BUS−2.5 Q&A集
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Q.508

RC柱の断面計算で算出した鉄筋量がRC規準の柱計算図表による値より大き
くなっています。
 

A.

RC規準の柱計算図表では引張、圧縮縁より引張、圧縮鉄筋重心までの距離dt、
dcは部材の成Dの0.1倍即ちdt、dc=0.1Dとして引張、圧縮鉄筋をそれぞれ
算定してあります。この条件を満足しない場合は計算した鉄筋量を補正する為
の補正式が示されています。
BUS−2.5ではdt、dcは0.1Dとしたものではなく、マニュアルに記載され
ている様に(せん断補強筋までの被り厚さ)+(せん断補強筋径+主筋径)
*1.1で計算した値となっています。例えばせん断補強筋D13、主筋D25とすれば
(被り厚さ4.0p)dt、dc=6.8pとなり、柱成68p以下の場合はdt、dc>
0.1DとなりBUS−2.5による計算した鉄筋量はRC規準の柱計算図表で算
定した鉄筋量よりも多くなります。一方柱成が68p以上となれば同じ条件で
dt、dc<0.1Dとなりますから柱計算図表による鉄筋量より少なくなります。
BUS−2.5で計算した鉄筋量はRC規準にしめされた補正式を用いたもの
となっています。