フォーラム概要




リアル会場 2月2日(木)

建築の今と未来を考える ~ デジタル技術の活用とサステナブルな社会を目指して ~

日本の建築業界を取り巻く様々な課題、新型コロナウイルス感染症の影響も含め、サステナブルな社会を目指す中で私たちが取り組むべき諸問題を考えたいと思います。

  • 開会あいさつ

    安田 正弘 株式会社構造システム 代表取締役社長


    グループビジョン

    千葉 貴史 株式会社建築ピボット 代表取締役社長




  • 基調講演13:30 - 14:30


    申込み


    Mr. Tristram Carfrae

    ガウディのサグラダ・ファミリアができるまで
    ~ 構造エンジニアリングの未来とデジタル ~

    Arup 60年の歴史を振り返り、シドニーオペラハウスからサグラダ・ファミリアに至る軌跡を話します。
    バルセロナを代表するランドマーク、サグラダ・ファミリアは、1882年に着工し、現在も建設が続けられています。 この設計は、アントニ・ガウディが1926年に亡くなるまでの43年間、バシリカ様式教会の設計を練り上げた生涯の仕事です。
    カーフレー氏は、サグラダ・ファミリア財団と2BMFGを支援し、現在の工事段階における構造工学の専門的なアドバイスを行っています。 講演では、教会の建築デザインの歴史について概説した後、バシリカの最高部にある6つの主塔の構造設計と建設に焦点を当てます。
    ガウディが構想した幻想的な石造建築を実現するために、大聖堂の残りの40%にあたるこの段階でのエンジニアリング上の主な課題について説明します。 また、最先端の構造工学とデジタルファブリケーションにより、ガウディが想像もしなかった方法で、プレストレス石材パネル化技術を実現し、ガウディの驚くべき創造的才能を実現した方法についても説明します。

    ビデオ上映(日本語字幕付き)

    オンデマンド配信有り

    サステナビリティ DX 構造

    Tristram Carfrae 氏  トリストラム カーフレー

    Arup副社長 / Arupフェロー

    職業
     構造エンジニア
    現職
     副社長
     アラップフェロー
    アラップ社入社
     1981
    取得資格
     英国ケンブリッジ大学大学院修士課程機械科学専攻修了

    所属団体
     英国王立産業デザイナー協会マスター
     英国王立芸術・製造・商業奨励会フェロー
     英国王立工学アカデミー フェロー
     オーストラリア技術科学・工学アカデミー フェロー
     公認プロフェッショナルエンジニア
     オーストラリア技術者協会、フェロー
     英国技術者評議会公認エンジニア
     英国構造技術者協会フェロー
     ロイヤルデザイナー・フォー・インダストリー(RDI)
    個人的な受賞歴
     2018: IABSE国際賞(構造工学部門)功労賞
     2014: 構造技術者協会ゴールドメダル
     2009: グリーン時代のヒーロー」に選出、CoP15発表
     2009: 英国王立工学アカデミー、マックロバート賞受賞
     2008: ウォーレンセンター「Hero of Innovation
     2006: ミルン・メダル、IABSE
     2001: プロフェッショナル・エンジニア・オブ・ザ・イヤー、エンジニアズ・オーストラリア

    トリストラム・カーフレー氏は、構造設計の第一人者です。 入社以来41年間、オーストラリアとイギリスの両方で、数々の受賞歴のある建築物の構造を担当してきました。 特に、エンジニアリングと建築を統合し、全体として最適なソリューションを提供することを得意としています。 また、建築構造が主要な美的要素を形成するプロジェクトにおいて、世界有数の建築家たちと仕事をする機会に恵まれてきました。
    彼は、材料、エネルギー、時間、お金などの資源をより少なく消費し、より多くの喜びを与えてくれる、より良い建築物を設計することに揺るぎないこだわりを持っています。 これまでに、世界最高峰の構造賞である構造技術者協会の特別賞を受賞した6つの建築物の設計に携わりました。
    カーフレー氏はArupの副社長であり、世界15,000人のスタッフのうち、53人のArup Fellowsの一人でもあります。 この称号は、革新とデザインにおけるArupの卓越した評判に大きく貢献した人を称えるもので、彼はこれを継続させる役割を持つリーダーとして指名されています。
    2001年には「Australian Professional Engineer of the Year」に選ばれ、2004年、2005年、2006年には「Engineers Australia」から「オーストラリアで最も影響力のあるエンジニアトップ100」の一人に認定されました。 2006年には、王立芸術・製造・商業奨励協会(RSA)から、エンジニアリングデザインにおける功績が認められ、Royal Designer for Industry(RDI)の称号を授与されました。 また、国際橋梁構造工学協会(IABSE)の英国グループからは、デザイナーとしてのトリストラムの仕事と優れたデザインへの継続的な貢献が認められ、ミルンメダルを授与されています。 2008年には、ウォーレンセンターから「Hero of Innovation Award」を受賞しました。 また、コペンハーゲン15サミットのために印刷された出版物では、20人の「グリーン時代の英雄」の1人に選ばれています。 2014年には、構造エンジニア協会(IStructE)から栄誉あるゴールドメダル賞を受賞しました。この賞は、科学と構造工学の専門職に対する卓越した貢献を評価するものです。 2018年には、IABSEの42年の歴史の中で、英国人として4人目となるInternational Award of Merit in Structural Engineeringを受賞しました。 2018年から19年にかけて、彼は王立産業デザイナー学部のマスターを務めました。

    サグラダ・ファミリア サグラダ・ファミリア






  • 特別セミナー114:45 - 15:25


    申込み


    海老澤 渉 氏

    三菱地所グループの国産材活用に向けた新たな取組
    ~ 木造木質化事業で、まちともりの架け橋に ~

    2016年4月に三菱地所株式会社内の新規事業提案制度を活用しCLTユニット(現CLT WOOD PROMOTIONユニット)を立ち上げました。
    自社のアセット開発にCLTを取り入れる手法の研究開発、木材活用の事業化を目的としたR&Dユニットです。当時日本国内で高層建築初となるCLT-鉄骨ハイブリッド構造のマンションを建設し、空港やオフィスビル、商業施設、ホテルなどで木造化(CLT等木材利用)を実践してきました。
    本講演会では、この実案件にてチャレンジしてきた内容および実案件を通して得られた課題を報告します。
    またこの実案件から得られた課題を解決し、自社アセット開発での木材利用だけではなく、広く木材利用を普及推進していくことが可能となるよう製造から販売までを一気通貫で行う総合林業会社MEC Industry株式会社を設立しました。 MEC Industryの木材活用商品のテーマは特殊で限られた人しかできない木造化木質化技術ではなく、木質デザインをしたい人、木材利用を通じて環境貢献をしたい人、あらゆる人が気軽に建築物に木材利用を可能にする商品を提供することです。
    本講演会ではその一部も紹介します。

    オンデマンド配信有り

    サステナビリティ 構造 木質構造

    海老澤 渉 氏  エビサワ ワタル

    株式会社三菱地所設計 R&D推進部 木質建築推進室 兼務 三菱地所 兼務 MEC Industry

    1982年 東京生まれ
    2007年 三菱地所設計入社 構造設計部配属
    2016年 三菱地所 住宅業務企画部CLTユニット(現 関連事業推進室CLT WOOD PROMOTIONユニット)設立、兼務
    2020年 MEC Industry設立、兼務
    2021年 三菱地所設計R&D推進部内に木質建築推進室を設立し今に至る

    設計者として「新宿イーストサイドスクエア」「JR博多シティ駅前広場大屋根」「マークイズみなとみらい木漏れ陽ルーフ」「明治大学中野キャンパス」「石田沢まちづくりセンター」などに携わり、事業者として木造木質化プロジェクト「PARK WOOD高森」「みやこ下地島空港ターミナル」「CLT PARK HARUMI」「ザロイヤルパークキャンバス札幌大通公園」などに携わる。







  • 特別セミナー215:30 - 16:10


    申込み


    関戸 博高 氏

    戦略的なBIMデータ連携を目指して
    BIM-ECコンソーシアムの活動報告を兼ねて

    日本のBIMが本格化して十数年が経過した。今、国・企業・個人において、次の10年〜20年のBIMデータ活用のビジョン・戦略は明確になっているだろうか。 また、この課題をいかに自分に引き寄せれば良いのだろうか。私は日本における次の3つの「不在」の認識が、これを考える上での出発点だと思っている。

    • ① 建築産業の生産性を高める為、BIMを情報のHubとし、データ連携のインフラを構築しようとする「戦略的意志の不在」
    • ② 全国的な社会人及び大学生に対するBIMデータ連携の「専門教育の不在」
    • ③ BIMデータ活用の場における「発注者・市民の不在」

    当セミナーにおいては、これらの問題意識に基づき、単独企業として私たちが行なっているBIMデータ連携の事例、及び実証実験(PoC)に入ろうとしているBIM-ECコンソーシアムの5期目の現状を紹介する。 特にBIM-ECは(まだ道半ばではあるが)企業間連携・分類コード・IFC・情報化された共通仕様書等へとつながるBIMデータ連携の戦略に関わる試みでもある。

    オンデマンド配信有り

    DX BIM FM 生産性

    関戸 博高 氏  セキド ヒロタカ

    スターツコーポレーション株式会社 特別顧問/株式会社ユニークワークス 代表取締役社長

    1973年 名古屋工業大学建築学科卒業後、設計事務所勤務。その後、関戸建築設計事務所 設立
    1984年 スターツ株式会社 入社
    2000年 同社 代表取締役社長
    2005年 スターツコーポレーション株式会社 代表取締役副会長 兼 スターツCAM株式会社 代表取締役社長 その他、複数のグループ企業の社長等歴任
    2018年 BIM-ECコンソーシアム設立 代表幹事(現任)
    2020年 スターツコーポレーション株式会社 特別顧問(現任)/株式会社ユニークワークス 代表取締役社長(現任)







  • 特別セミナー316:15 - 16:55


    申込み


    豊田 啓介 氏

    建築と都市とコモングラウンド
    情報次元に拡張する建築設計の専門性

    建築や都市の設計において、情報次元の設計、特にデジタル空間記述領域の設計が担う価値や可能性が急速に高まっている。 一方、ほんの数年後には実装されているであろう技術や環境の設計において、建築界が新しい情報次元の設計ノウハウを十分に開発・共有できているとは言い難く、分野をまたいだ技術や知見、情報や産業の構造に関する理解を早急に深めることは、建築界全体の急務である。
    コモングラウンドやインタースペースといった概念を軸に、今後建築や都市の設計がになうべき役割を解説する。

    オンデマンド配信有り

    DX BIM 建築 IoT

    デジタルツイン メタバース

    豊田 啓介 氏  トヨダ ケイスケ

    建築家、東京大学生産技術研究所特任教授、noiz、gluon

    1972年 生まれ
    東京大学工学部建築学科卒業
    安藤忠雄建築事務所を経て、コロンビア大学建築学部修士課程修了
    SHoPArchitects(2002–06)を経て、2007年より東京と台北をベースに建築デザイン事務所noizを共同で立ち上げる。
    コンピューテーショナルデザインを積極的に取り入れた設計・製作・研究・コンサルティングなどの活動を、建築からプロダクト、都市、ファッションなど、多分野横断型で展開している。

    2020年よりコモングラウンド・リビングラボのアドバイザーと建築情報学会の副会長に就任
    2020年より東京大学生産技術研究所客員教授、2021年より同特任教授







  • クロージング

    柴田 英昭 株式会社FMシステム 代表取締役社長





オンデマンド配信 2月6日(月)~15日(水)

建築の今と未来を考える ~ デジタル技術の活用とサステナブルな社会を目指して ~

日本の建築業界を取り巻く様々な課題、新型コロナウイルス感染症の影響も含め、サステナブルな社会を目指す中で私たちが取り組むべき諸問題を考えたいと思います。




  • 専門セミナー


    申込み


    川島 範久 氏

    環境シミュレーション建築デザイン実践ガイドブック
    自然とつながる建築をめざして

    2022年5月に刊行となった拙著『環境シミュレーション建築デザイン実践ガイドブック』についてまずご紹介します。 この本は、コンピュータの急速な発展により、建築設計の現場でも扱いやすくなった環境シミュレーションを活用するためのガイドブックです。 「実践編」と「理論編」で構成されており、「実践編」では光、風、熱といった環境要素をどのように可視化し、自然とつながる建築をどう実現していくのか、そのデザイン手法を紹介、「理論編」ではデザインの背景にあるしくみと指標・基準を丁寧に解説しています。

    サステナビリティ 建築

    川島 範久 氏  カワシマ ノリヒサ

    株式会社川島範久建築設計事務所 代表取締役/明治大学理工学部 講師

    建築家
    1982年 神奈川県生まれ
    2005年 東京大学卒業
    2007年 東京大学大学院修士課程修了後、日建設計勤務
    2012年 UC バークレー客員研究員
    2016年 東京大学大学院博士課程修了、博士(工学)取得
    2017年 川島範久建築設計事務所設立
    2020年より明治大学理工学部地域デザイン研究室主宰

    ■主な作品
    • GOOD CYCLE BUILDING 001
    • REVZO虎ノ門
    • 一宮のノコギリ屋根
    • Diagonal Boxes
    • ソニーシティ大崎

    ■受賞
    • 日本建築学会賞(作品)
    • サステナブル住宅賞国土交通大臣賞
    • 住まいの環境デザイン・アワードグランプリ
    • JIA 環境大賞
    • グッドデザイン・ベスト100
    • 前田工学賞







  • 専門セミナー


    申込み


    木下 雅幸 氏

    あなたやわたしでもできる、サスティナブルなはなし
    【まちにART(賑わい)を、ひとにART(豊かさ)を】
    【作業の90%をなくし、建築をもっと楽しく!】

    大資本を投入して取り組むことの多いサスティナブルな取り組み。だけど、それってフツーの人には遠い話。
    そんなサスティナブルを、体感のある取り組みに変える2つの取り組みを紹介します。
    108 ART PROJECTは、街なかにアートを施すことで【まちにART(賑わい)を、ひとにART(豊かさ)を】もたらすSDGs。 何が、どうして体感のあるSDGsなのか?また、そこから紡ぎだす未来、さらにIT技術を活用しどのように発信、展開していこうとしているかについて説明します。
    一方、BEAMap。 設計者が担うボリューム出しと不動産会社がそれをもとに検討する事業収支。 いわゆるフィージビリティスタディ。 この業界横断で存在する生産性の低い、まさにサスティナブルと対極にある作業、あなたはこれからもやり続けますか?
    私の答えは断固としてNO!
    【作業の90%をなくし、建築をもっと楽しく!】な世界の実現は、いかに下作業をなくし、プロがエッセンスの注入だけに専念できる環境を作れるかがポイントです。 その実現に向け、23年の春に提供すべく開発している項目に触れていきます。
    ぜひお楽しみに!

