配置用に設定できます。
スキップフロアや床のない中間層など階として扱いたくない層がある場合は、「ダミー階」として指定することで建物をモデル化できます。
応力解析は入力形状通り行い、ダミー階の出力をマスクすることや、偏心率、剛性率、層間変形角などの出力結果を補正することが可能です。また、偏心率算定時には「ダミー階」に属する節点荷重の上下階への振り分け方法など補正に必要な各機能も用意しています。
※建物形状により、別途補足の検討が必要になる場合があります。
はり増し打ち、鉄筋などによる剛性増大率
はりの曲げ剛性増大率ではRC/SRC造の床スラブの協力幅、S造では合成ばり効果を考慮した剛性増大率、の自動計算を行い、はりの増し打ちがある場合では荷重・剛性増大率の自動計算機能があり、剛域、危険断面位置の計算にも考慮できます。
SRC柱やCFT柱では、内蔵鉄骨や充填コンクリートによる剛性増大率を自動計算します。
さらに柱・はり部材の剛性増大率に鉄筋を考慮することが出来ます。
準備計算
荷重計算、風による吹き上げの考慮
建物形状、柱・はり・壁(雑壁を含む)などの部材寸法、積載荷重などから、柱軸力、はりCMQ、土圧などによる柱のCMQ、片持ばりのMQ、層ごとの重量などを計算します。
地震力、風荷重、積雪荷重は計算条件の設定により自動計算します。
建物固有周期、地震時層せん断力係数、用途係数、風力係数などを直接入力することもできます。
風荷重は壁面と屋根の吹き上げ、吹き下ろし荷重も考慮します。
基礎重量を浮上り抵抗重量に考慮
基礎形状を配置すると基礎重量の計算、べた基礎や布基礎で地盤反力により基礎ばりに生じるCMQの計算を行い、基礎フーチング重量は浮上り抵抗重量として考慮できます。
また、BUS-基礎構造(別売)を併用すると指定により杭の引き抜き抵抗力を算出し、浮上がり抵抗重量として考慮できます。
応力計算
計算ルートと自動判別
計算ルートは、RC/SRC造ではルート1、2-1、2-2、3を、S造ではルート1-1、1-2、2、3を扱います。
RC/SRC造ではルート判定用の柱量・壁量、層間変形角、剛性率、偏心率、の計算を行い、自動的に計算ルートの判別を行います。
S造建物では、はり横補剛、露出柱脚保有耐力接合、露出柱脚基礎コンクリート破断の防止、冷間成形角形鋼管の柱はり耐力比を考慮した計算ルートを判定し、結果を表形式で出力します。
自動的にルートの判別を行うほか、入力によりX、Y方向別にルートを指定できます。
不整形な建物でも正確な応力
立体フレーム解析、擬似立体フレーム解析を選択できます。
斜め柱、下階柱抜け、中折れフレームを持つ不整形な建物では、立体フレーム解析で正確な応力が求まります。
任意軸を設定して立体フレーム解析を行うことで、より複雑な形状の建物の入力と解析が行えます。
ひび割れ考慮や杭頭曲げモーメント考慮の応力解析
地震力による計算において、復元力特性を設定し、ひび割れによる剛性低下を考慮した非線形解析を行うことができます。
BUS-基礎構造(別売)を併用すると杭頭曲げモーメントを算定してBUS-6で考慮することや、上部構造と杭を一体とした解析や杭頭接合部の復元力特性を考慮した非線形解析ができます。
また上部構造と切り離した基礎ばりのみの応力解析モデルを指定でき、杭頭曲げモーメントを処理できます。
断面計算
断面計算、NG部材の対応、算定計算の便利機能
許容応力度を求め、はり、柱(2軸応力にも対応)、耐力壁、壁面ブレース、床面ブレース、ベースプレート柱脚の断面検定計算を行います。
S造はりは、指定により軸力と弱軸方向(面外方向)を含む2軸曲げを考慮した断面計算も行います。
CFT柱(SRC造充填タイプの鋼管コンクリート構造)では、CFT告示、新都市ハウジング協会指針に対応した計算を行います。
NG部材がある場合、検定計算に加えてRC/SRC造の断面計算では満足する配筋を検討する算定計算機能が用意されています。
RC/SRC/S部材の検定計算では、グループ分けした部材の最大検定比の計算を行います。
RC/SRC部材の算定計算では、部材の符号でグループ分けして必要な鉄筋本数や鉄骨板厚を求めることができます。
断面リストをまとめる場合はこのグループの算定計算結果から配筋データをはり符号、柱符号毎の配筋として保存することができ大変便利です。
応力の割増、断面計算位置
