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木造住宅の耐震診断・耐震補強計算

HOUSE-DOC

「2012年改訂版 木造住宅の耐震診断と補強方法」に準拠
一般財団法人 日本建築防災協会 木造住宅耐震診断プログラム評価[P評価10-改3-W]



2012年改訂版 対応一覧

「2012年改訂版 木造住宅の耐震診断と補強方法」の主な改訂点は、以下の通りです。
(一般財団法人 日本建築防災協会の講習会案内による)

① 各診断法における必要な調査内容の明記

② 一般診断法の方法1における「その他の耐震要素の耐力」の見直し

③ 実験結果に基づく耐力要素のデータの充実と見直し

④ 低減係数の見直しと不連続による不具合の解消

⑤ 精密診断法2の保有水平耐力計算による方法等の適用範囲に学校、幼稚園等非住宅を追加

⑥ 耐震診断の実務の参考となるよう解説をさらに充実し、記号・用語を統一


木造住宅の耐震診断・補強ソフト「HOUSE-DOC」は、一般財団法人 日本建築防災協会発行「2012年改訂版 木造住宅の耐震診断と補強方法」の一般診断法、精密診断法1に、下記のように対応しています。

用語の統一・変更(⑥ の内容)

診断方法 2012年改訂版での変更内容 HOUSE-DOCでの対応
一般診断法
精密診断法1
・記号、用語の統一 対応しています


壁基準耐力(③ の内容)

診断方法 2012年改訂版での変更内容 HOUSE-DOCでの対応
一般診断法 ・工法の追加と削除
・壁基準耐力の数値の一部変更
・天井までしかない土塗りや面材壁の性能を評価
・壁仕様が不明な場合の壁基準耐力を2.0(kN/m)に変更
・壁基準耐力の上限を10.0(kN/m)に変更
対応しています
精密診断法1 ・工法の追加と削除
・壁基準耐力と壁基準剛性の数値の一部変更
・補強設計に新たに付加する部材として用いることの
 できない“診断専用”の工法を指定
・床や天井までしかない土塗りや面材壁の耐力を評価
 する修正式を記載
・筋かいの壁内法高さと柱間隔の比が3.5を超える場合、
 耐力と剛性に乗じる「筋かい高さによる低減係数」を
 追加
対応しています


柱接合部による低減係数(④ の内容)

診断方法 2012年改訂版での変更内容 HOUSE-DOCでの対応
一般診断法
精密診断法1
・壁基準耐力と柱接合部および基礎の仕様により低減
 係数を求める表の一部変更(壁基準耐力の中間値の
 低減係数は直線補間により連続的になるように変更)
・多雪区域用の表を追加
・基礎の仕様で、軽微なひび割れのある無筋コンクリート
 造の基礎を基礎Ⅱ、ひび割れのある無筋コンクリート造
 の基礎を基礎Ⅲ、柱脚に足固めを設け鉄筋コンクリート
 底盤に柱脚または足固め等を緊結した玉石基礎を基礎
 Ⅱに追加
対応しています


斜め壁の評価

診断方法 2012年改訂版での変更内容 HOUSE-DOCでの対応
一般診断法 ・斜め壁でθ=0~45°までの範囲の評価式を解説に
 記載
対応しています


有開口壁の評価(② ③ ④ の内容)

診断方法 2012年改訂版での変更内容 HOUSE-DOCでの対応
一般診断法

・方法1:「その他の耐震要素の耐力」として必要耐力の25%と計算していたものを、有開口壁長による算定(開口の種別と壁長さから求める方法)、または無開口壁率による算定(外壁面の無開口壁率から求める方法)に変更

・方法2:柱の小径120mm以上(以前は150mm以上)を評価するように変更

・方法2:垂れ壁・腰壁付き独立柱の耐力を評価するように変更

対応しています

方法1では、「有開口壁長による算定」、「無開口壁率による算定」を選択できます。
精密診断法1

・方法1:開口低減係数を柱間距離から連続的な値を算出するように変更

・方法2:垂れ壁・腰壁付き独立柱の耐力を評価するように変更

対応しています


耐力要素の配置などによる低減係(④ の内容)

診断方法 2012年改訂版での変更内容 HOUSE-DOCでの対応
一般診断法 ・4分割法による場合、式から計算し連続的な値になるよ
 うに変更(従来の充足率から表を用いて求める方法も
 記載)
・方法1の場合、有開口壁の耐力を評価しない
・偏心率による低減係数の表の変更(低減係数は精密
 診断法1と同じ連続的な値を算出するように変更)
対応しています

ただし、充足率から表を用いて求める方法には対応していません。


偏心率と床の仕様による低減

診断方法 2012年改訂版での変更内容 HOUSE-DOCでの対応
精密診断法1 ・偏心率0.3以上0.6未満の床の仕様による低減係数の
 変更
・床倍率の表に水平構面の仕様を2種類追加
対応しています


劣化度による低減係数

診断方法 2012年改訂版での変更内容 HOUSE-DOCでの対応
一般診断法 ・補強前の診断で劣化度による低減係数が0.9未満の場
 合、補強後の低減係数の上限を0.9と記載
対応しています


多雪区域の評点

診断方法 2012年改訂版での変更内容 HOUSE-DOCでの対応
一般診断法
精密診断法1
・多雪区域において、無積雪時の評点と積雪時の評点の
 両者を求め、低い方の評点を当該建物の評点とするこ
 とを記載
多雪区域の指定により
両方を計算し、低い方の
評価を出力します


基礎の部分補強(⑥ の内容)

診断方法 2012年改訂版での変更内容 HOUSE-DOCでの対応
一般診断法
精密診断法1
・部分的に基礎の補強を行う場合の条件を解説に追加 壁単位で基礎仕様と
健全度を入力することで
対応します


適応範囲(⑤ の内容)

診断方法 2012年改訂版での変更内容 HOUSE-DOCでの対応
精密診断法2 ・精密診断法2の保有水平耐力計算による方法を非住宅
 に適用可能な診断法と位置づけ
精密診断法2には
対応していません


※「HOUSE-DOC」は、株式会社構造システムの著作物であり、著作権およびその他の権利は株式会社構造システムに帰属します。





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