    サステナビリティ DX 生産性

    SDGs

    木下 雅幸 氏  キノシタ マサユキ

    株式会社山下PMC 取締役専務執行役員 CIO(最高イノベーション責任者)

    神戸大学大学院工学研究科建築学修了
    大手建築設計事務所で大型プロジェクトの設計業務に従事
    その後、生命保険会社の不動産投資グループに転職
    ビル全体のCRE戦略の構築に加え、事業性の検証と新規開発、リーシング、バリューアップ等、アセットマネジメント全般に従事
    2010年に山下PMCに入社し、ビジネスモデル創出型のサービスを展開
    エスコンフィールド北海道をはじめとするスポーツ施設、学校、オフィス等、多数の大規模プロジェクトを担当。プレゼンテーションの勝率9割

    著書:無駄な努力ゼロで大成長 賢い仕事術







  • 専門セミナー


    申込み


    實成 康治 氏

    木質構造の設計実務におけるFAP-3、MED-3の活用
    既製品接合金物を活用したフレーム解析と検討書作成のポイント解説

    近年、中規模木造に活用できる既製品の接合部材が多数商品化されており、住宅生産インフラを活用することで比較的安価に中規模木造の建設が可能となってきている。 これに対応して構造計算ソフトの進化も著しく、数年前と比較すると非常に少ない設計工数で木質構造の設計が可能となってきている。 本セミナーにおいては実物件を例に実務設計者が木質フレームの応力解析、断面計算書の作成のポイントを解説する。実務においては審査機関とのやりとりが重要となるが、指摘の少ない構造計算書は「読みやすい構造計算書」である。 100棟を超える中大規模木造の設計実務に携わった中で培われたノウハウと最新ソフトの活用ポイントを解説する。

    サステナビリティ 構造 木質構造

    實成 康治 氏  ジツナリ コウジ

    ウッド・ハブ合同会社 代表

    大手集成材メーカーで大規模木造建築の設計・施工に従事した後、金物メーカーで接合金物の開発を行い、中規模木造対応接合金物「テックワンP3プラス」を考案。
    新潟県三条市で木質構造専門の構造設計事務所ウッド・ハブ合同会社を設立。
    木質構造の構造設計、接合金物の開発コンサルタントおよび非住宅木造建築に関わる技術・営業コンサルタントに従事。
    自社業務と並行し、より一層の木質構造の普及を目的に、『木質構造の設計情報を共有する会』(通称:木構造テラス)を立ち上げ、代表理事に就任。木構造テラスでは素材メーカー、プレカット工場、構造計算ソフトメーカー等と連携し、実務設計者へ設計情報を提供する事を目的に定期的にスクールを開催し啓蒙活動等を行っている。







  • 専門セミナー


    申込み


    杉浦 盛基 氏

    構造エンジニアの将来像
    組織設計事務所での実務経験に基づきこれからの構造エンジニアの姿を考える

    構造設計は計算機や作図ツールの進化により、建物の難易度が高くなりつつ、設計そのものが変化してきました。 計算機は計算尺から電卓、大型コンピュータ、パーソナルコンピュータへと変化を遂げ、構造解析ツールも同様に変化してきました。 作図についても手書きがCADに変わり、そしてBIMへと変化してきました。ツールだけでなく、社会も大きく変わりました。 バブルからバブル崩壊、リーマンショック、阪神大震災や東日本大震災といった地震による被災など。 今後もツールのみならず社会も大きく変わっていくと思います。そのような状況下で、構造エンジニアはどのようなことを考えて実務をおこなっていくべきでしょうか。 このようなツールの変遷や社会の過渡期に組織事務所で構造設計をおこなってきた経験および海外の建築家やプロジェクトマネージャーと協働してきた経験から、これからの構造エンジニアはどのようなことを意識しながら職務を全うしていくべきなのかを考えてみたいと思います。

    DX 構造

    杉浦 盛基 氏  スギウラ シゲキ

    株式会社日建設計 エンジニアリング部門 構造設計グループ プリンシパル

    1968年 愛知県生まれ
    1991年 大学卒業後日建設計入社
    入社以後構造設計に従事。 高さ200mを超えるタワーや超高層ビルから、350mを超えるスパンの大空間構造に至る様々な設計に携わる。
    設計者として瀬戸デジタルタワー(2003)、京都迎賓館(2005)、ミッドランドスクエア(2006)、焼津信用金庫本部社屋(2007)、名古屋市科学館理工館・天文館(2011)、中京テレビ本社ビル(2015)、ザハ・ハディド・アーキテクツ∔設計JV案新国立競技場(2013‐2015)、新カンプノウ計画コンペ(2016)、津市産業スポーツセンター“サオリーナ”(2017)などを担当。
    2020年より現職。







  • 専門セミナー


    申込み


    千田 尚一 氏

    竹中工務店のDXに向けた取り組み
    BIM活用からData Driven Design Buildへ

    弊社では、設計・生産プロセスの生産性向上を実現するBIMの全社的推進・展開を図るため、2015年7月に「BIM推進室」を発足し、BIM推進ロードマップの策定、BIM展開のための基盤整備及び各本・支店の活動支援を開始しました。 統一的な全店推進を行うため、BIM活用の拡大、最先端技術の試行及びツールの開発を進め、現在は、これまでの活動をベースに、BIMモデルを中心とした業務スタイルをプロジェクトに広く展開する段階に至っています。 今後は、BIMデータを活用した業務の標準化及びプロジェクト支援の更なる強化及び人材育成にも取り組んでいきます。
    今回は前述の活動の中から、「オープンBIMによるプロジェクトマネジメント」、「データ・ドリブン・デザイン・ビルド(d3b)のコンセプト」、「国土交通省のモデル事業の取り組み」の3点について、可能な限り具体的な情報を共有させて頂きます。

    DX BIM 建築 生産性 IoT

    デジタルツイン

    千田 尚一 氏  センダ ショウイチ

    株式会社竹中工務店 BIM推進室 シニアチーフエキスパート

    大学を卒業後、建築設計者として、大阪、沖縄、鹿児島の設計事務所で様々なプロジェクトの経験を積み、2007年に竹中工務店設計部に入社しました。
    入社後は、商業施設、金融系施設を担当しながら、吹田市立サッカースタジアム建設にも参画し、作品づくりに専念しました。 その中で、弊社が目指すBIMのベストプラクティスをオンプロで実践し、BIMマネジメントのノウハウをもって全社的なBIM推進活動をリードしてきました。
    また、国内外のカンファレンスにも参加し、自らも登壇することで、先進的な情報や自らの取り組みをタイムリーに社内外へ展開しています。
    現在は、設計部で運用するBIMツールの開発を統括し、社内のBIM推進と共に尽力しています。







  • 専門セミナー


    申込み


    光田 祐介 氏

    スマートビルとIWMS(統合ワークプレイス管理システム)
    アフターコロナ時代の新しいワークプレイス

    ここ数年の新型コロナウイルスのまん延は、もちろん忌むべき存在ではありますが、テレワークの普及などデジタル化の底上げといった点では一定の契機となりました。 アフターコロナの時代には、まさに追い風となっているデジタル化を味方につけて、人手不足・カーボンニュートラルといった課題解決や高度なUXの提供、全体最適といった付加価値に繋げることがビジネスチャンスをつかむことに直結します。
    本講演では、日建設計デジタルソリューションラボが提案するスマートビルやスマートワークプレイスと、それらに関連するIoT、ロボット、MR等の研究開発事例についてご紹介します。 加えて、スマートビルにおけるIWMSの位置づけやシステム連携について、現在検証を進めているPLANONの内容を交えながらご説明します。

    DX BIM FM IoT メタバース

    光田 祐介 氏  ミツダ ユウスケ

    株式会社日建設計 デジタル推進グループ デジタルソリューションラボ

    1980年 横浜生まれ
    2005年 修士課程修了後、大手不動産会社に入社し建築設計業務に従事。その後、商品開発、BIMの導入・推進、AIやWEBサービスの開発等の新規事業推進に携わる。
    2020年 FM-Integrationの開発に協力
    2021年 日建設計に入社
    現在はスマートビルのコンサルティング及びライフサイクル(BIM)コンサルティングが主な業務領域。
    一級建築士、認定ファシリティマネージャー、CASBEE建築評価員







  • 専門セミナー


    申込み


    南野 稔 氏

    新たなファシリティマネジメント(FM)戦略
    忘れられてきた利用者目線、所有者が望む建築をFMがバックキャスティングする

    2023年、不動産を取り巻く環境は大きく変化しています。不動産開発は、建築資材の高騰に見舞われ、同時にサステナビリティ(持続可能性)の実現が求められています。建物の運営管理では、エネルギー価格の高騰に直面し、更なる省エネルギー化へのシフトが望まれています。このような環境下で建築業界はどのように変化し、どのように対応すべきか。所有者や投資家が求める建築とは何か、ファシリティマネジメント(FM)の視点から語ります。また所有者がこの変化に対し、ファシリティマネージャー(FM)、アセットマネージャー(AM)、プロパティマネージャー(PM)と言った運営のキーパーソンに望む役割は何かをお話しします。
    今後の潮流を推進するために、どのようにDX(デジタル変革)を取り入れ、活用するかを『FMレポート(FM-Integrationの新機能)』の説明を踏まえ解説を行います。

    サステナビリティ DX FM

    南野 稔 氏  ミナミノ ミノル

    サウスフィールド・マネジメント株式会社 代表取締役/プロフェッショナル ファシリティマネージャー

    1970年 生まれ
    1994年 大手ビルメンテナンス会社勤務
    2001年 プラット・インスティテュート大学建築学部ファシリティマネジメント修士課程終了後、ジョンソンコントロールズIFMニューヨーク市教育委員会本部勤務
    2009年 グローバル・ロジスティックス・プロパティーズ(現日本GLP)設立、プロパティマネジメント部長
    2017年 サウスフィールド・マネジメント創業

    30年近く不動産所有者、投資家、ファシリティマネージャー、アセットマネージャー、プロパティマネージャーとあらゆる立場で建物に携わってきました。関わったアセットは、物流施設、オフィスビル、商業施設、レジデンシャルビル、そして公共施設と多岐にわたります。土地の取得から、建築計画の策定、運営管理、中長期修繕の実施、解体に至るまで、建物のライフサイクル全てに関わってきました。企画、設計、施工など現在からの視点だけではなく、30年、40年後の建物の姿を想像し、あるべき姿を設計に反映させてきました。稼働している不動産資産の運用を通じ、所有者が望む建築、建物利用者の目線での建築のあり方を提唱しています。
    ICT分野では、不動産基幹システム(ERP)、PM管理システムの開発を行い、2022年12月には、不動産レポートソフト『FMレポート(FM-Integrationの新機能)』の開発を行いました。







  • 専門セミナー


    申込み


    宮田 雄二郎 氏

    中層木造の構造設計と実例紹介

    現在、3階建までの木造建物の普及は進んでいますが,4階建以上の中層木造の事例はまだ少ない状況です。 そこで、中層木造の普及に向けて、耐震部材の開発、フレーム実験、そして実施設計に取り組んでいます。 ここではそれらの実例を紹介させていただきます。
    また、国産材の有効活用を目指して木ダボ積層板(DLT)、釘積層板(NLT)の性能を検証し、実施設計で採用した実例を紹介します。
    どちらも、力学モデルが単純になるように、また施工難易度が高くならないように意識して設計した実例です。

    サステナビリティ 構造 木質構造

    宮田 雄二郎 氏  ミヤタ ユウジロウ

    法政大学 デザイン工学部 建築学科 准教授、株式会社宮田構造設計事務所

    1976年 北海道生まれ
    1998年 横浜国立大学工学部建設学科建築学コース卒業
    2001年 同大学 大学院工学研究科修士課程修了
    2001年~2008年 構造計画プラス・ワン
    2008年~2009年 木質環境建築
    2009年 宮田構造設計事務所設立
    2016年 東京大学大学院農学生命科学研究科博士課程満期退学
    現在、法政大学准教授