断面計算に用いる応力は自動的に法規に規定された割増を行いますが、割増を指定することもできます。
断面計算位置は、柱の柱頭と柱脚、はりの端部と中央に加えて、RC部材ではうちのりスパンの1/4の点またはハンチ始端位置、SRC/S部材ではハンチ始端位置と継手位置とします。
端部断面計算位置は、長期・短期荷重時毎に軸心、フェイス、剛域端を指定できます。

偏心率、剛性率、層間変形角の計算
雑壁も考慮できる偏心率・剛性率
主剛床について偏心率、剛性率の計算を行い、建物の剛性バランスの確認を行います。
フレーム面内の雑壁はもちろん、フレーム面外の雑壁も、偏心率や剛性率に考慮することができます。
偏心率計算は3種類の方法から選択することができ、不整形な平面形状でも精度高く建物の偏心率を求めることができます。
層間変形角
層間変形角は各層の各床上端間距離を用いて各層の柱の主軸方向ごとに計算し、その最大値を用いてルート判定、剛性率を計算します。
S造建物の床などのように、はり、スラブ上端高さが異なる場合は、その補正ができます。
保有水平耐力計算
解析モデル
立体フレーム解析・擬似立体フレーム解析・平面フレーム解析について下表のMNモデル、MSモデルから選択できます。
各MS(マルチスプリング)モデルでは、直接入力によりMNモデルを混在させることもできます。
BUS-基礎構造(別売)と併用する場合、杭を考慮した杭一体立体モデルとして解析ができます。
① 立体フレーム解析 | 立体MSモデル 立体並進MSモデル 立体MNモデル 立体並進MNモデル |
② 擬似立体フレーム解析 | 擬似立体MSモデル 擬似立体並進MSモデル 擬似立体MNモデル 擬似立体並進MNモデル |
③ 平面フレーム解析 | 平面MSモデル 平面MNモデル |
④ 節点振り分け法 | フレーム:節点振り分け法 壁:仮想仕事法 |
MSモデル:曲げ耐力はMSモデルにより求めます。
MNモデル:曲げ耐力はM-N曲線により求めます。
部材の塑性化モデルと外力分布

部材の塑性化モデル
はり、柱部材の剛域と危険断面位置は別々にモデル化できます。
右図にはり、柱部材の塑性化モデルとRC袖壁付柱のMSモデルを示します。
一次設計で用いたAi分布から求めた外力分布に比例する増分荷重を与えて解析します。
外力分布形はQun分布の指定や直接指定することもできます。
冷間成形角形鋼管の扱い
柱に冷間成形角形鋼管を使用した場合には、指定により、通常の保有水平耐力計算と、局部崩壊層の判定による柱耐力低減を行った保有水平耐力計算の両方を一度に検討できます。
保有水平耐力計算の終了条件
保有水平耐力時とDs算定時についてそれぞれの終了条件を設定することができます。
終了条件は、必要保有水平耐力に達した時点や、指定した層間変形角に達した時点、脆性破壊発生時、アンカーボルトの伸び能力がない露出柱脚にヒンジが発生した時、などの細かな設定を行うことができます。
塑性化の判定
解析モデルに増分荷重を与えて応力解析を行い、材端応力を求めます。次いで部材の塑性化モデルに示す柱・はり・壁の塑性化を考慮したモデルにより応力と耐力を比較します。解析に伴い、曲げひび割れやせん断ひび割れによる剛性低下を指定できます。特に鉛直部材にMSバネを用いたモデルは、軸力とモーメントの増大による曲げ剛性の低下を適切に評価できます。
部材種別の判定
崩壊メカニズム時応力を用いて部材種別を判定します。
RC造部材では、付着割裂を考慮した判定を行います。
S造部材では、保有耐力横補剛の確認、仕口部・継手部の保有耐力接合を考慮した判定を行います。
部材種別は直接入力することもできます。
建物形状・計算結果は図やグラフなど様々な表現で確認できます。
効率的作業を後押しする見やすい出力に加え、入力データ・計算結果の図や表をCADソフトやMicrosoft Excel、MicrosoftWordなどにクリップボード経由で貼り付けることができ、提案書・比較検討書作成・設計図書のまとめなどの二次的利用が簡単にできます。
準備計算結果図・重心・剛心図の表示
準備計算結果から節点重量、荷重項、剛域長さ、危険断面位置、剛性増大率をフレーム図、伏図の状態で表示します。
架構形状を重ねて表示でき、剛域、危険断面位置の確認が容易です。
また、各階の重心、剛心位置を伏図に表示します。
![]() 準備計算結果図 |
![]() 重心、剛心図 |
応力図・変位図の表示
