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「BUS-5」製品情報

1.計算結果の出力枚数を削減する改良

 BUS-5 Series Ver.1.1製品にて計算結果の出力枚数(ページ数)が過大にならないよう改良を行いました。
 主な改良項目はつぎのとおりです。

No. 項目 改良・変更内容
1 新規作成ウィザード 「ユーザーデータベースの利用」入力ページへ「出力指定」の選択肢「省略」、「ユーザー設定」を追加しました。
「省略」を選択すると、出力ページ数が過大にならないように設定されたBUS-5 Ver.1.1の出荷時設定で計算結果を出力します。
「ユーザー設定」を選択すると、出力項目の指定を行った後に保存した「出力指定」の内容で出力を行えます。
2 出力条件
出力条件1
デフォルト値の設定変更を行い、図の余白、直交フレームの出力指定などを見直しました。
3 出力条件
出力条件2
デフォルト値の設定変更と図の出力スケールが「自動」の場合に自動設定される出力スケールの設定が過大にならないようプログラム内で上限の出力スケールを設定しました。
4 出力指定 出力指定の出力項目を「標準」、「詳細」、「全指定」から選択できます。
「標準」を選択すると出力ページ数が過大にならないように設定できます。
「詳細」は、DB6.6.0.0 ~ DB6.6.0.6までのデフォルト値の設定となります。
「全指定」とすると、BUS-5の全ての出力項目を出力する設定となります。
テキスト形式入力データにてOC5の入力を省略した場合は、「標準」による出力項目の指定となります。

 製品添付のサンプルデータによる出力ページ数(A4用紙)の比較はつぎのとおりです。
No. 階数、XxYスパン数
構造種別
BUS-5 DB6.6.0.6
出力指定(省略時の設定)
の出力ページ数
BUS-5 DB6.6.0.7
出力指定(「標準」設定)
の出力ページ数
削減率
1 4階、6x3スパン
RC造
685 404 41.0%
2 4階、3x4スパン
S造
532 363 31.7%


1-1.新規作成ウィザード「ユーザーデータベースの利用」入力ページ

 「ユーザーデータベースの利用」入力ページに「出力指定」を追加しました。
 「省略」または「ユーザー設定」を選択できます。デフォルト設定は「省略」です。

設定 説明
省略 BUS-5の出荷時の「標準」出力指定により出力を行います。
「標準」では出力ページ数が過大にならないよう設定されています。
ユーザー設定 利用者がパソコンに保存した出力指定により選択された出力項目を使用します。
「出力指定」ダイアログの[ユーザー設定]ボタンから「データ登録」サブメニューにより出力項目を登録(保存)した場合に選択肢が有効となります。

ユーザーデータベースの利用


1-2.「出力指定」入力ダイアログ

 [初期値を書き換える]ボタンを廃止し、[ユーザー設定]、[一括指定]のボタンを追加しました。
 [一括指定]ボタンにより、予め設定されている出力指定の状態に一括指定することができます。

出力指定

  • ① [ユーザー設定]
    出力項目を「② 一括指定」以外の設定を作成して登録(保存)しておくことができます。
    [ユーザー設定]ボタンをクリックすると「データ呼出」、「データ登録」のサブメニューを表示します。
    「データ呼出」メニューは、データ登録の操作を行った後から表示されます。

    [ユーザー設定]サブメニュー

    サブメニューから使用中のパソコンに出力指定の設定を登録したり呼び出したりすることができます。
    各設定は下表のとおりです。
    また、ユーザー設定を行うと、新規作成ウィザードの「ユーザーデータベースの利用」入力ページで出力指定の「ユーザー設定」選択肢が有効となり、個別に設定した出力指定を利用することができます。
設定 説明
データ呼出 パソコンに保存された出力指定を呼出して、出力指定ダイアログの一覧表示にその設定状態を反映します。
データ登録 パソコンに現在の一覧表示の設定状態を登録(保存)します。
登録は一種類のみ可能です。


  • ② [一括指定]
    出力項目を予め設定されている出力指定状態へ一括指定することができます。
    [一括指定]ボタンをクリックすると「標準」、「詳細」および「全指定」のサブメニューを表示します。
    なお、「詳細」メニューは「出力指定」ダイアログの「構造計算書」タブが選択された場合のみ表示されます。

    [一括指定]サブメニュー

    各設定はつぎのとおりです。
設定 説明
標準 BUS-5シリーズ各製品の最小の出力指定となります。
詳細 BUS-5(DB6.6.0.0 ~ DB6.6.0.6までの)の出荷時の出力指定となります。
(「構造計算書」タブのみ)
全指定 全ての出力項目を出力する指定となります。



1-3.「出力条件」入力ダイアログ

 出力条件2の伏図のスケール、軸組図のスケールの自動設定を見直しました。

出力条件

  • ① 伏図、軸組図のスケール
    伏図、軸組図のスケールを「自動」とした場合は、用紙幅に収まるスケールを自動算定しますが、今回の改訂により、自動算定の範囲として過大なスケールとならないよう、1/200 ~ 1/350 設定に収まるように変更しました。
    詳細設定の「略伏図等」、「略軸組図」も同じ設定となります。

  • ② 伏図、軸組図スケールの詳細設定
    詳細設定の「キープラン大」、「キープラン中」、「キープラン小」、「フレーム図大」、「フレーム図中」、「フレーム図小」は、「伏図のスケール」、「軸組図のスケール」に対して、それぞれ以下の係数を乗じた出力スケール設定とするように変更しました。
伏図 軸組図
設定対象 スケール 設定対象 スケール
キープラン大 伏図のスケール*1.25(≦1/450) フレーム図大 軸組図のスケール*1.25(≦1/450)
キープラン中 伏図のスケール*1.5(≦1/450) フレーム図中 軸組図のスケール*1.5(≦1/450)
キープラン小 伏図のスケール*2(≦1/600) フレーム図小 軸組図のスケール*2(≦1/600)



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