  • 専門セミナー


    申込み


    武藤 正樹 氏

    BIM建築確認の現在と展開のシナリオ

    国内のBIM活用事例が続々と報告されたのを契機とする、2009年のBIM元年から10年余を経て、コロナ禍を契機とする社会のデジタルシフトの流れが生まれた。 これに対し、2021年1月1日に施行された「押印を求める手続の見直し等のための国土交通省関係省令の一部を改正する省令」に象徴されるように、行政も含めた建築分野のデジタライゼーションの動きが加速し、当年を建築DX元年と呼ぶメディアも出てきている。
    本講演では、2014年に建築研究所でBIM建築確認の開発ステップを定義してから、建築BIM推進会議における「BIMを活用した建築確認検査の実施検討部会」での検討を踏まえ、建築確認の開発ステップの意味を再定義しつつ、BIMを活用した建築確認の現在と展開のシナリオを示したい。

    DX BIM 建築

    武藤 正樹 氏  ムトウ マサキ

    国立研究開発法人 建築研究所 建築生産研究グループ 上席研究員

    1968年 愛知県生まれ
    1997年 名古屋工業大学大学院修了、博士(工学)
    1997年 日本学術振興会特別研究員
    1999年 徳島大学講師
    2000年 建設省建築研究所研究員
    2001年 国土交通省国土技術政策総合研究所主任研究員
    2009年 独立行政法人建築研究所主任研究員、を経て、2016年より国立研究開発法人建築研究所上席研究員(現職)







  • 専門セミナー


    申込み


    八武﨑 裕也 氏

    『自治体×FM』FM-Integrationによる施設管理への取り組み

    本区はSDGsに取り組み、共生社会を目指しています。
    都市開発部施設課では、多くの公共施設の改築と改修工事を実施している中、2030年や2100年の人口減少社会を見据え、公共施設の維持保全を計画的且つ効果的に実施する事が求められています。
    本講演では、建物データを全庁的に一元管理出来るシステムの導入で情報共有を促進し、営繕工事としては事務手続きの円滑化や工事監理の進捗管理等の取り組みをご紹介させて頂きます。

    サステナビリティ FM SDGs

    八武﨑 裕也 氏  ヤブザキ ユウヤ

    江戸川区 都市開発部施設課事業調整係

    2002年に東京電機大学卒業、大手製鐵所総合エンジニア企業に入社、電気工事の監督を従事。その後、計測器メーカーに入社し、国内外問わず多くの新規事業に携わる。
    2012年には、生まれ育った江戸川区役所へ入区し、営繕工事の監督を従事。現在では、総合調整及び改修計画業務に携わっている。







  • 専門セミナー


    申込み


    吉川 明良 氏

    省エネ設計とBIM連携について

    大和ハウス工業株式会社では、2017年よりBIMの全社導入を開始し現在はそのBIM移行を概ね完了させています。 BIM移行は導入期から活用期に入り、BIM技術をデジタル基盤にして様々な改革に向けて取り組んでいます。
    本セッションでは、設計BIMを省エネ設計につなげるための当社取り組み事例と今後の課題をご紹介させて頂きます。

    サステナビリティ DX BIM

    吉川 明良 氏  ヨシカワ アキラ

    大和ハウス工業株式会社 本社技術統括本部建設DX推進部 建築系設計グループ グループ長

    2007年 入社
    2007年~2018年 建築系意匠設計
    2018年 BIM推進部 BIM標準推進1G
    2020年 建設デジタル推進部 デジタル推進建築G
    2021年 建築デジタル推進部 デジタル推進建築設計・施工グループ
    2022年 現職




リアル会場 2月2日(木)




  • 基調講演13:30 - 14:30


    申込み


    Mr. Tristram Carfrae

    ガウディのサグラダ・ファミリアができるまで
    ~ 構造エンジニアリングの未来とデジタル ~

    Arup 60年の歴史を振り返り、シドニーオペラハウスからサグラダ・ファミリアに至る軌跡を話します。
    バルセロナを代表するランドマーク、サグラダ・ファミリアは、1882年に着工し、現在も建設が続けられています。 この設計は、アントニ・ガウディが1926年に亡くなるまでの43年間、バシリカ様式教会の設計を練り上げた生涯の仕事です。
    カーフレー氏は、サグラダ・ファミリア財団と2BMFGを支援し、現在の工事段階における構造工学の専門的なアドバイスを行っています。 講演では、教会の建築デザインの歴史について概説した後、バシリカの最高部にある6つの主塔の構造設計と建設に焦点を当てます。
    ガウディが構想した幻想的な石造建築を実現するために、大聖堂の残りの40%にあたるこの段階でのエンジニアリング上の主な課題について説明します。 また、最先端の構造工学とデジタルファブリケーションにより、ガウディが想像もしなかった方法で、プレストレス石材パネル化技術を実現し、ガウディの驚くべき創造的才能を実現した方法についても説明します。

    ビデオ上映(日本語字幕付き)

    オンデマンド配信有り

    サステナビリティ DX 構造

    Tristram Carfrae 氏  トリストラム カーフレー

    Arup副社長 / Arupフェロー

    職業
     構造エンジニア
    現職
     副社長
     アラップフェロー
    アラップ社入社
     1981
    取得資格
     英国ケンブリッジ大学大学院修士課程機械科学専攻修了

    所属団体
     英国王立産業デザイナー協会マスター
     英国王立芸術・製造・商業奨励会フェロー
     英国王立工学アカデミー フェロー
     オーストラリア技術科学・工学アカデミー フェロー
     公認プロフェッショナルエンジニア
     オーストラリア技術者協会、フェロー
     英国技術者評議会公認エンジニア
     英国構造技術者協会フェロー
     ロイヤルデザイナー・フォー・インダストリー(RDI)
    個人的な受賞歴
     2018: IABSE国際賞(構造工学部門)功労賞
     2014: 構造技術者協会ゴールドメダル
     2009: グリーン時代のヒーロー」に選出、CoP15発表
     2009: 英国王立工学アカデミー、マックロバート賞受賞
     2008: ウォーレンセンター「Hero of Innovation
     2006: ミルン・メダル、IABSE
     2001: プロフェッショナル・エンジニア・オブ・ザ・イヤー、エンジニアズ・オーストラリア

    トリストラム・カーフレー氏は、構造設計の第一人者です。 入社以来41年間、オーストラリアとイギリスの両方で、数々の受賞歴のある建築物の構造を担当してきました。 特に、エンジニアリングと建築を統合し、全体として最適なソリューションを提供することを得意としています。 また、建築構造が主要な美的要素を形成するプロジェクトにおいて、世界有数の建築家たちと仕事をする機会に恵まれてきました。
    彼は、材料、エネルギー、時間、お金などの資源をより少なく消費し、より多くの喜びを与えてくれる、より良い建築物を設計することに揺るぎないこだわりを持っています。 これまでに、世界最高峰の構造賞である構造技術者協会の特別賞を受賞した6つの建築物の設計に携わりました。
    カーフレー氏はArupの副社長であり、世界15,000人のスタッフのうち、53人のArup Fellowsの一人でもあります。 この称号は、革新とデザインにおけるArupの卓越した評判に大きく貢献した人を称えるもので、彼はこれを継続させる役割を持つリーダーとして指名されています。
    2001年には「Australian Professional Engineer of the Year」に選ばれ、2004年、2005年、2006年には「Engineers Australia」から「オーストラリアで最も影響力のあるエンジニアトップ100」の一人に認定されました。 2006年には、王立芸術・製造・商業奨励協会(RSA)から、エンジニアリングデザインにおける功績が認められ、Royal Designer for Industry(RDI)の称号を授与されました。 また、国際橋梁構造工学協会(IABSE)の英国グループからは、デザイナーとしてのトリストラムの仕事と優れたデザインへの継続的な貢献が認められ、ミルンメダルを授与されています。 2008年には、ウォーレンセンターから「Hero of Innovation Award」を受賞しました。 また、コペンハーゲン15サミットのために印刷された出版物では、20人の「グリーン時代の英雄」の1人に選ばれています。 2014年には、構造エンジニア協会(IStructE)から栄誉あるゴールドメダル賞を受賞しました。この賞は、科学と構造工学の専門職に対する卓越した貢献を評価するものです。 2018年には、IABSEの42年の歴史の中で、英国人として4人目となるInternational Award of Merit in Structural Engineeringを受賞しました。 2018年から19年にかけて、彼は王立産業デザイナー学部のマスターを務めました。

    サグラダ・ファミリア サグラダ・ファミリア






  • 特別セミナー114:45 - 15:25


    申込み


    海老澤 渉 氏

    三菱地所グループの国産材活用に向けた新たな取組
    ~ 木造木質化事業で、まちともりの架け橋に ~

    2016年4月に三菱地所株式会社内の新規事業提案制度を活用しCLTユニット(現CLT WOOD PROMOTIONユニット)を立ち上げました。
    自社のアセット開発にCLTを取り入れる手法の研究開発、木材活用の事業化を目的としたR&Dユニットです。当時日本国内で高層建築初となるCLT-鉄骨ハイブリッド構造のマンションを建設し、空港やオフィスビル、商業施設、ホテルなどで木造化(CLT等木材利用)を実践してきました。
    本講演会では、この実案件にてチャレンジしてきた内容および実案件を通して得られた課題を報告します。
    またこの実案件から得られた課題を解決し、自社アセット開発での木材利用だけではなく、広く木材利用を普及推進していくことが可能となるよう製造から販売までを一気通貫で行う総合林業会社MEC Industry株式会社を設立しました。 MEC Industryの木材活用商品のテーマは特殊で限られた人しかできない木造化木質化技術ではなく、木質デザインをしたい人、木材利用を通じて環境貢献をしたい人、あらゆる人が気軽に建築物に木材利用を可能にする商品を提供することです。
    本講演会ではその一部も紹介します。

    オンデマンド配信有り

    サステナビリティ 構造 木質構造

    海老澤 渉 氏  エビサワ ワタル

    株式会社三菱地所設計 R&D推進部 木質建築推進室 兼務 三菱地所 兼務 MEC Industry

    1982年 東京生まれ
    2007年 三菱地所設計入社 構造設計部配属
    2016年 三菱地所 住宅業務企画部CLTユニット(現 関連事業推進室CLT WOOD PROMOTIONユニット)設立、兼務
    2020年 MEC Industry設立、兼務
    2021年 三菱地所設計R&D推進部内に木質建築推進室を設立し今に至る

    設計者として「新宿イーストサイドスクエア」「JR博多シティ駅前広場大屋根」「マークイズみなとみらい木漏れ陽ルーフ」「明治大学中野キャンパス」「石田沢まちづくりセンター」などに携わり、事業者として木造木質化プロジェクト「PARK WOOD高森」「みやこ下地島空港ターミナル」「CLT PARK HARUMI」「ザロイヤルパークキャンバス札幌大通公園」などに携わる。





オンデマンド配信 2月6日(月)~15日(水)




  • 専門セミナー


    申込み


    川島 範久 氏

    環境シミュレーション建築デザイン実践ガイドブック
    自然とつながる建築をめざして

    2022年5月に刊行となった拙著『環境シミュレーション建築デザイン実践ガイドブック』についてまずご紹介します。 この本は、コンピュータの急速な発展により、建築設計の現場でも扱いやすくなった環境シミュレーションを活用するためのガイドブックです。 「実践編」と「理論編」で構成されており、「実践編」では光、風、熱といった環境要素をどのように可視化し、自然とつながる建築をどう実現していくのか、そのデザイン手法を紹介、「理論編」ではデザインの背景にあるしくみと指標・基準を丁寧に解説しています。

    サステナビリティ 建築

    川島 範久 氏  カワシマ ノリヒサ

    株式会社川島範久建築設計事務所 代表取締役/明治大学理工学部 講師

    建築家
    1982年 神奈川県生まれ
    2005年 東京大学卒業
    2007年 東京大学大学院修士課程修了後、日建設計勤務
    2012年 UC バークレー客員研究員
    2016年 東京大学大学院博士課程修了、博士(工学)取得
    2017年 川島範久建築設計事務所設立
    2020年より明治大学理工学部地域デザイン研究室主宰

    ■主な作品
    • GOOD CYCLE BUILDING 001
    • REVZO虎ノ門
    • 一宮のノコギリ屋根
    • Diagonal Boxes
    • ソニーシティ大崎

    ■受賞
    • 日本建築学会賞(作品)
    • サステナブル住宅賞国土交通大臣賞
    • 住まいの環境デザイン・アワードグランプリ
    • JIA 環境大賞
    • グッドデザイン・ベスト100
    • 前田工学賞







  • 専門セミナー


    申込み


    木下 雅幸 氏

    あなたやわたしでもできる、サスティナブルなはなし
    【まちにART(賑わい)を、ひとにART(豊かさ)を】
    【作業の90%をなくし、建築をもっと楽しく!】

    大資本を投入して取り組むことの多いサスティナブルな取り組み。だけど、それってフツーの人には遠い話。
    そんなサスティナブルを、体感のある取り組みに変える2つの取り組みを紹介します。
    108 ART PROJECTは、街なかにアートを施すことで【まちにART(賑わい)を、ひとにART(豊かさ)を】もたらすSDGs。 何が、どうして体感のあるSDGsなのか?また、そこから紡ぎだす未来、さらにIT技術を活用しどのように発信、展開していこうとしているかについて説明します。
    一方、BEAMap。 設計者が担うボリューム出しと不動産会社がそれをもとに検討する事業収支。 いわゆるフィージビリティスタディ。 この業界横断で存在する生産性の低い、まさにサスティナブルと対極にある作業、あなたはこれからもやり続けますか?
    私の答えは断固としてNO!
    【作業の90%をなくし、建築をもっと楽しく!】な世界の実現は、いかに下作業をなくし、プロがエッセンスの注入だけに専念できる環境を作れるかがポイントです。 その実現に向け、23年の春に提供すべく開発している項目に触れていきます。
    ぜひお楽しみに!