許容応力度計算、保有水平耐力計算の応力図、変位図を荷重ケース別にアイソメ図、フレーム図、伏図で表示します。
![]() 応力図 |
![]() 変位図 |
断面算定・検定比図の表示
断面計算の計算結果をフレーム図、伏図で表示します。
算定計算結果では、求まった鉄筋本数を確認できます。
検定計算結果では、検定比の表示や応力度比による色分け表示もできます。
終局時計算結果図・荷重-変位図・Qu-Qun図の表示
保有水平耐力計算結果から部材応力、部材終局強度、ヒンジ図、終局時機構図、部材塑性率、部材余裕率、部材種別などをフレーム図、伏図で表示し、各計算ステップの変位とせん断力をグラフで表示します。保有水平耐力時とDs算定時のそれぞれを表示できます。
保有水平耐力(Qu)と必要保有水平耐力(Qun)の関係をグラフで表示します。
![]() 終局時計算結果図 |
![]() 荷重変位図(Q-δ図) |
![]() Qu-Qun図 |
計算結果の複数保存と比較表示
「計算結果履歴管理」機能により建物形状、解析条件などを変更して計算した結果を10種類まで保存することができます。

指定した番号のフォルダーに、計算結果はメモ欄に入力した情報と計算日時と共に保存します。

計算結果画面を2分割して、保存した計算結果と現在表示中の入力データによる計算結果を同時に表示して比較できます。

+Revit Op.によりAutodesk Revitのプロジェクトファイル(RVTファイル)内の建物形状データをBUS-6と共有し、荷重データ、計算条件などのデータをもRevitのRVTファイルに格納できます。
これにより、RevitとBUS-6間で建物データの形状や符号配置などの整合性を確保しながら構造計算を進めることができる構造BIMの環境を実現しました。
BUS-6は、+Revit Op.と組み合わせてRevitとのダイレクトなデータ連携を実現するほか、BIMツールとのデータ連携の標準フォーマット(IFC、ST-Bridgeファイル)のエクスポートが行えます。

BUS-6の建物形状データは BUSシリーズ の各製品で利用し各種検討ができるのは当然ですが、下図に示す様に各種構造計算ソフトへのデータ転送機能も充実しています。
① 準備計算まで終了している場合は、建物形状、部材断面形状、重量、荷重項を含めたFAP-3データファイルを作成でき、立体フレームとしての詳細な検討ができます。
② 許容応力度計算または保有水平耐力計算まで終了している場合は、建物形状、部材断面形状、壁、床の配置などをSNAPデータファイルとして作成でき、部材レベルの弾塑性動的応答解析などができます。
③ 床部材、小ばり部材などの2次部材の計算は、KT-SUBへデータを転送して検討できます
④ 断面リストのCADデータを作成するBUS-断面リスト用のデータを出力し、構造計算と同じデータにより図面が作成できます。
⑤ 伏・軸のCADデータを作成するDS-ST1用のデータを出力し構造計算と同じデータで図面が作成できます。
⑥ BUS-6の計算結果表示ウィンドウからCADソフトへデータを出力(MPW、DXF形式)できます。
⑦ 在来木造の構造計算HOUSE-ST1で計算した支点反力の読み込みができます。
⑧ 木造集成材等建築物の一貫構造計算WOOD-STで計算した支点反力と支点位置の読み込みができます。また、BUS-基礎構造(別売)と合わせて基礎の検討を行います。
⑨ 既製品露出柱脚製品を使用した場合、柱脚配置位置の製品名、存在応力などをメーカー製の柱脚検討ソフトの検討用データとしてエクスポートできます。
※対応できる柱脚製品につきましては提供メーカーへお問い合わせください。
⑩ BUS-6は、ST-Bridge形式データのインポート、エクスポートができ、BUS-6と各種BIM関連ソフトで建物情報などを相互に利用できます。
※ST-Bridgeとは、(一社)buildingSMART Japanの構造設計小委員会にて策定されている日本国内の建築構造分野での情報交換のための標準フォーマットです。
⑪ Autodesk「Revit」、GRAPHISOFT「ARCHICAD」、福井コンピュータアーキテクト「GLOOBE」、建築ピボット「i-ARM」など
⑫ BUS-6は、IFC形式データのエクスポートができ、BUS-6から各種BIM関連ソフトへ建物情報などを渡すことができます。
