AS-基本セット2 寸法数値移動のコマンド
  • Last Updated 2018/02/19

 寸法数値移動


本コマンドは DRA-CAD 64bit版 に対応した ASシリーズ(DLL版) が公開されています。
  ※ASシリーズ(DLL版)は、こちら からダウンロードできます。


概要

【2次元コマンド】
既に作図されている寸法線の数値を移動させます。引出線を作図することも可能です


メインダイアログ

メインダイアログ

【操作方法】
①ダイアログで、編集タイプや引出線の記号その他を設定します。
②目的の数値データを指定し、編集タイプに従って移動します。

【編集タイプ】
数値を移動する方法や、引出線を描く方法を選択します。
Gタイプは、数値の座標・原点位置を移動します。
それ以外のタイプについては数値の座標のみ移動します。
【角度】
引出線の角度を設定します。
※編集タイプによって、有効な場合と無効な場合があります。
【浮き】
引き出す線分と数値の離れ寸法を指定する場合には[浮き]のチェックを入れて、その離れ寸法を設定してください。
※編集タイプによって、有効な場合と無効な場合があります。
浮きのチェックを入れない場合には、現状の数値と寸法線の位置を考慮して、浮きの寸法を自動的に決定します。
【記号】
引出線分の端部に矢印等の記号を作図する場合にチェックします。
記号の種類を選び、角度やサイズの設定をします。
【出力サイズ】
現在の図面縮尺で出力した場合の寸法を設定する場合にチェックします。
[浮き]や[サイズ]に設定した数値に対して有効です。
【アクティブ属性】
引出す線分をアクティブな属性で作図する場合にチェックします。
チェックしない場合には寸法線と同じ属性で作図されます。


主な機能

指定した数値に寸法属性が設定されている場合、対応する寸法線を自動検索して作図します。
※指定した数値に寸法属性が設定されていない場合、引出線分を描くためには作図の基準となる寸法線を指定する必要があります。


作図例

編集タイプB、記号にした時の作図例です。

作図例



補足

このコマンドで作図される引出線は通常のデータとして作成されます。

再度数値を移動する場合には、前回作図した引出線を削除してから実行してください。
寸法文字と寸法線の角度が平行でない場合には正しい位置に作図されません。
新寸法線(寸法線図形)には、対応していません。

AS-基本セット2のページへ
会員専用プログラムのページへ