    サステナビリティ DX 生産性

    SDGs

    木下 雅幸 氏  キノシタ マサユキ

    株式会社山下PMC 取締役専務執行役員 CIO(最高イノベーション責任者)

    神戸大学大学院工学研究科建築学修了
    大手建築設計事務所で大型プロジェクトの設計業務に従事
    その後、生命保険会社の不動産投資グループに転職
    ビル全体のCRE戦略の構築に加え、事業性の検証と新規開発、リーシング、バリューアップ等、アセットマネジメント全般に従事
    2010年に山下PMCに入社し、ビジネスモデル創出型のサービスを展開
    エスコンフィールド北海道をはじめとするスポーツ施設、学校、オフィス等、多数の大規模プロジェクトを担当。プレゼンテーションの勝率9割

    著書:無駄な努力ゼロで大成長 賢い仕事術







  • 専門セミナー


    申込み


    實成 康治 氏

    木質構造の設計実務におけるFAP-3、MED-3の活用
    既製品接合金物を活用したフレーム解析と検討書作成のポイント解説

    近年、中規模木造に活用できる既製品の接合部材が多数商品化されており、住宅生産インフラを活用することで比較的安価に中規模木造の建設が可能となってきている。 これに対応して構造計算ソフトの進化も著しく、数年前と比較すると非常に少ない設計工数で木質構造の設計が可能となってきている。 本セミナーにおいては実物件を例に実務設計者が木質フレームの応力解析、断面計算書の作成のポイントを解説する。実務においては審査機関とのやりとりが重要となるが、指摘の少ない構造計算書は「読みやすい構造計算書」である。 100棟を超える中大規模木造の設計実務に携わった中で培われたノウハウと最新ソフトの活用ポイントを解説する。

    サステナビリティ 構造 木質構造

    實成 康治 氏  ジツナリ コウジ

    ウッド・ハブ合同会社 代表

    大手集成材メーカーで大規模木造建築の設計・施工に従事した後、金物メーカーで接合金物の開発を行い、中規模木造対応接合金物「テックワンP3プラス」を考案。
    新潟県三条市で木質構造専門の構造設計事務所ウッド・ハブ合同会社を設立。
    木質構造の構造設計、接合金物の開発コンサルタントおよび非住宅木造建築に関わる技術・営業コンサルタントに従事。
    自社業務と並行し、より一層の木質構造の普及を目的に、『木質構造の設計情報を共有する会』(通称:木構造テラス)を立ち上げ、代表理事に就任。木構造テラスでは素材メーカー、プレカット工場、構造計算ソフトメーカー等と連携し、実務設計者へ設計情報を提供する事を目的に定期的にスクールを開催し啓蒙活動等を行っている。







  • 専門セミナー


    申込み


    南野 稔 氏

    新たなファシリティマネジメント(FM)戦略
    忘れられてきた利用者目線、所有者が望む建築をFMがバックキャスティングする

    2023年、不動産を取り巻く環境は大きく変化しています。不動産開発は、建築資材の高騰に見舞われ、同時にサステナビリティ(持続可能性)の実現が求められています。建物の運営管理では、エネルギー価格の高騰に直面し、更なる省エネルギー化へのシフトが望まれています。このような環境下で建築業界はどのように変化し、どのように対応すべきか。所有者や投資家が求める建築とは何か、ファシリティマネジメント(FM)の視点から語ります。また所有者がこの変化に対し、ファシリティマネージャー(FM)、アセットマネージャー(AM)、プロパティマネージャー(PM)と言った運営のキーパーソンに望む役割は何かをお話しします。
    今後の潮流を推進するために、どのようにDX(デジタル変革)を取り入れ、活用するかを『FMレポート(FM-Integrationの新機能)』の説明を踏まえ解説を行います。

    サステナビリティ DX FM

    南野 稔 氏  ミナミノ ミノル

    サウスフィールド・マネジメント株式会社 代表取締役/プロフェッショナル ファシリティマネージャー

    1970年 生まれ
    1994年 大手ビルメンテナンス会社勤務
    2001年 プラット・インスティテュート大学建築学部ファシリティマネジメント修士課程終了後、ジョンソンコントロールズIFMニューヨーク市教育委員会本部勤務
    2009年 グローバル・ロジスティックス・プロパティーズ(現日本GLP)設立、プロパティマネジメント部長
    2017年 サウスフィールド・マネジメント創業

    30年近く不動産所有者、投資家、ファシリティマネージャー、アセットマネージャー、プロパティマネージャーとあらゆる立場で建物に携わってきました。関わったアセットは、物流施設、オフィスビル、商業施設、レジデンシャルビル、そして公共施設と多岐にわたります。土地の取得から、建築計画の策定、運営管理、中長期修繕の実施、解体に至るまで、建物のライフサイクル全てに関わってきました。企画、設計、施工など現在からの視点だけではなく、30年、40年後の建物の姿を想像し、あるべき姿を設計に反映させてきました。稼働している不動産資産の運用を通じ、所有者が望む建築、建物利用者の目線での建築のあり方を提唱しています。
    ICT分野では、不動産基幹システム(ERP)、PM管理システムの開発を行い、2022年12月には、不動産レポートソフト『FMレポート(FM-Integrationの新機能)』の開発を行いました。







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    宮田 雄二郎 氏

    中層木造の構造設計と実例紹介

    現在、3階建までの木造建物の普及は進んでいますが,4階建以上の中層木造の事例はまだ少ない状況です。 そこで、中層木造の普及に向けて、耐震部材の開発、フレーム実験、そして実施設計に取り組んでいます。 ここではそれらの実例を紹介させていただきます。
    また、国産材の有効活用を目指して木ダボ積層板(DLT)、釘積層板(NLT)の性能を検証し、実施設計で採用した実例を紹介します。
    どちらも、力学モデルが単純になるように、また施工難易度が高くならないように意識して設計した実例です。

    サステナビリティ 構造 木質構造

    宮田 雄二郎 氏  ミヤタ ユウジロウ

    法政大学 デザイン工学部 建築学科 准教授、株式会社宮田構造設計事務所

    1976年 北海道生まれ
    1998年 横浜国立大学工学部建設学科建築学コース卒業
    2001年 同大学 大学院工学研究科修士課程修了
    2001年~2008年 構造計画プラス・ワン
    2008年~2009年 木質環境建築
    2009年 宮田構造設計事務所設立
    2016年 東京大学大学院農学生命科学研究科博士課程満期退学
    現在、法政大学准教授







  • 専門セミナー


    申込み


    八武﨑 裕也 氏

    『自治体×FM』FM-Integrationによる施設管理への取り組み

    本区はSDGsに取り組み、共生社会を目指しています。
    都市開発部施設課では、多くの公共施設の改築と改修工事を実施している中、2030年や2100年の人口減少社会を見据え、公共施設の維持保全を計画的且つ効果的に実施する事が求められています。
    本講演では、建物データを全庁的に一元管理出来るシステムの導入で情報共有を促進し、営繕工事としては事務手続きの円滑化や工事監理の進捗管理等の取り組みをご紹介させて頂きます。

    サステナビリティ FM SDGs

    八武﨑 裕也 氏  ヤブザキ ユウヤ

    江戸川区 都市開発部施設課事業調整係

    2002年に東京電機大学卒業、大手製鐵所総合エンジニア企業に入社、電気工事の監督を従事。その後、計測器メーカーに入社し、国内外問わず多くの新規事業に携わる。
    2012年には、生まれ育った江戸川区役所へ入区し、営繕工事の監督を従事。現在では、総合調整及び改修計画業務に携わっている。







  • 専門セミナー


    申込み


    吉川 明良 氏

    省エネ設計とBIM連携について

    大和ハウス工業株式会社では、2017年よりBIMの全社導入を開始し現在はそのBIM移行を概ね完了させています。 BIM移行は導入期から活用期に入り、BIM技術をデジタル基盤にして様々な改革に向けて取り組んでいます。
    本セッションでは、設計BIMを省エネ設計につなげるための当社取り組み事例と今後の課題をご紹介させて頂きます。

    サステナビリティ DX BIM

    吉川 明良 氏  ヨシカワ アキラ

    大和ハウス工業株式会社 本社技術統括本部建設DX推進部 建築系設計グループ グループ長

    2007年 入社
    2007年~2018年 建築系意匠設計
    2018年 BIM推進部 BIM標準推進1G
    2020年 建設デジタル推進部 デジタル推進建築G
    2021年 建築デジタル推進部 デジタル推進建築設計・施工グループ
    2022年 現職




リアル会場 2月2日(木)




  • 基調講演13:30 - 14:30


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    Mr. Tristram Carfrae

    ガウディのサグラダ・ファミリアができるまで
    ~ 構造エンジニアリングの未来とデジタル ~

    Arup 60年の歴史を振り返り、シドニーオペラハウスからサグラダ・ファミリアに至る軌跡を話します。
    バルセロナを代表するランドマーク、サグラダ・ファミリアは、1882年に着工し、現在も建設が続けられています。 この設計は、アントニ・ガウディが1926年に亡くなるまでの43年間、バシリカ様式教会の設計を練り上げた生涯の仕事です。
    カーフレー氏は、サグラダ・ファミリア財団と2BMFGを支援し、現在の工事段階における構造工学の専門的なアドバイスを行っています。 講演では、教会の建築デザインの歴史について概説した後、バシリカの最高部にある6つの主塔の構造設計と建設に焦点を当てます。
    ガウディが構想した幻想的な石造建築を実現するために、大聖堂の残りの40%にあたるこの段階でのエンジニアリング上の主な課題について説明します。 また、最先端の構造工学とデジタルファブリケーションにより、ガウディが想像もしなかった方法で、プレストレス石材パネル化技術を実現し、ガウディの驚くべき創造的才能を実現した方法についても説明します。

    ビデオ上映(日本語字幕付き)

    オンデマンド配信有り

    サステナビリティ DX 構造

    Tristram Carfrae 氏  トリストラム カーフレー

    Arup副社長 / Arupフェロー

    職業
     構造エンジニア
    現職
     副社長
     アラップフェロー
    アラップ社入社
     1981
    取得資格
     英国ケンブリッジ大学大学院修士課程機械科学専攻修了

    所属団体
     英国王立産業デザイナー協会マスター
     英国王立芸術・製造・商業奨励会フェロー
     英国王立工学アカデミー フェロー
     オーストラリア技術科学・工学アカデミー フェロー
     公認プロフェッショナルエンジニア
     オーストラリア技術者協会、フェロー
     英国技術者評議会公認エンジニア
     英国構造技術者協会フェロー
     ロイヤルデザイナー・フォー・インダストリー(RDI)
    個人的な受賞歴
     2018: IABSE国際賞(構造工学部門)功労賞
     2014: 構造技術者協会ゴールドメダル
     2009: グリーン時代のヒーロー」に選出、CoP15発表
     2009: 英国王立工学アカデミー、マックロバート賞受賞
     2008: ウォーレンセンター「Hero of Innovation
     2006: ミルン・メダル、IABSE
     2001: プロフェッショナル・エンジニア・オブ・ザ・イヤー、エンジニアズ・オーストラリア

    トリストラム・カーフレー氏は、構造設計の第一人者です。 入社以来41年間、オーストラリアとイギリスの両方で、数々の受賞歴のある建築物の構造を担当してきました。 特に、エンジニアリングと建築を統合し、全体として最適なソリューションを提供することを得意としています。 また、建築構造が主要な美的要素を形成するプロジェクトにおいて、世界有数の建築家たちと仕事をする機会に恵まれてきました。
    彼は、材料、エネルギー、時間、お金などの資源をより少なく消費し、より多くの喜びを与えてくれる、より良い建築物を設計することに揺るぎないこだわりを持っています。 これまでに、世界最高峰の構造賞である構造技術者協会の特別賞を受賞した6つの建築物の設計に携わりました。
    カーフレー氏はArupの副社長であり、世界15,000人のスタッフのうち、53人のArup Fellowsの一人でもあります。 この称号は、革新とデザインにおけるArupの卓越した評判に大きく貢献した人を称えるもので、彼はこれを継続させる役割を持つリーダーとして指名されています。
    2001年には「Australian Professional Engineer of the Year」に選ばれ、2004年、2005年、2006年には「Engineers Australia」から「オーストラリアで最も影響力のあるエンジニアトップ100」の一人に認定されました。 2006年には、王立芸術・製造・商業奨励協会(RSA)から、エンジニアリングデザインにおける功績が認められ、Royal Designer for Industry(RDI)の称号を授与されました。 また、国際橋梁構造工学協会(IABSE)の英国グループからは、デザイナーとしてのトリストラムの仕事と優れたデザインへの継続的な貢献が認められ、ミルンメダルを授与されています。 2008年には、ウォーレンセンターから「Hero of Innovation Award」を受賞しました。 また、コペンハーゲン15サミットのために印刷された出版物では、20人の「グリーン時代の英雄」の1人に選ばれています。 2014年には、構造エンジニア協会(IStructE)から栄誉あるゴールドメダル賞を受賞しました。この賞は、科学と構造工学の専門職に対する卓越した貢献を評価するものです。 2018年には、IABSEの42年の歴史の中で、英国人として4人目となるInternational Award of Merit in Structural Engineeringを受賞しました。 2018年から19年にかけて、彼は王立産業デザイナー学部のマスターを務めました。