※IFCとは、建設業界の各種ソフトウェア・アプリケーション間のデータ共有化と、その相互運用を可能にするため、
buildingSMART によって定義されたフォーマットです。
⑬ BUS-6と「Autodesk Revit」は、「+Revit Op.」によりデータ共有を実現します。

材料種別
コンクリート・鉄筋・鉄骨・アンカーボルト・高力ボルトなど、材料別にまとめられたリスト(下表)から選択するだけで計算に必要な数値が設定されます。
部材は個別に材質を指定できるほか、材料強度、許容応力度を直接入力でき、リストにない材料を用いることができます。
コンクリート | 普通コンクリート(Fc≦60N/mm2) 1種、2種、3種、4種軽量コンクリート |
|
鉄筋 | 材質 | 普通鉄筋 SD235、SD295、SD345、SD390、SD490、SR235、SR295 |
径 | 10[9]、13、16、19、22、25、29[28]、32、35、38、41mmまで (SR材は32mmまでで[]内の数値はSR材の径) |
|
SRC造の鉄骨 | SS400、SS490、SM400、SM490、SM520、SN400、SN490、STKR400、STKR490、STK400、STK490 断面形状として、はりはH形、柱はH形を組み合わせた十字形、T形、L形と箱形、角形鋼管、鋼管とし、箱形は鋼板組立、H形は鋼板組立と圧延H形鋼とします。 |
|
S造の鉄骨 | SS400、SS490、SM400、SM490、SM520、SN400、SN490、STKR400、STKR490、STK400、STK490、SUS304A、SUS316A、SUS304N2A、SSC400、BCR295、BCP235、BCP325、BCP325T | |
アンカーボルト | SS400、SS490、SNR400、SNR490、SD235、SD295、SD345、SD390、SD490、ABM400、ABM490、ABR400、ABR490 | |
ボルト接合 | 高力ボルト F7T、F8T、F9T、F10T、F11T、10T-SUS 中ボルト SS400、SS490、SM400、SM520 リベット SV330、SV400 |
※上記以外の材質の入力は、各許容応力度の直接入力が可能です。
高強度せん断補強筋
RC柱、はりのせん断補強筋には普通鉄筋のほか下表の高強度せん断補強筋も使用できます。
メーカー名 | 製品名 | 記号 |
高周波熱錬株式会社 | ウルボン | SBPD1275/1420 |
JFEテクノワイヤ株式会社 | リバーボン | SBPDN1275/1420 KW785 |
北越メタル株式会社 株式会社コーテックス |
UHYフープ | SHD685 |
株式会社向山工場 | エムケーフープ | MK785 |
岸和田金属株式会社 | スーパーフープ685 | KH685 |
スーパーフープ785 | KH785 | |
東京鉄鋼株式会社 | パワーリング685 | SPR685 |
パワーリング785 | SPR785 | |
JFE条鋼株式会社 | Jフープ785 | JH785 |
大谷製鉄株式会社 | OT685フープ | OT685 |
※各製品の詳細については提供メーカーへご確認ください。
鋼材データベース

JIS規格の鋼材、大臣認定鋼材、露出柱脚製品、耐震・制振ブレースなどの製品は右の様に鋼材データベースに登録されていますので、選択するだけで必要な数値が設定されます。
メーカー名 | 種別 | 記号 |
JFEスチール株式会社 | 外法一定H形鋼 | スーパーハイスレンドH |
円形鋼管 | P-385 | |
冷間成形角形鋼管 | JBCR385 | |
厚板 | HBL385 | |
株式会社セイケイ | 冷間成形角形鋼管 | G385、G385T |
日本製鉄株式会社 | 外法一定H形鋼 | ハイパービーム |
ナカジマ鋼管株式会社 | 冷間成形角形鋼管 | NBCP325EX、NBCP440 |
熱間成形鋼管 | SHC400、SHC490、SHCK490、 SHC275-EN、SHC355-EN |
|
日鉄建材株式会社 | 冷間成形角形鋼管 | UBCR365 |
東京製鐵株式会社 | 冷間成形角形鋼管 | TSC295 |
特寸H形鋼 | Tuned-H |
