木質構造では規模の小さな住宅から大規模・大空間まで、幅広い建築物を計画できますが、規模や構法により適用される計算方法が異なるなど少し複雑な面もあります。
この表は、「2007年版 建築物の構造関係技術基準解説書」などを参考に、高さ31m以下の木質軸組構造に限定して計算方法を整理したものです。
なお、枠組壁工法と木質プレファブ工法は平成13年国土交通省告示第1540号に構造安全上必要な技術基準が定められています。
種類 | 規模 | 計算方法 | 対応する弊社ソフト | ||||||
階数 | 高さ | 延べ床面積 | 施行令46条の壁量などの 規定 |
許容応力度計算で安全性を 確認 |
層間変形角の規定を 満足 |
剛性率・偏心率の規定を 満足 |
塔状比4以下を 満足 |
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在来軸組構法 | 2階 以下 |
高さ13m以下、 軒高9m以下 |
500m2 以下 |
○ | - | - | - | - | HOUSE- 4号 |
500m2 超 |
○ | ○ | - | - | - | HOUSE- ST1 |
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高さ13m超 または 軒高9m超 |
- | - | ○ | ○ | ○ | - | |||
3階 以下 |
高さ13m以下、 軒高9m以下 |
- | ○ | ○ | - | - | - | ||
高さ13m超 または 軒高9m超 |
- | - | ○ | ○ | ○ | - | |||
集成材等建築物 耐力壁構造 |
3階 以下 |
高さ13m以下、 軒高9m以下 |
- | - | ○ | ○ | ○ | - | |
集成材等建築物 ラーメン構造を含む |
- | 高さ13m超で 31m以下 または 軒高9m超 |
- | - | ○ | ○ | ○ | ○ | FAP-3 +MED-3 ※1 |
伝統的構法 | - | 高さ31m以下 | - | 上記に示す計算法ではなく、限界耐力計算 または時刻歴応答解析で確認する |
SNAP +MED-3 ※2 |