WACOM タブレット 使用方法
DRA-CADの様に最初にデジタイズ係数の変更ができませんので、各種設定をせずに入力すると、スケールを正確に入力できません。
以下の手順に従って、入力してください。
インストールその他記述以外の項目については、WACOMのマニュアルを参照してください。
0.準備
1.DRA-Macで表示サイズ設定
2.WACOMタブレットコントロールパネル設定
3.入力
4.スケール合わせ
0.準備
WACOMのタブレットおよびタブレットドライバのマニュアルを参照して準備をします。
- WACOMタブレットドライバのインストール
- WACOMタブレットの接続(ディップスイッチの設定:工場出荷時の設定)
1.DRA-Macで表示サイズ設定
入力の途中で画面の拡大表示などをすると、入力ポイントが変わってしまうので、
正確に入力できなくなってしまいます。このような時に入力時の表示サイズに戻せるように、
最初に表示サイズを設定します。
- 作業ウィンドウのサイズ
普通サイズに設定しておきます。
サイズを変更しても、ウィンドウメニュー【作業ウィンドウを普通サイズに】で元に戻せます。
- 画面の表示サイズ
全画面に設定しておきます。
画面表示を変更しても、ページメニュー【全図面】あるいは表示メニュー【全体図描画】で元に戻せます。
2.WACOMタブレットコントロールパネル設定
WACOM TABLETのコントロールパネルを開きます。
- アプリケーションメニューの登録
アプリケーションメニューにDRA-Macを登録しましょう。
登録方法は、WACOMタブレットドライバのマニュアルを参照してください。
- スケーリングの設定
設定メニューからスケーリングを選びます。
スケーリングの設定を
モード : ノーマル
タブレットの向き : 横置き
入力エリア : 少し内側
アスペクト比 : 縦横比一定
に設定します。
マッピング範囲は、画面の一部分を選択します。
画面範囲の指定ダイアログが表示されるので、
画面設定を選択します。
マッピング範囲を指定します。
入力しやすい様に右図程度のエリアを指定します。
注意のダイアログが表示されますが、【とにかく使用】を選択します。
(指定範囲外は、タブレットで操作する必要はありません。マウス操作が可能です。)
アスペクト比が必ず【縦横比一定】になっていることを確認しましょう。
その他、カーソルなども必要ならば設定します。
3.DRA-Macでの入力
必ず最初に決めた画面表示の状態で入力しましょう。
まず、基準となる長さを入力します。これはあらかじめ長さが数値でわかっている線を、デジタイザで入力します。これを基準線1とします。
長さはなるべく長い方が、後でスケール合わせをする時に誤差が出にくくなります。用紙の長さあるいは用紙枠などを入力しておくと良いでしょう。
注意点
- スナップモード
端点や交点などスナップしやすいですから、任意点モードにしておき、必要なときだけ切り替えるようにしましょう。
- メニュー
カーソルが重なると、コマンドを実行してしまったりします。
マッピング範囲で指定した範囲外に表示しておくようにしましょう。
4.スケール合わせ
3.で入力した基準線1に合わせて、スケールを設定します。
- 図面から指定
ページメニューの【スケール】コマンドで図面から指定を選択し、基準線1を指定して、
長さを入力しスケールを設定します。
- きりの良い作図スケールで作図したい場合
ページメニューの【スケール】コマンドの作図スケールで誤差の出にくい数値を設定します。
3.で入力した基準線1の長さの線を、レイヤを変えて数値入力します。これを基準線2とします。
(当然、画面上で基準線1と長さは違います。)
ページメニューの【拡大・縮小】コマンドでデジタイザ入力した図面を拡大あるいは縮小します。
この時、図面から線で指定を選択し、基準線1を基準線2と同じ長さに拡大・縮小します。
関連項目 「デジタイザ−1」
950801