新バージョンでは、最適化設計や免震制振建物の断面検定計算※など、新しい設計法へ対応しました。
また、自動再分割などの生産性の向上を支援する機能も備え、グラフィカルで見やすい計算書作成機能も強化いたしました。
※ SNAP-MDのライセンスがある場合のみ。
最適化ツールとの連携
最適化ツールなどの他社製プログラムから、SNAPの入力データを編集できます。また、SNAPの複数の入力データファイルを指定し、バッチ処理することで、解析と結果出力を実行できます。
節点と部材の結合
部材や部材荷重データの修正をしなくても選択した複数の部材や節点を1つにまとめることができます。
自動再分割
不釣合力が小さくなるまで、自動的に分割数を細かくして、計算をやり直します。
幾何学的非線形
座屈固有値解析
指定された荷重分布での座屈荷重を算出します。
幾何学的非線形解析
指定された荷重分布での座屈荷重と座屈モードを算出します。
また、節点変位から部材軸を更新して、幾何非線形解析を行います。
層の解析結果
増分解析、応答解析の層の解析結果として、層塑性率や、層に所属するはりの最大塑性率が出力できるようになりました。
また、解析ケースにグループ(最大10グループ)を指定して、グループ毎に包絡した結果が出力できるようになりました。
免震制振
制振部材のモデル化
四隅の節点を指定するだけで簡単に配置できます。
X形、K形、V形、間柱形、シアリンクK形、シアリンクV形が扱えます。形状により、接続するはり部材や間柱に自動的に中間節点を生成します。間柱の場合、中間節点位置の剛域や塑性化を考慮することができます。
取付剛性
Maxwell型、Voigt型、質量ダンパーに対応しました。
粘弾性ダンパーの静的解析
指定された振動数と歪のときの貯蔵剛性を用いて、静的解析(固有値解析・応力解析・増分解析)を行います。
層せん断力とエネルギーの集計
免震制振部材の層せん断力とエネルギーを、指定したグループ(最大4グループ)毎に集計できるようになりました。
構造計算書
入力データ、固有値解析結果、応力解析結果、増分解析結果、応答解析結果、断面計算結果※を一括で出力します。図表に富んだグラフィック形式で出力します。
断面計算結果の出力は、CSV形式のファイルに出力して、表計算ソフトウェア(Microsoft Excelなど)で利用することもできます。
表 | 断面リスト |
図 |
略伏図、略軸組図、床荷重図、荷重負担範囲図、モデル化図、 剛性増大率図、重心・剛心図、応力図、支点反力図、検定比図※ |
グラフ | Q-δ図、最大応答値のプロット図 |
※「SNAP」「SNAP LE」「SNAP-S」は、株式会社構造システムの著作物であり、それぞれにかかる著作権およびその他の権利は株式会社構造システムに帰属します。