D-1 建築環境総合性能評価システム
  • Last Updated 2010/07/09

・建築物総合環境性能システム-CASBEE-について

・建築物の環境性能を総合的に評価し格付けするシステム
環境効率というサステナビリティ(持続可能性)実現の概念をもとに開発
・Qが大きく、Lが小さい(=BEEが大きい)ほど環境性能が高い
・CASBEEの評価対象は以下の4分野

①エネルギー消費、②資源環境、③地域環境、④室内環境

・「審美的デザイン性」、「コスト・収益性」、「耐震性」、「防火性」
はCASBEEの評価対象外(それぞれの専門分野の評価手法)

①CASBEEのイメージ

CASBEEのイメージ

建築物のライフサイクルにわたって4つの評価ツールがある。

基本ツール:

CASBEE-企画
CASBEE-新築
CASBEE-既存
CASBEE-改修

・サステナビリティとは

・なぜ、環境性能の評価を導入するのか?→サステナブル建築の推進の為
・サステナブル建築とは何か?→サステナビリティを指向した建築物
・サステナビリティ(sustain+able+ty)とは何か?→持続可能性
・何を持続可能とするのか?→人類を含む生物種の永続的な生存
・その為に何が必要か?→地球環境の保全

サスティナビリティ
出典:CASBEE-新築 評価マニュアル(2008年版)

・BEE(建築物環境性能効率)とは

BEE

Quality(建築物の環境品質、性能)とLoad(環境負荷)の2つの側面に配慮。
QualityとLoadを用いてBEE(建築物環境性能効率)を導入したことにより評価結果がBEEに集約される
→専門家だけでなく一般の人々にも分かり易い。
Qが大きくLが小さい(=BEEが大きい)ほど環境性能が高い

②評価結果サンプル

サンプル レーダー


サンプル ランク表   用語解説
S:素晴らしい  A:大変良い
B+:良い     B-:やや劣る
C:劣る

出典:CASBEE-新築 評価マニュアル(2008年版)

D-2 地方自治体におけるCASBEEの活用 へつづく

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