    サグラダ・ファミリア サグラダ・ファミリア






  • 特別セミナー215:30 - 16:10


    申込み


    関戸 博高 氏

    戦略的なBIMデータ連携を目指して
    BIM-ECコンソーシアムの活動報告を兼ねて

    日本のBIMが本格化して十数年が経過した。今、国・企業・個人において、次の10年〜20年のBIMデータ活用のビジョン・戦略は明確になっているだろうか。 また、この課題をいかに自分に引き寄せれば良いのだろうか。私は日本における次の3つの「不在」の認識が、これを考える上での出発点だと思っている。

    • ① 建築産業の生産性を高める為、BIMを情報のHubとし、データ連携のインフラを構築しようとする「戦略的意志の不在」
    • ② 全国的な社会人及び大学生に対するBIMデータ連携の「専門教育の不在」
    • ③ BIMデータ活用の場における「発注者・市民の不在」

    当セミナーにおいては、これらの問題意識に基づき、単独企業として私たちが行なっているBIMデータ連携の事例、及び実証実験(PoC)に入ろうとしているBIM-ECコンソーシアムの5期目の現状を紹介する。 特にBIM-ECは(まだ道半ばではあるが)企業間連携・分類コード・IFC・情報化された共通仕様書等へとつながるBIMデータ連携の戦略に関わる試みでもある。

    オンデマンド配信有り

    DX BIM FM 生産性

    関戸 博高 氏  セキド ヒロタカ

    スターツコーポレーション株式会社 特別顧問/株式会社ユニークワークス 代表取締役社長

    1973年 名古屋工業大学建築学科卒業後、設計事務所勤務。その後、関戸建築設計事務所 設立
    1984年 スターツ株式会社 入社
    2000年 同社 代表取締役社長
    2005年 スターツコーポレーション株式会社 代表取締役副会長 兼 スターツCAM株式会社 代表取締役社長 その他、複数のグループ企業の社長等歴任
    2018年 BIM-ECコンソーシアム設立 代表幹事(現任)
    2020年 スターツコーポレーション株式会社 特別顧問(現任)/株式会社ユニークワークス 代表取締役社長(現任)







  • 特別セミナー316:15 - 16:55


    申込み


    豊田 啓介 氏

    建築と都市とコモングラウンド
    情報次元に拡張する建築設計の専門性

    建築や都市の設計において、情報次元の設計、特にデジタル空間記述領域の設計が担う価値や可能性が急速に高まっている。 一方、ほんの数年後には実装されているであろう技術や環境の設計において、建築界が新しい情報次元の設計ノウハウを十分に開発・共有できているとは言い難く、分野をまたいだ技術や知見、情報や産業の構造に関する理解を早急に深めることは、建築界全体の急務である。
    コモングラウンドやインタースペースといった概念を軸に、今後建築や都市の設計がになうべき役割を解説する。

    オンデマンド配信有り

    DX BIM 建築 IoT

    デジタルツイン メタバース

    豊田 啓介 氏  トヨダ ケイスケ

    建築家、東京大学生産技術研究所特任教授、noiz、gluon

    1972年 生まれ
    東京大学工学部建築学科卒業
    安藤忠雄建築事務所を経て、コロンビア大学建築学部修士課程修了
    SHoPArchitects(2002–06)を経て、2007年より東京と台北をベースに建築デザイン事務所noizを共同で立ち上げる。
    コンピューテーショナルデザインを積極的に取り入れた設計・製作・研究・コンサルティングなどの活動を、建築からプロダクト、都市、ファッションなど、多分野横断型で展開している。

    2020年よりコモングラウンド・リビングラボのアドバイザーと建築情報学会の副会長に就任
    2020年より東京大学生産技術研究所客員教授、2021年より同特任教授





オンデマンド配信 2月6日(月)~15日(水)




  • 専門セミナー


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    木下 雅幸 氏

    あなたやわたしでもできる、サスティナブルなはなし
    【まちにART(賑わい)を、ひとにART(豊かさ)を】
    【作業の90%をなくし、建築をもっと楽しく!】

    大資本を投入して取り組むことの多いサスティナブルな取り組み。だけど、それってフツーの人には遠い話。
    そんなサスティナブルを、体感のある取り組みに変える2つの取り組みを紹介します。
    108 ART PROJECTは、街なかにアートを施すことで【まちにART(賑わい)を、ひとにART(豊かさ)を】もたらすSDGs。 何が、どうして体感のあるSDGsなのか?また、そこから紡ぎだす未来、さらにIT技術を活用しどのように発信、展開していこうとしているかについて説明します。
    一方、BEAMap。 設計者が担うボリューム出しと不動産会社がそれをもとに検討する事業収支。 いわゆるフィージビリティスタディ。 この業界横断で存在する生産性の低い、まさにサスティナブルと対極にある作業、あなたはこれからもやり続けますか?
    私の答えは断固としてNO!
    【作業の90%をなくし、建築をもっと楽しく!】な世界の実現は、いかに下作業をなくし、プロがエッセンスの注入だけに専念できる環境を作れるかがポイントです。 その実現に向け、23年の春に提供すべく開発している項目に触れていきます。
    ぜひお楽しみに!

    サステナビリティ DX 生産性

    SDGs

    木下 雅幸 氏  キノシタ マサユキ

    株式会社山下PMC 取締役専務執行役員 CIO(最高イノベーション責任者)

    神戸大学大学院工学研究科建築学修了
    大手建築設計事務所で大型プロジェクトの設計業務に従事
    その後、生命保険会社の不動産投資グループに転職
    ビル全体のCRE戦略の構築に加え、事業性の検証と新規開発、リーシング、バリューアップ等、アセットマネジメント全般に従事
    2010年に山下PMCに入社し、ビジネスモデル創出型のサービスを展開
    エスコンフィールド北海道をはじめとするスポーツ施設、学校、オフィス等、多数の大規模プロジェクトを担当。プレゼンテーションの勝率9割

    著書:無駄な努力ゼロで大成長 賢い仕事術







  • 専門セミナー


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    杉浦 盛基 氏

    構造エンジニアの将来像
    組織設計事務所での実務経験に基づきこれからの構造エンジニアの姿を考える

    構造設計は計算機や作図ツールの進化により、建物の難易度が高くなりつつ、設計そのものが変化してきました。 計算機は計算尺から電卓、大型コンピュータ、パーソナルコンピュータへと変化を遂げ、構造解析ツールも同様に変化してきました。 作図についても手書きがCADに変わり、そしてBIMへと変化してきました。ツールだけでなく、社会も大きく変わりました。 バブルからバブル崩壊、リーマンショック、阪神大震災や東日本大震災といった地震による被災など。 今後もツールのみならず社会も大きく変わっていくと思います。そのような状況下で、構造エンジニアはどのようなことを考えて実務をおこなっていくべきでしょうか。 このようなツールの変遷や社会の過渡期に組織事務所で構造設計をおこなってきた経験および海外の建築家やプロジェクトマネージャーと協働してきた経験から、これからの構造エンジニアはどのようなことを意識しながら職務を全うしていくべきなのかを考えてみたいと思います。

    DX 構造

    杉浦 盛基 氏  スギウラ シゲキ

    株式会社日建設計 エンジニアリング部門 構造設計グループ プリンシパル

    1968年 愛知県生まれ
    1991年 大学卒業後日建設計入社
    入社以後構造設計に従事。 高さ200mを超えるタワーや超高層ビルから、350mを超えるスパンの大空間構造に至る様々な設計に携わる。
    設計者として瀬戸デジタルタワー(2003)、京都迎賓館(2005)、ミッドランドスクエア(2006)、焼津信用金庫本部社屋(2007)、名古屋市科学館理工館・天文館(2011)、中京テレビ本社ビル(2015)、ザハ・ハディド・アーキテクツ∔設計JV案新国立競技場(2013‐2015)、新カンプノウ計画コンペ(2016)、津市産業スポーツセンター“サオリーナ”(2017)などを担当。
    2020年より現職。







  • 専門セミナー


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    千田 尚一 氏

    竹中工務店のDXに向けた取り組み
    BIM活用からData Driven Design Buildへ

    弊社では、設計・生産プロセスの生産性向上を実現するBIMの全社的推進・展開を図るため、2015年7月に「BIM推進室」を発足し、BIM推進ロードマップの策定、BIM展開のための基盤整備及び各本・支店の活動支援を開始しました。 統一的な全店推進を行うため、BIM活用の拡大、最先端技術の試行及びツールの開発を進め、現在は、これまでの活動をベースに、BIMモデルを中心とした業務スタイルをプロジェクトに広く展開する段階に至っています。 今後は、BIMデータを活用した業務の標準化及びプロジェクト支援の更なる強化及び人材育成にも取り組んでいきます。
    今回は前述の活動の中から、「オープンBIMによるプロジェクトマネジメント」、「データ・ドリブン・デザイン・ビルド(d3b)のコンセプト」、「国土交通省のモデル事業の取り組み」の3点について、可能な限り具体的な情報を共有させて頂きます。

    DX BIM 建築 生産性 IoT

    デジタルツイン

    千田 尚一 氏  センダ ショウイチ

    株式会社竹中工務店 BIM推進室 シニアチーフエキスパート

    大学を卒業後、建築設計者として、大阪、沖縄、鹿児島の設計事務所で様々なプロジェクトの経験を積み、2007年に竹中工務店設計部に入社しました。
    入社後は、商業施設、金融系施設を担当しながら、吹田市立サッカースタジアム建設にも参画し、作品づくりに専念しました。 その中で、弊社が目指すBIMのベストプラクティスをオンプロで実践し、BIMマネジメントのノウハウをもって全社的なBIM推進活動をリードしてきました。
    また、国内外のカンファレンスにも参加し、自らも登壇することで、先進的な情報や自らの取り組みをタイムリーに社内外へ展開しています。
    現在は、設計部で運用するBIMツールの開発を統括し、社内のBIM推進と共に尽力しています。







  • 専門セミナー


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    光田 祐介 氏

    スマートビルとIWMS(統合ワークプレイス管理システム)
    アフターコロナ時代の新しいワークプレイス

    ここ数年の新型コロナウイルスのまん延は、もちろん忌むべき存在ではありますが、テレワークの普及などデジタル化の底上げといった点では一定の契機となりました。 アフターコロナの時代には、まさに追い風となっているデジタル化を味方につけて、人手不足・カーボンニュートラルといった課題解決や高度なUXの提供、全体最適といった付加価値に繋げることがビジネスチャンスをつかむことに直結します。
    本講演では、日建設計デジタルソリューションラボが提案するスマートビルやスマートワークプレイスと、それらに関連するIoT、ロボット、MR等の研究開発事例についてご紹介します。 加えて、スマートビルにおけるIWMSの位置づけやシステム連携について、現在検証を進めているPLANONの内容を交えながらご説明します。

    DX BIM FM IoT メタバース

    光田 祐介 氏  ミツダ ユウスケ

    株式会社日建設計 デジタル推進グループ デジタルソリューションラボ

    1980年 横浜生まれ
    2005年 修士課程修了後、大手不動産会社に入社し建築設計業務に従事。その後、商品開発、BIMの導入・推進、AIやWEBサービスの開発等の新規事業推進に携わる。
    2020年 FM-Integrationの開発に協力
    2021年 日建設計に入社
    現在はスマートビルのコンサルティング及びライフサイクル(BIM)コンサルティングが主な業務領域。
    一級建築士、認定ファシリティマネージャー、CASBEE建築評価員







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    南野 稔 氏

    新たなファシリティマネジメント(FM)戦略
    忘れられてきた利用者目線、所有者が望む建築をFMがバックキャスティングする

    2023年、不動産を取り巻く環境は大きく変化しています。不動産開発は、建築資材の高騰に見舞われ、同時にサステナビリティ(持続可能性)の実現が求められています。建物の運営管理では、エネルギー価格の高騰に直面し、更なる省エネルギー化へのシフトが望まれています。このような環境下で建築業界はどのように変化し、どのように対応すべきか。所有者や投資家が求める建築とは何か、ファシリティマネジメント(FM)の視点から語ります。また所有者がこの変化に対し、ファシリティマネージャー(FM)、アセットマネージャー(AM)、プロパティマネージャー(PM)と言った運営のキーパーソンに望む役割は何かをお話しします。
    今後の潮流を推進するために、どのようにDX(デジタル変革)を取り入れ、活用するかを『FMレポート(FM-Integrationの新機能)』の説明を踏まえ解説を行います。

