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活用方法のご提案

BUS-5 ダミー指定の活用


  • ダミー指定された部材:それ自身は重量をもたず、剛性も考慮されない部材
    ダミー指定された部材は解析モデルとして考慮されず、荷重の伝達にも寄与しませんが、次に紹介するような場合には部材をダミー指定することで、現実の建物に近いモデル化や計算を行うことができます。

  • スキップフロアーでの使い方
  •  はりをダミー指定する・しないの違い
  •   ・はりをダミーばりと指定した場合
  •     壁は雑壁として扱い、次の図の様にモデル化し、架構モデルではりは無視されます。
  • ダミー指定あり
  •  ・はりをダミーばりと指定しない場合
  •     通常の壁と同様に耐力壁の条件満たすかどうかを判断し、一般壁または耐力壁として図2の様にモデル化
        します。 (壁エレメントを指定している場合のモデル化例)
  • ダミー指定なし


  • 床荷重の流れ方
  •  BUS-5では、はりに囲まれた範囲だけに床を配置できるというルールがあります。
     下図の場合はX1通りのはりをダミーばりと指定して、床を配置した例です。
     ダミー指定されたはりは荷重を負担しませんので、床スラブの自重は図のように、現実の荷重の流れと同じに
     なります。
  • 荷重の流れ方


  • 建物外部に飛び出した壁構造部分の場合
  •  ・両側の柱をダミー柱と指定
  •     柱はモデル化せず、壁部分は雑壁として扱います。
        柱がない架構として片持ちばりは先端部のはりが負担する床や壁の荷重を支持します。
  • 両側の柱をダミー柱と指定
  •  ・両側の柱をダミー柱と指定しない
  •     壁重量が直接基礎に流れるような計画の場合はダミー部材の指定をしないでください。
  •     この場合は、先端部の壁は通常の壁と同様に耐力壁の条件を満たすかどうかにより一般壁または耐力壁と
        してモデル化します。
  • 両側の柱をダミー柱と指定しない


  • 柱をダミー指定した重量計算とモデル化
  •  ・重量計算
  •     図の場合は、通常の壁と同様に重量計算します。
  •   柱をダミー指定した重量計算とモデル化1
  •  ・モデル化
  •     図に示すそで壁となる部分は柱の剛性増大率とはりの剛域に考慮します。
        開口により分断された壁部分は雑壁として扱います。
        開口がない場合はダミー指定された柱までそで壁があるとして左側の柱の剛性、はりの剛域に考慮します。
  •   柱をダミー指定した重量計算とモデル化1
  •  ・重量計算
  •     図の場合も、通常の壁と同様に重量計算します。
  •   柱をダミー指定した重量計算とモデル化2
  •  ・モデル化
  •     壁は通常の壁と同様に耐力壁の条件を満たすかどうかにより一般壁または耐力壁としてモデル化します。
        この架構に壁が配置されない場合は、ダミー指定された柱を無視した純ラーメン架構としてモデル化します。
  •   柱をダミー指定した重量計算とモデル化3

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