※各製品の詳細については提供メーカーへご確認ください。
メーカー名 | 工法 |
センクシア株式会社 | ハイベースNEO工法、スーパーハイベース工法、 クリアベース工法 |
日本鋳造株式会社 | NCベースP工法 |
旭化成建材株式会社 岡部株式会社 |
ベースパック工法 |
コトブキ技研工業株式会社 | ジャストベース工法 |
アイエスケー株式会社 | ISベース工法 |
フルサト工業株式会社 | フリーベース工法 |
※各製品の詳細については提供メーカーへご確認ください。
メーカー名 | 工法 |
日鉄エンジニアリング株式会社 | アンボンドブレース |
岡部株式会社 | ビーアップブレース |
JFEシビル株式会社 | KTブレース、二重鋼管座屈補剛ブレース |
※各製品の詳細については提供メーカーへご確認ください。
建築構造に関する法令や、下記の基・規準類に基づいています。
法令など
- 建築基準法、同施行令、国土交通省告示および技術的助言
法令に準じる基準など解説書
- 「2015年版 建築物の構造関係技術基準解説書」
国土交通省国土技術政策総合研究所、国立研究開発法人 建築研究所監修
対応項目の詳細はこちらから- 「2007年版 建築物の構造関係技術基準解説書」
国土交通省住宅局建物指導課等監修
- 「2008年版 冷間成形角形鋼管設計・施工マニュアル」
国立研究開発法人 建築研究所監修
- 「コンクリート充填鋼管(CFT)造 技術基準・同解説(平成14年9月)」
国土交通省国土技術政策総合研究所、(一財)日本建築センター
(一社)新都市ハウジング協会
- 「CFT造構造技術指針・同解説(平成14年9月)」
日本建築士事務所協会連合会
- 「X形配筋部材の設計と施工」
(一社)日本建築学会
- 「鉄筋コンクリート構造計算規準・同解説 2010年改」
- 「鉄筋コンクリート構造計算規準・同解説 1999年改」
- 「鉄筋コンクリート構造計算規準・同解説 1991年改」
- 「鉄筋コンクリート造建物の靱性保証型耐震設計指針・同解説」
- 「鉄筋コンクリート終局強度設計に関する資料(1987)」
- 「鉄骨鉄筋コンクリート構造計算規準・同解説 2001年改」
- 「鉄筋コンクリートX形配筋設計施工指針・同解説」
- 「鋼構造設計規準・同解説 2005年版」
- 「鋼構造接合部設計指針 2006年改」
- 「鋼構造塑性設計指針 2010年改」
- 「鋼構造座屈設計指針 1996年」
- 「鋼構造限界状態設計指針・同解説」
- 「軽鋼構造設計施工指針・同解説 2002年版」
- 「建築耐震設計における保有耐力と変形性能 1990年」
- 「建築工事標準仕様書・同解説JASS5 鉄筋コンクリート工事 2003年版」
東京都建築構造行政連絡会監修
- 「建築構造設計指針(2010年版)」
ステンレス建築構造設計基準作成委員会
- 「ステンレス建築構造設計基準・同解説」
利用者の会
BUS-6を安心してご利用いただくために「確認申請用プログラム利用者の会」への加入が必要です。
確認申請用プログラム利用者の会では次に示す各種サービスをご利用できます。
会員専用ページ : https://www.kozo.co.jp/3pro/member/
- 会員専用ページから最新の法規情報などを確認できます。
- 会員専用ページから基・規準などの改訂に対応した最新のアップデート版を随時受け取ることができます。
- 会員向けセミナーによるプログラム改定内容や有益な情報をご提供します。
- 当社主催セミナーへの優待、優先案内をいたします。
ホームページ
製品をよりよく知っていただくために、ホームページにはサポートセンター、利用事例などのコンテンツを用意しています。
ホームページ : https://www.kozo.co.jp/
- BUS-6ご利用時の質疑をサポートセンターにてお受けします。
- 「オンラインサポートセンター」でもQ&A形式による情報を提供しています。
- 製品利用事例では、導入経緯や製品を利用した事例を紹介しています。
- お客様の声では、便利と感じておられる使い方などが紹介されています。
- 製品操作ムービーでは、製品の特徴や機能を操作手順に沿った動画で説明しています。
- トピックスでは、旬な情報や当社ソフトウェアの対応状況などを提供しています。
- 講習会・スクール情報では、当社主催のイベントのほかに、他団体の講習会情報も提供しています。