    サステナビリティ DX FM

    南野 稔 氏  ミナミノ ミノル

    サウスフィールド・マネジメント株式会社 代表取締役/プロフェッショナル ファシリティマネージャー

    1970年 生まれ
    1994年 大手ビルメンテナンス会社勤務
    2001年 プラット・インスティテュート大学建築学部ファシリティマネジメント修士課程終了後、ジョンソンコントロールズIFMニューヨーク市教育委員会本部勤務
    2009年 グローバル・ロジスティックス・プロパティーズ(現日本GLP)設立、プロパティマネジメント部長
    2017年 サウスフィールド・マネジメント創業

    30年近く不動産所有者、投資家、ファシリティマネージャー、アセットマネージャー、プロパティマネージャーとあらゆる立場で建物に携わってきました。関わったアセットは、物流施設、オフィスビル、商業施設、レジデンシャルビル、そして公共施設と多岐にわたります。土地の取得から、建築計画の策定、運営管理、中長期修繕の実施、解体に至るまで、建物のライフサイクル全てに関わってきました。企画、設計、施工など現在からの視点だけではなく、30年、40年後の建物の姿を想像し、あるべき姿を設計に反映させてきました。稼働している不動産資産の運用を通じ、所有者が望む建築、建物利用者の目線での建築のあり方を提唱しています。
    ICT分野では、不動産基幹システム(ERP)、PM管理システムの開発を行い、2022年12月には、不動産レポートソフト『FMレポート(FM-Integrationの新機能)』の開発を行いました。







  • 専門セミナー


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    武藤 正樹 氏

    BIM建築確認の現在と展開のシナリオ

    国内のBIM活用事例が続々と報告されたのを契機とする、2009年のBIM元年から10年余を経て、コロナ禍を契機とする社会のデジタルシフトの流れが生まれた。 これに対し、2021年1月1日に施行された「押印を求める手続の見直し等のための国土交通省関係省令の一部を改正する省令」に象徴されるように、行政も含めた建築分野のデジタライゼーションの動きが加速し、当年を建築DX元年と呼ぶメディアも出てきている。
    本講演では、2014年に建築研究所でBIM建築確認の開発ステップを定義してから、建築BIM推進会議における「BIMを活用した建築確認検査の実施検討部会」での検討を踏まえ、建築確認の開発ステップの意味を再定義しつつ、BIMを活用した建築確認の現在と展開のシナリオを示したい。

    DX BIM 建築

    武藤 正樹 氏  ムトウ マサキ

    国立研究開発法人 建築研究所 建築生産研究グループ 上席研究員

    1968年 愛知県生まれ
    1997年 名古屋工業大学大学院修了、博士(工学)
    1997年 日本学術振興会特別研究員
    1999年 徳島大学講師
    2000年 建設省建築研究所研究員
    2001年 国土交通省国土技術政策総合研究所主任研究員
    2009年 独立行政法人建築研究所主任研究員、を経て、2016年より国立研究開発法人建築研究所上席研究員(現職)







  • 専門セミナー


    申込み


    吉川 明良 氏

    省エネ設計とBIM連携について

    大和ハウス工業株式会社では、2017年よりBIMの全社導入を開始し現在はそのBIM移行を概ね完了させています。 BIM移行は導入期から活用期に入り、BIM技術をデジタル基盤にして様々な改革に向けて取り組んでいます。
    本セッションでは、設計BIMを省エネ設計につなげるための当社取り組み事例と今後の課題をご紹介させて頂きます。

    サステナビリティ DX BIM

    吉川 明良 氏  ヨシカワ アキラ

    大和ハウス工業株式会社 本社技術統括本部建設DX推進部 建築系設計グループ グループ長

    2007年 入社
    2007年~2018年 建築系意匠設計
    2018年 BIM推進部 BIM標準推進1G
    2020年 建設デジタル推進部 デジタル推進建築G
    2021年 建築デジタル推進部 デジタル推進建築設計・施工グループ
    2022年 現職




リアル会場 2月2日(木)




  • 特別セミナー215:30 - 16:10


    申込み


    関戸 博高 氏

    戦略的なBIMデータ連携を目指して
    BIM-ECコンソーシアムの活動報告を兼ねて

    日本のBIMが本格化して十数年が経過した。今、国・企業・個人において、次の10年〜20年のBIMデータ活用のビジョン・戦略は明確になっているだろうか。 また、この課題をいかに自分に引き寄せれば良いのだろうか。私は日本における次の3つの「不在」の認識が、これを考える上での出発点だと思っている。

    • ① 建築産業の生産性を高める為、BIMを情報のHubとし、データ連携のインフラを構築しようとする「戦略的意志の不在」
    • ② 全国的な社会人及び大学生に対するBIMデータ連携の「専門教育の不在」
    • ③ BIMデータ活用の場における「発注者・市民の不在」

    当セミナーにおいては、これらの問題意識に基づき、単独企業として私たちが行なっているBIMデータ連携の事例、及び実証実験(PoC)に入ろうとしているBIM-ECコンソーシアムの5期目の現状を紹介する。 特にBIM-ECは(まだ道半ばではあるが)企業間連携・分類コード・IFC・情報化された共通仕様書等へとつながるBIMデータ連携の戦略に関わる試みでもある。

    オンデマンド配信有り

    DX BIM FM 生産性

    関戸 博高 氏  セキド ヒロタカ

    スターツコーポレーション株式会社 特別顧問/株式会社ユニークワークス 代表取締役社長

    1973年 名古屋工業大学建築学科卒業後、設計事務所勤務。その後、関戸建築設計事務所 設立
    1984年 スターツ株式会社 入社
    2000年 同社 代表取締役社長
    2005年 スターツコーポレーション株式会社 代表取締役副会長 兼 スターツCAM株式会社 代表取締役社長 その他、複数のグループ企業の社長等歴任
    2018年 BIM-ECコンソーシアム設立 代表幹事(現任)
    2020年 スターツコーポレーション株式会社 特別顧問(現任)/株式会社ユニークワークス 代表取締役社長(現任)







  • 特別セミナー316:15 - 16:55


    申込み


    豊田 啓介 氏

    建築と都市とコモングラウンド
    情報次元に拡張する建築設計の専門性

    建築や都市の設計において、情報次元の設計、特にデジタル空間記述領域の設計が担う価値や可能性が急速に高まっている。 一方、ほんの数年後には実装されているであろう技術や環境の設計において、建築界が新しい情報次元の設計ノウハウを十分に開発・共有できているとは言い難く、分野をまたいだ技術や知見、情報や産業の構造に関する理解を早急に深めることは、建築界全体の急務である。
    コモングラウンドやインタースペースといった概念を軸に、今後建築や都市の設計がになうべき役割を解説する。

    オンデマンド配信有り

    DX BIM 建築 IoT

    デジタルツイン メタバース

    豊田 啓介 氏  トヨダ ケイスケ

    建築家、東京大学生産技術研究所特任教授、noiz、gluon

    1972年 生まれ
    東京大学工学部建築学科卒業
    安藤忠雄建築事務所を経て、コロンビア大学建築学部修士課程修了
    SHoPArchitects(2002–06)を経て、2007年より東京と台北をベースに建築デザイン事務所noizを共同で立ち上げる。
    コンピューテーショナルデザインを積極的に取り入れた設計・製作・研究・コンサルティングなどの活動を、建築からプロダクト、都市、ファッションなど、多分野横断型で展開している。

    2020年よりコモングラウンド・リビングラボのアドバイザーと建築情報学会の副会長に就任
    2020年より東京大学生産技術研究所客員教授、2021年より同特任教授





オンデマンド配信 2月6日(月)~15日(水)




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    千田 尚一 氏

    竹中工務店のDXに向けた取り組み
    BIM活用からData Driven Design Buildへ

    弊社では、設計・生産プロセスの生産性向上を実現するBIMの全社的推進・展開を図るため、2015年7月に「BIM推進室」を発足し、BIM推進ロードマップの策定、BIM展開のための基盤整備及び各本・支店の活動支援を開始しました。 統一的な全店推進を行うため、BIM活用の拡大、最先端技術の試行及びツールの開発を進め、現在は、これまでの活動をベースに、BIMモデルを中心とした業務スタイルをプロジェクトに広く展開する段階に至っています。 今後は、BIMデータを活用した業務の標準化及びプロジェクト支援の更なる強化及び人材育成にも取り組んでいきます。
    今回は前述の活動の中から、「オープンBIMによるプロジェクトマネジメント」、「データ・ドリブン・デザイン・ビルド(d3b)のコンセプト」、「国土交通省のモデル事業の取り組み」の3点について、可能な限り具体的な情報を共有させて頂きます。

    DX BIM 建築 生産性 IoT

    デジタルツイン

    千田 尚一 氏  センダ ショウイチ

    株式会社竹中工務店 BIM推進室 シニアチーフエキスパート

    大学を卒業後、建築設計者として、大阪、沖縄、鹿児島の設計事務所で様々なプロジェクトの経験を積み、2007年に竹中工務店設計部に入社しました。
    入社後は、商業施設、金融系施設を担当しながら、吹田市立サッカースタジアム建設にも参画し、作品づくりに専念しました。 その中で、弊社が目指すBIMのベストプラクティスをオンプロで実践し、BIMマネジメントのノウハウをもって全社的なBIM推進活動をリードしてきました。
    また、国内外のカンファレンスにも参加し、自らも登壇することで、先進的な情報や自らの取り組みをタイムリーに社内外へ展開しています。
    現在は、設計部で運用するBIMツールの開発を統括し、社内のBIM推進と共に尽力しています。







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    光田 祐介 氏

    スマートビルとIWMS(統合ワークプレイス管理システム)
    アフターコロナ時代の新しいワークプレイス

    ここ数年の新型コロナウイルスのまん延は、もちろん忌むべき存在ではありますが、テレワークの普及などデジタル化の底上げといった点では一定の契機となりました。 アフターコロナの時代には、まさに追い風となっているデジタル化を味方につけて、人手不足・カーボンニュートラルといった課題解決や高度なUXの提供、全体最適といった付加価値に繋げることがビジネスチャンスをつかむことに直結します。
    本講演では、日建設計デジタルソリューションラボが提案するスマートビルやスマートワークプレイスと、それらに関連するIoT、ロボット、MR等の研究開発事例についてご紹介します。 加えて、スマートビルにおけるIWMSの位置づけやシステム連携について、現在検証を進めているPLANONの内容を交えながらご説明します。

    DX BIM FM IoT メタバース

    光田 祐介 氏  ミツダ ユウスケ

    株式会社日建設計 デジタル推進グループ デジタルソリューションラボ

    1980年 横浜生まれ
    2005年 修士課程修了後、大手不動産会社に入社し建築設計業務に従事。その後、商品開発、BIMの導入・推進、AIやWEBサービスの開発等の新規事業推進に携わる。
    2020年 FM-Integrationの開発に協力
    2021年 日建設計に入社
    現在はスマートビルのコンサルティング及びライフサイクル(BIM)コンサルティングが主な業務領域。
    一級建築士、認定ファシリティマネージャー、CASBEE建築評価員







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    武藤 正樹 氏

    BIM建築確認の現在と展開のシナリオ

    国内のBIM活用事例が続々と報告されたのを契機とする、2009年のBIM元年から10年余を経て、コロナ禍を契機とする社会のデジタルシフトの流れが生まれた。 これに対し、2021年1月1日に施行された「押印を求める手続の見直し等のための国土交通省関係省令の一部を改正する省令」に象徴されるように、行政も含めた建築分野のデジタライゼーションの動きが加速し、当年を建築DX元年と呼ぶメディアも出てきている。
    本講演では、2014年に建築研究所でBIM建築確認の開発ステップを定義してから、建築BIM推進会議における「BIMを活用した建築確認検査の実施検討部会」での検討を踏まえ、建築確認の開発ステップの意味を再定義しつつ、BIMを活用した建築確認の現在と展開のシナリオを示したい。

    DX BIM 建築

    武藤 正樹 氏  ムトウ マサキ

    国立研究開発法人 建築研究所 建築生産研究グループ 上席研究員

    1968年 愛知県生まれ
    1997年 名古屋工業大学大学院修了、博士(工学)
    1997年 日本学術振興会特別研究員
    1999年 徳島大学講師
    2000年 建設省建築研究所研究員
    2001年 国土交通省国土技術政策総合研究所主任研究員
    2009年 独立行政法人建築研究所主任研究員、を経て、2016年より国立研究開発法人建築研究所上席研究員(現職)







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    申込み


    吉川 明良 氏

    省エネ設計とBIM連携について

    大和ハウス工業株式会社では、2017年よりBIMの全社導入を開始し現在はそのBIM移行を概ね完了させています。 BIM移行は導入期から活用期に入り、BIM技術をデジタル基盤にして様々な改革に向けて取り組んでいます。
    本セッションでは、設計BIMを省エネ設計につなげるための当社取り組み事例と今後の課題をご紹介させて頂きます。

    サステナビリティ DX BIM

    吉川 明良 氏  ヨシカワ アキラ

    大和ハウス工業株式会社 本社技術統括本部建設DX推進部 建築系設計グループ グループ長

    2007年 入社
    2007年~2018年 建築系意匠設計
    2018年 BIM推進部 BIM標準推進1G
    2020年 建設デジタル推進部 デジタル推進建築G
    2021年 建築デジタル推進部 デジタル推進建築設計・施工グループ
    2022年 現職




