部材断面の構造規定チェック

入力したRC造の柱、はり、基礎ばりの断面について、以下の基規準の構造規定によるチェックを行います。
  • 日本建築学会「鉄筋コンクリート造配筋指針・同解説(2021年版)」(以下「RC配筋指針」と呼びます。)
  • 日本建築学会「鉄筋コンクリ-ト構造計算規準・同解説(2024年版)」(以下「RC規準」と呼びます。)
構造規定チェックは、【RC構造規定チェック】コマンドで行います (詳細は、【RC構造規定チェック】を参照)。
ここでは例として柱のRC構造規定チェックを行います。
  1. 断面データ入力表からチェックしたい断面を指定します 指定したい断面のいずれかの入力欄にカーソルを合わせ、クリックします。
    断面データ入力表
  2. リボンメニューの〔ホーム〕タブから[ アイコン RC構造規定チェック]を選択します。
    断面データ入力表でチェックしたい断面を指定し、右クリックするとポップアップメニューを表示します。 ポップアップメニューから[RC構造規定チェック]を選択することができます。
  3. 柱のRC構造規定チェックダイアログが表示されます。
    チェック値は左側が当該断面の値、右側がRC配筋指針やRC規準による構造規定の値(最小値、最大値・推奨値)を示します。 これを外れる場合は、赤色で表示されます。
    また、構造規定の値は、条件付きの値や数値に幅のあるものもありますので、諸条件を勘案して判断してください。
    ダイアログ
    S造のデータが入力されている断面データで指定すると、下図のようなメッセージダイアログが表示されます。
    ダイアログ

Memo

構造規定の自動チェック
入力操作を行いながら、構造規定の自動チェックを行うことができます。
自動チェックを行う場合は、【環境設定】コマンド[詳細設定]ボタンから 環境設定(詳細設定)ダイアログ〔入力画面〕タブで設定します。
[構造規定チェック]の[自動チェック]を「ON」に設定すると、RC構造規定チェックを常時行います。 柱、はりの最小幅は、フックの指定で選択されている内容でチェックします。
ダイアログ

自動チェックで構造規定の値を外れると判定された場合は、断面データ入力表の中で関連する項目を赤色で表示します。
断面データ入力表


ボタン