さまざまな利用方法
利用する環境にあわせて3種類のライセンス認証方式が選択できます。
① 「ネット認証版」 ② 「ネットワーク版」 ③ 「kozoStation版」 |
インターネットを経由するライセンス認証で場所を選ばずに利用できます。 利用者数を管理し、社内LAN経由で契約本数分が利用できます。 必要な期間のみレンタルで利用できます。 |
BUSシリーズ機能追加状況
No. | データベース番号 公開日 |
内 容 |
1 |
BUS6(DB7.0.1.11) 2021/1/25 |
■BUS-6
2.荷重-変位図ウィンドウ・多剛床表示に対応
|
2 |
BUS6(DB7.0.1.10) 2020/10/26 |
■BUS-6 |
3 |
BUS6(DB7.0.1.5) 2020/3/9 |
■BUS-6 |
4 |
BUS6(DB7.0.1.4) 2020/1/21 |
■BUS-6 |
5 |
BUS6(DB7.0.1.3) 2019/11/18 |
■BUS-6
2.ST-Bridge Ver.2.0.1形式へのエクスポートに対応
■BUS-基礎構造
1.ガイアスーパーパイル工法に対応
|
6 |
BUS6(DB7.0.1.2) 2019/10/7 |
■BUS-6 ■BUS-基礎構造
1.ダイナ・メガ・プレス工法に対応
|
7 |
BUS-6(DB6.9.1.9) 2019/3/4 |
■BUS-6 ■DOC-RC/SRC
1.DOC-RC Ver.8.2(2001年版RC診断基準 第1、2次診断法)の評価更新
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8 |
BUS-6(DB6.9.1.8) 2019/2/4 |
■BUS-6
2.BUS-6/BUS-5チェックリスト(Word形式)の提供を開始
■BUS-基礎構造 Ver.5
1.曲げモーメントを上部構造で負担するとした場合の曲げ戻し応力の計算方法の変更
2.曲げモーメントを基礎構造で負担するとした場合の接地圧・地反力の計算
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9 |
BUS-6(DB6.9.1.7) 2018/12/3 |
■BUS-6
2.「部材の耐力算定式」(UAR レコード)の変更点
3.部材変形角のCSV 出力機能を追加
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10 |
BUS-6(DB6.9.1.4) 2018/8/6 |
■BUS-6
1.ウルボン1275評定変更に対応
2.エムケーフープ785計算仕様の変更
3.コンクリート材料の直接入力データにヤング係数比などの入力を追加
4.柱はり接合部の検討に使用するコンクリート基準強度(Fc)の扱いを追加
5.ねじり剛性増大率の追加(はり、柱部材の全体設定)
6.ねじり剛性増大率追加(はり部材の個別指定)
7.RC・SRC部材の断面計算結果帳票に検定比を追加
8.S造柱符号の「柱」「間柱」の種別を追加
9.ブレース形状に「方杖」を追加
10.弾性応力解析の処理速度改善
11.ダミー階の扱いの変更点
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11 |
BUS-6(DB6.9.1.3) BUS-5(DB6.9.0.3) 2018/5/28 |
■BUS-6/BUS-5
1.柱脚検討用応力に対するブレースの考慮(ベースパック工法)
2.NCベースP(B タイプ適用範囲拡大)
3.フリーベース工法(評価変更)
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12 |
BUS-6(DB6.9.1.2) BUS-5(DB6.9.0.2) 2018/4/14 |
■DOC-RC/SRC Ver.9、DOC-3次診断 Ver.5
1.2017年版RC診断基準の割線剛性に基づく「重心・剛心図」の出力に対応
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13 |
BUS-6(DB6.9.1.0) BUS-5(DB6.9.0.0) 2018/2/13 |
■DOC-RC/SRC