リアル会場 2月2日(木)




  • 特別セミナー316:15 - 16:55


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    豊田 啓介 氏

    建築と都市とコモングラウンド
    情報次元に拡張する建築設計の専門性

    建築や都市の設計において、情報次元の設計、特にデジタル空間記述領域の設計が担う価値や可能性が急速に高まっている。 一方、ほんの数年後には実装されているであろう技術や環境の設計において、建築界が新しい情報次元の設計ノウハウを十分に開発・共有できているとは言い難く、分野をまたいだ技術や知見、情報や産業の構造に関する理解を早急に深めることは、建築界全体の急務である。
    コモングラウンドやインタースペースといった概念を軸に、今後建築や都市の設計がになうべき役割を解説する。

    オンデマンド配信有り

    DX BIM 建築 IoT

    デジタルツイン メタバース

    豊田 啓介 氏  トヨダ ケイスケ

    建築家、東京大学生産技術研究所特任教授、noiz、gluon

    1972年 生まれ
    東京大学工学部建築学科卒業
    安藤忠雄建築事務所を経て、コロンビア大学建築学部修士課程修了
    SHoPArchitects(2002–06)を経て、2007年より東京と台北をベースに建築デザイン事務所noizを共同で立ち上げる。
    コンピューテーショナルデザインを積極的に取り入れた設計・製作・研究・コンサルティングなどの活動を、建築からプロダクト、都市、ファッションなど、多分野横断型で展開している。

    2020年よりコモングラウンド・リビングラボのアドバイザーと建築情報学会の副会長に就任
    2020年より東京大学生産技術研究所客員教授、2021年より同特任教授





オンデマンド配信 2月6日(月)~15日(水)




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    川島 範久 氏

    環境シミュレーション建築デザイン実践ガイドブック
    自然とつながる建築をめざして

    2022年5月に刊行となった拙著『環境シミュレーション建築デザイン実践ガイドブック』についてまずご紹介します。 この本は、コンピュータの急速な発展により、建築設計の現場でも扱いやすくなった環境シミュレーションを活用するためのガイドブックです。 「実践編」と「理論編」で構成されており、「実践編」では光、風、熱といった環境要素をどのように可視化し、自然とつながる建築をどう実現していくのか、そのデザイン手法を紹介、「理論編」ではデザインの背景にあるしくみと指標・基準を丁寧に解説しています。

    サステナビリティ 建築

    川島 範久 氏  カワシマ ノリヒサ

    株式会社川島範久建築設計事務所 代表取締役/明治大学理工学部 講師

    建築家
    1982年 神奈川県生まれ
    2005年 東京大学卒業
    2007年 東京大学大学院修士課程修了後、日建設計勤務
    2012年 UC バークレー客員研究員
    2016年 東京大学大学院博士課程修了、博士(工学)取得
    2017年 川島範久建築設計事務所設立
    2020年より明治大学理工学部地域デザイン研究室主宰

    ■主な作品
    • GOOD CYCLE BUILDING 001
    • REVZO虎ノ門
    • 一宮のノコギリ屋根
    • Diagonal Boxes
    • ソニーシティ大崎

    ■受賞
    • 日本建築学会賞(作品)
    • サステナブル住宅賞国土交通大臣賞
    • 住まいの環境デザイン・アワードグランプリ
    • JIA 環境大賞
    • グッドデザイン・ベスト100
    • 前田工学賞







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    千田 尚一 氏

    竹中工務店のDXに向けた取り組み
    BIM活用からData Driven Design Buildへ

    弊社では、設計・生産プロセスの生産性向上を実現するBIMの全社的推進・展開を図るため、2015年7月に「BIM推進室」を発足し、BIM推進ロードマップの策定、BIM展開のための基盤整備及び各本・支店の活動支援を開始しました。 統一的な全店推進を行うため、BIM活用の拡大、最先端技術の試行及びツールの開発を進め、現在は、これまでの活動をベースに、BIMモデルを中心とした業務スタイルをプロジェクトに広く展開する段階に至っています。 今後は、BIMデータを活用した業務の標準化及びプロジェクト支援の更なる強化及び人材育成にも取り組んでいきます。
    今回は前述の活動の中から、「オープンBIMによるプロジェクトマネジメント」、「データ・ドリブン・デザイン・ビルド(d3b)のコンセプト」、「国土交通省のモデル事業の取り組み」の3点について、可能な限り具体的な情報を共有させて頂きます。

    DX BIM 建築 生産性 IoT

    デジタルツイン

    千田 尚一 氏  センダ ショウイチ

    株式会社竹中工務店 BIM推進室 シニアチーフエキスパート

    大学を卒業後、建築設計者として、大阪、沖縄、鹿児島の設計事務所で様々なプロジェクトの経験を積み、2007年に竹中工務店設計部に入社しました。
    入社後は、商業施設、金融系施設を担当しながら、吹田市立サッカースタジアム建設にも参画し、作品づくりに専念しました。 その中で、弊社が目指すBIMのベストプラクティスをオンプロで実践し、BIMマネジメントのノウハウをもって全社的なBIM推進活動をリードしてきました。
    また、国内外のカンファレンスにも参加し、自らも登壇することで、先進的な情報や自らの取り組みをタイムリーに社内外へ展開しています。
    現在は、設計部で運用するBIMツールの開発を統括し、社内のBIM推進と共に尽力しています。







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    武藤 正樹 氏

    BIM建築確認の現在と展開のシナリオ

    国内のBIM活用事例が続々と報告されたのを契機とする、2009年のBIM元年から10年余を経て、コロナ禍を契機とする社会のデジタルシフトの流れが生まれた。 これに対し、2021年1月1日に施行された「押印を求める手続の見直し等のための国土交通省関係省令の一部を改正する省令」に象徴されるように、行政も含めた建築分野のデジタライゼーションの動きが加速し、当年を建築DX元年と呼ぶメディアも出てきている。
    本講演では、2014年に建築研究所でBIM建築確認の開発ステップを定義してから、建築BIM推進会議における「BIMを活用した建築確認検査の実施検討部会」での検討を踏まえ、建築確認の開発ステップの意味を再定義しつつ、BIMを活用した建築確認の現在と展開のシナリオを示したい。

    DX BIM 建築

    武藤 正樹 氏  ムトウ マサキ

    国立研究開発法人 建築研究所 建築生産研究グループ 上席研究員

    1968年 愛知県生まれ
    1997年 名古屋工業大学大学院修了、博士(工学)
    1997年 日本学術振興会特別研究員
    1999年 徳島大学講師
    2000年 建設省建築研究所研究員
    2001年 国土交通省国土技術政策総合研究所主任研究員
    2009年 独立行政法人建築研究所主任研究員、を経て、2016年より国立研究開発法人建築研究所上席研究員(現職)




リアル会場 2月2日(木)




  • 基調講演13:30 - 14:30


    申込み


    Mr. Tristram Carfrae

    ガウディのサグラダ・ファミリアができるまで
    ~ 構造エンジニアリングの未来とデジタル ~

    Arup 60年の歴史を振り返り、シドニーオペラハウスからサグラダ・ファミリアに至る軌跡を話します。
    バルセロナを代表するランドマーク、サグラダ・ファミリアは、1882年に着工し、現在も建設が続けられています。 この設計は、アントニ・ガウディが1926年に亡くなるまでの43年間、バシリカ様式教会の設計を練り上げた生涯の仕事です。
    カーフレー氏は、サグラダ・ファミリア財団と2BMFGを支援し、現在の工事段階における構造工学の専門的なアドバイスを行っています。 講演では、教会の建築デザインの歴史について概説した後、バシリカの最高部にある6つの主塔の構造設計と建設に焦点を当てます。
    ガウディが構想した幻想的な石造建築を実現するために、大聖堂の残りの40%にあたるこの段階でのエンジニアリング上の主な課題について説明します。 また、最先端の構造工学とデジタルファブリケーションにより、ガウディが想像もしなかった方法で、プレストレス石材パネル化技術を実現し、ガウディの驚くべき創造的才能を実現した方法についても説明します。

    ビデオ上映(日本語字幕付き)

    オンデマンド配信有り

    サステナビリティ DX 構造

    Tristram Carfrae 氏  トリストラム カーフレー

    Arup副社長 / Arupフェロー

    職業
     構造エンジニア
    現職
     副社長
     アラップフェロー
    アラップ社入社
     1981
    取得資格
     英国ケンブリッジ大学大学院修士課程機械科学専攻修了

    所属団体
     英国王立産業デザイナー協会マスター
     英国王立芸術・製造・商業奨励会フェロー
     英国王立工学アカデミー フェロー
     オーストラリア技術科学・工学アカデミー フェロー
     公認プロフェッショナルエンジニア
     オーストラリア技術者協会、フェロー
     英国技術者評議会公認エンジニア
     英国構造技術者協会フェロー
     ロイヤルデザイナー・フォー・インダストリー(RDI)
    個人的な受賞歴
     2018: IABSE国際賞(構造工学部門)功労賞
     2014: 構造技術者協会ゴールドメダル
     2009: グリーン時代のヒーロー」に選出、CoP15発表
     2009: 英国王立工学アカデミー、マックロバート賞受賞
     2008: ウォーレンセンター「Hero of Innovation
     2006: ミルン・メダル、IABSE
     2001: プロフェッショナル・エンジニア・オブ・ザ・イヤー、エンジニアズ・オーストラリア

    トリストラム・カーフレー氏は、構造設計の第一人者です。 入社以来41年間、オーストラリアとイギリスの両方で、数々の受賞歴のある建築物の構造を担当してきました。 特に、エンジニアリングと建築を統合し、全体として最適なソリューションを提供することを得意としています。 また、建築構造が主要な美的要素を形成するプロジェクトにおいて、世界有数の建築家たちと仕事をする機会に恵まれてきました。
    彼は、材料、エネルギー、時間、お金などの資源をより少なく消費し、より多くの喜びを与えてくれる、より良い建築物を設計することに揺るぎないこだわりを持っています。 これまでに、世界最高峰の構造賞である構造技術者協会の特別賞を受賞した6つの建築物の設計に携わりました。
    カーフレー氏はArupの副社長であり、世界15,000人のスタッフのうち、53人のArup Fellowsの一人でもあります。 この称号は、革新とデザインにおけるArupの卓越した評判に大きく貢献した人を称えるもので、彼はこれを継続させる役割を持つリーダーとして指名されています。
    2001年には「Australian Professional Engineer of the Year」に選ばれ、2004年、2005年、2006年には「Engineers Australia」から「オーストラリアで最も影響力のあるエンジニアトップ100」の一人に認定されました。 2006年には、王立芸術・製造・商業奨励協会(RSA)から、エンジニアリングデザインにおける功績が認められ、Royal Designer for Industry(RDI)の称号を授与されました。 また、国際橋梁構造工学協会(IABSE)の英国グループからは、デザイナーとしてのトリストラムの仕事と優れたデザインへの継続的な貢献が認められ、ミルンメダルを授与されています。 2008年には、ウォーレンセンターから「Hero of Innovation Award」を受賞しました。 また、コペンハーゲン15サミットのために印刷された出版物では、20人の「グリーン時代の英雄」の1人に選ばれています。 2014年には、構造エンジニア協会(IStructE)から栄誉あるゴールドメダル賞を受賞しました。この賞は、科学と構造工学の専門職に対する卓越した貢献を評価するものです。 2018年には、IABSEの42年の歴史の中で、英国人として4人目となるInternational Award of Merit in Structural Engineeringを受賞しました。 2018年から19年にかけて、彼は王立産業デザイナー学部のマスターを務めました。

    サグラダ・ファミリア サグラダ・ファミリア






  • 特別セミナー114:45 - 15:25


    申込み


    海老澤 渉 氏

    三菱地所グループの国産材活用に向けた新たな取組
    ~ 木造木質化事業で、まちともりの架け橋に ~

    2016年4月に三菱地所株式会社内の新規事業提案制度を活用しCLTユニット(現CLT WOOD PROMOTIONユニット)を立ち上げました。
    自社のアセット開発にCLTを取り入れる手法の研究開発、木材活用の事業化を目的としたR&Dユニットです。当時日本国内で高層建築初となるCLT-鉄骨ハイブリッド構造のマンションを建設し、空港やオフィスビル、商業施設、ホテルなどで木造化(CLT等木材利用)を実践してきました。
    本講演会では、この実案件にてチャレンジしてきた内容および実案件を通して得られた課題を報告します。
    またこの実案件から得られた課題を解決し、自社アセット開発での木材利用だけではなく、広く木材利用を普及推進していくことが可能となるよう製造から販売までを一気通貫で行う総合林業会社MEC Industry株式会社を設立しました。 MEC Industryの木材活用商品のテーマは特殊で限られた人しかできない木造化木質化技術ではなく、木質デザインをしたい人、木材利用を通じて環境貢献をしたい人、あらゆる人が気軽に建築物に木材利用を可能にする商品を提供することです。
    本講演会ではその一部も紹介します。

    オンデマンド配信有り

    サステナビリティ 構造 木質構造

    海老澤 渉 氏  エビサワ ワタル

    株式会社三菱地所設計 R&D推進部 木質建築推進室 兼務 三菱地所 兼務 MEC Industry

    1982年 東京生まれ
    2007年 三菱地所設計入社 構造設計部配属
    2016年 三菱地所 住宅業務企画部CLTユニット(現 関連事業推進室CLT WOOD PROMOTIONユニット)設立、兼務
    2020年 MEC Industry設立、兼務
    2021年 三菱地所設計R&D推進部内に木質建築推進室を設立し今に至る

    設計者として「新宿イーストサイドスクエア」「JR博多シティ駅前広場大屋根」「マークイズみなとみらい木漏れ陽ルーフ」「明治大学中野キャンパス」「石田沢まちづくりセンター」などに携わり、事業者として木造木質化プロジェクト「PARK WOOD高森」「みやこ下地島空港ターミナル」「CLT PARK HARUMI」「ザロイヤルパークキャンバス札幌大通公園」などに携わる。





オンデマンド配信 2月6日(月)~15日(水)




  • 専門セミナー


    申込み


    實成 康治 氏

    木質構造の設計実務におけるFAP-3、MED-3の活用
    既製品接合金物を活用したフレーム解析と検討書作成のポイント解説

    近年、中規模木造に活用できる既製品の接合部材が多数商品化されており、住宅生産インフラを活用することで比較的安価に中規模木造の建設が可能となってきている。 これに対応して構造計算ソフトの進化も著しく、数年前と比較すると非常に少ない設計工数で木質構造の設計が可能となってきている。 本セミナーにおいては実物件を例に実務設計者が木質フレームの応力解析、断面計算書の作成のポイントを解説する。実務においては審査機関とのやりとりが重要となるが、指摘の少ない構造計算書は「読みやすい構造計算書」である。 100棟を超える中大規模木造の設計実務に携わった中で培われたノウハウと最新ソフトの活用ポイントを解説する。

    サステナビリティ 構造 木質構造

    實成 康治 氏  ジツナリ コウジ

    ウッド・ハブ合同会社 代表

    大手集成材メーカーで大規模木造建築の設計・施工に従事した後、金物メーカーで接合金物の開発を行い、中規模木造対応接合金物「テックワンP3プラス」を考案。
    新潟県三条市で木質構造専門の構造設計事務所ウッド・ハブ合同会社を設立。
    木質構造の構造設計、接合金物の開発コンサルタントおよび非住宅木造建築に関わる技術・営業コンサルタントに従事。
    自社業務と並行し、より一層の木質構造の普及を目的に、『木質構造の設計情報を共有する会』(通称:木構造テラス)を立ち上げ、代表理事に就任。木構造テラスでは素材メーカー、プレカット工場、構造計算ソフトメーカー等と連携し、実務設計者へ設計情報を提供する事を目的に定期的にスクールを開催し啓蒙活動等を行っている。







  • 専門セミナー


    申込み


    杉浦 盛基 氏

    構造エンジニアの将来像
    組織設計事務所での実務経験に基づきこれからの構造エンジニアの姿を考える

    構造設計は計算機や作図ツールの進化により、建物の難易度が高くなりつつ、設計そのものが変化してきました。 計算機は計算尺から電卓、大型コンピュータ、パーソナルコンピュータへと変化を遂げ、構造解析ツールも同様に変化してきました。 作図についても手書きがCADに変わり、そしてBIMへと変化してきました。ツールだけでなく、社会も大きく変わりました。 バブルからバブル崩壊、リーマンショック、阪神大震災や東日本大震災といった地震による被災など。 今後もツールのみならず社会も大きく変わっていくと思います。そのような状況下で、構造エンジニアはどのようなことを考えて実務をおこなっていくべきでしょうか。 このようなツールの変遷や社会の過渡期に組織事務所で構造設計をおこなってきた経験および海外の建築家やプロジェクトマネージャーと協働してきた経験から、これからの構造エンジニアはどのようなことを意識しながら職務を全うしていくべきなのかを考えてみたいと思います。

    DX 構造

    杉浦 盛基 氏  スギウラ シゲキ

    株式会社日建設計 エンジニアリング部門 構造設計グループ プリンシパル

    1968年 愛知県生まれ
    1991年 大学卒業後日建設計入社
    入社以後構造設計に従事。 高さ200mを超えるタワーや超高層ビルから、350mを超えるスパンの大空間構造に至る様々な設計に携わる。
    設計者として瀬戸デジタルタワー(2003)、京都迎賓館(2005)、ミッドランドスクエア(2006)、焼津信用金庫本部社屋(2007)、名古屋市科学館理工館・天文館(2011)、中京テレビ本社ビル(2015)、ザハ・ハディド・アーキテクツ∔設計JV案新国立競技場(2013‐2015)、新カンプノウ計画コンペ(2016)、津市産業スポーツセンター“サオリーナ”(2017)などを担当。
    2020年より現職。







  • 専門セミナー


    申込み


    宮田 雄二郎 氏

    中層木造の構造設計と実例紹介

    現在、3階建までの木造建物の普及は進んでいますが,4階建以上の中層木造の事例はまだ少ない状況です。 そこで、中層木造の普及に向けて、耐震部材の開発、フレーム実験、そして実施設計に取り組んでいます。 ここではそれらの実例を紹介させていただきます。
    また、国産材の有効活用を目指して木ダボ積層板(DLT)、釘積層板(NLT)の性能を検証し、実施設計で採用した実例を紹介します。
    どちらも、力学モデルが単純になるように、また施工難易度が高くならないように意識して設計した実例です。

    サステナビリティ 構造 木質構造

    宮田 雄二郎 氏  ミヤタ ユウジロウ

    法政大学 デザイン工学部 建築学科 准教授、株式会社宮田構造設計事務所

    1976年 北海道生まれ
    1998年 横浜国立大学工学部建設学科建築学コース卒業
    2001年 同大学 大学院工学研究科修士課程修了
    2001年~2008年 構造計画プラス・ワン
    2008年~2009年 木質環境建築
    2009年 宮田構造設計事務所設立
    2016年 東京大学大学院農学生命科学研究科博士課程満期退学
    現在、法政大学准教授




リアル会場 2月2日(木)




  • 特別セミナー215:30 - 16:10


    申込み


    関戸 博高 氏

    戦略的なBIMデータ連携を目指して
    BIM-ECコンソーシアムの活動報告を兼ねて

    日本のBIMが本格化して十数年が経過した。今、国・企業・個人において、次の10年〜20年のBIMデータ活用のビジョン・戦略は明確になっているだろうか。 また、この課題をいかに自分に引き寄せれば良いのだろうか。私は日本における次の3つの「不在」の認識が、これを考える上での出発点だと思っている。

    • ① 建築産業の生産性を高める為、BIMを情報のHubとし、データ連携のインフラを構築しようとする「戦略的意志の不在」
    • ② 全国的な社会人及び大学生に対するBIMデータ連携の「専門教育の不在」
    • ③ BIMデータ活用の場における「発注者・市民の不在」

    当セミナーにおいては、これらの問題意識に基づき、単独企業として私たちが行なっているBIMデータ連携の事例、及び実証実験(PoC)に入ろうとしているBIM-ECコンソーシアムの5期目の現状を紹介する。 特にBIM-ECは(まだ道半ばではあるが)企業間連携・分類コード・IFC・情報化された共通仕様書等へとつながるBIMデータ連携の戦略に関わる試みでもある。

    オンデマンド配信有り

    DX BIM FM 生産性

    関戸 博高 氏  セキド ヒロタカ

    スターツコーポレーション株式会社 特別顧問/株式会社ユニークワークス 代表取締役社長

    1973年 名古屋工業大学建築学科卒業後、設計事務所勤務。その後、関戸建築設計事務所 設立
    1984年 スターツ株式会社 入社
    2000年 同社 代表取締役社長
    2005年 スターツコーポレーション株式会社 代表取締役副会長 兼 スターツCAM株式会社 代表取締役社長 その他、複数のグループ企業の社長等歴任
    2018年 BIM-ECコンソーシアム設立 代表幹事(現任)
    2020年 スターツコーポレーション株式会社 特別顧問(現任)/株式会社ユニークワークス 代表取締役社長(現任)





オンデマンド配信 2月6日(月)~15日(水)




  • 専門セミナー


    申込み


    光田 祐介 氏

    スマートビルとIWMS(統合ワークプレイス管理システム)
    アフターコロナ時代の新しいワークプレイス

    ここ数年の新型コロナウイルスのまん延は、もちろん忌むべき存在ではありますが、テレワークの普及などデジタル化の底上げといった点では一定の契機となりました。 アフターコロナの時代には、まさに追い風となっているデジタル化を味方につけて、人手不足・カーボンニュートラルといった課題解決や高度なUXの提供、全体最適といった付加価値に繋げることがビジネスチャンスをつかむことに直結します。
    本講演では、日建設計デジタルソリューションラボが提案するスマートビルやスマートワークプレイスと、それらに関連するIoT、ロボット、MR等の研究開発事例についてご紹介します。 加えて、スマートビルにおけるIWMSの位置づけやシステム連携について、現在検証を進めているPLANONの内容を交えながらご説明します。

    DX BIM FM IoT メタバース

    光田 祐介 氏  ミツダ ユウスケ

    株式会社日建設計 デジタル推進グループ デジタルソリューションラボ

    1980年 横浜生まれ
    2005年 修士課程修了後、大手不動産会社に入社し建築設計業務に従事。その後、商品開発、BIMの導入・推進、AIやWEBサービスの開発等の新規事業推進に携わる。
    2020年 FM-Integrationの開発に協力
    2021年 日建設計に入社
    現在はスマートビルのコンサルティング及びライフサイクル(BIM)コンサルティングが主な業務領域。
    一級建築士、認定ファシリティマネージャー、CASBEE建築評価員







  • 専門セミナー


    申込み


    南野 稔 氏

    新たなファシリティマネジメント(FM)戦略
    忘れられてきた利用者目線、所有者が望む建築をFMがバックキャスティングする

    2023年、不動産を取り巻く環境は大きく変化しています。不動産開発は、建築資材の高騰に見舞われ、同時にサステナビリティ(持続可能性)の実現が求められています。建物の運営管理では、エネルギー価格の高騰に直面し、更なる省エネルギー化へのシフトが望まれています。このような環境下で建築業界はどのように変化し、どのように対応すべきか。所有者や投資家が求める建築とは何か、ファシリティマネジメント(FM)の視点から語ります。また所有者がこの変化に対し、ファシリティマネージャー(FM)、アセットマネージャー(AM)、プロパティマネージャー(PM)と言った運営のキーパーソンに望む役割は何かをお話しします。
    今後の潮流を推進するために、どのようにDX(デジタル変革)を取り入れ、活用するかを『FMレポート(FM-Integrationの新機能)』の説明を踏まえ解説を行います。

    サステナビリティ DX FM

    南野 稔 氏  ミナミノ ミノル

    サウスフィールド・マネジメント株式会社 代表取締役/プロフェッショナル ファシリティマネージャー

    1970年 生まれ
    1994年 大手ビルメンテナンス会社勤務
    2001年 プラット・インスティテュート大学建築学部ファシリティマネジメント修士課程終了後、ジョンソンコントロールズIFMニューヨーク市教育委員会本部勤務
    2009年 グローバル・ロジスティックス・プロパティーズ(現日本GLP)設立、プロパティマネジメント部長
    2017年 サウスフィールド・マネジメント創業

    30年近く不動産所有者、投資家、ファシリティマネージャー、アセットマネージャー、プロパティマネージャーとあらゆる立場で建物に携わってきました。関わったアセットは、物流施設、オフィスビル、商業施設、レジデンシャルビル、そして公共施設と多岐にわたります。土地の取得から、建築計画の策定、運営管理、中長期修繕の実施、解体に至るまで、建物のライフサイクル全てに関わってきました。企画、設計、施工など現在からの視点だけではなく、30年、40年後の建物の姿を想像し、あるべき姿を設計に反映させてきました。稼働している不動産資産の運用を通じ、所有者が望む建築、建物利用者の目線での建築のあり方を提唱しています。
    ICT分野では、不動産基幹システム(ERP)、PM管理システムの開発を行い、2022年12月には、不動産レポートソフト『FMレポート(FM-Integrationの新機能)』の開発を行いました。







  • 専門セミナー


    申込み


    八武﨑 裕也 氏

    『自治体×FM』FM-Integrationによる施設管理への取り組み

    本区はSDGsに取り組み、共生社会を目指しています。
    都市開発部施設課では、多くの公共施設の改築と改修工事を実施している中、2030年や2100年の人口減少社会を見据え、公共施設の維持保全を計画的且つ効果的に実施する事が求められています。
    本講演では、建物データを全庁的に一元管理出来るシステムの導入で情報共有を促進し、営繕工事としては事務手続きの円滑化や工事監理の進捗管理等の取り組みをご紹介させて頂きます。

    サステナビリティ FM SDGs

    八武﨑 裕也 氏  ヤブザキ ユウヤ

    江戸川区 都市開発部施設課事業調整係

    2002年に東京電機大学卒業、大手製鐵所総合エンジニア企業に入社、電気工事の監督を従事。その後、計測器メーカーに入社し、国内外問わず多くの新規事業に携わる。
    2012年には、生まれ育った江戸川区役所へ入区し、営繕工事の監督を従事。現在では、総合調整及び改修計画業務に携わっている。