2.「2017年改訂版既存鉄筋コンクリート造建築物の耐震診断基準」に準拠
3.計算結果履歴機能に対応
■DOC-3次診断
2.「2017年改訂版既存鉄筋コンクリート造建築物の耐震診断基準」に準拠
3.保有水平耐力計算のマルチスレッド処理対応による計算速度の高速化
4.計算結果履歴機能に対応
■BUS-6/BUS-5
1.部材の剛性増大率に鉄筋を考慮
2.RC部材、S部材の終局強度を一部変更
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14 |
BUS-6(DB6.8.1.11) BUS-5(DB6.8.0.11) 2017/11/20 |
■BUS-6/BUS-5
1.「S造露出柱脚の破断防止の確認」「基礎コンクリートの破断防止の確認」
■BUS-基礎構造※2015年版建築物の構造関係技術基準解説書 |
15 |
BUS-6(DB6.8.1.9) BUS-5(DB6.8.0.9) 2017/8/28 |
■BUS-6/BUS-5
1.鉄筋コンクリート構造計算規準・同解説2010改定への対応
1-1.柱、はり、壁の断面計算、および損傷制御によるせん断補強筋の検討(異形鉄筋使用時の対応)
2.2015年版建築物の構造関係技術基準解説書への対応
2-1.RC造はり柱接合部内に通し配筋する鉄筋の計算の追加
3.機能改良
3-1.S造はり保有耐力横補剛の確認における均等配置の場合の扱いの変更 |
16 |
BUS-6(DB6.8.1.8) BUS-5(DB6.8.0.8) 2017/7/10 |
■BUS-6/BUS-5
1.入力データ仕様の変更
2.出力指定、出力条件ダイアログの改良
4.AUTODESK Revit SS3Linkファイルの読込
■DOC-RC/SRC
1.建物形状の3Dモデル表示に対応
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17 |
BUS-6(DB6.8.1.7) BUS-5(DB6.8.0.7) 2017/6/12 |
■ネット認証 ■BUS-基礎構造 |
18 |
BUS-6(DB6.8.1.6) BUS-5(DB6.8.0.6) 2017/5/8 |
■ネット認証 ■BUS-6 ■BUS-基礎構造
2.平成29年4月1日発表「CPRCパイルのせん断耐力式および短期許容せん断力式の今後の運用についての通知」への対応
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19 |
BUS-6(DB6.8.1.4) BUS-5(DB6.8.0.4) 2017/2/27 |
■BUS-6/BUS-5
1.建物基本入力「はり打ち増し寸法(RC、SRC)」入力データの変更
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20 |
BUS-6(DB6.8.1.3) BUS-5(DB6.8.0.3) 2017/1/30 |
■BUS-6/BUS-5
1.ツリーメニューに[確認必須項目]メニューを追加
2.保有水平耐力計算「増分解析の制御条件(立体モデル)」入力データの変更
3.断面計算「はり個別計算条件」入力データの変更
4.構造計算書「A-4.2 断面計算時部材応力表」の追加
■DOC-RC/SRC
1.傾斜フレームの直交方向への考慮
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21 |
BUS-6(DB6.8.1.2) BUS-5(DB6.8.0.2) 2016/10/11 |
■BUS-基礎構造 |
22 |
BUS-6(DB6.8.1.0) BUS-5(DB6.8.0.0) 2016/8/3 |
■BUS-6/BUS-5
1.BUS-6の提供開始(データベース番号のメジャー番号をDB68へ移行)
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※「BUS-6」は、株式会社構造システムの著作物であり、著作権およびその他の権利は株式会社構造システムに帰属します。
BUSシリーズ |
機能追加状況 |
動作環境・価格 |
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