新バージョンでは、建物形状・条件に柔軟に対応した機能強化を行いました。
RC部材において、2017年改訂版RC造耐震診断基準に準拠した部材耐力を計算します。
※指定にはDOC-3次診断 Ver.5が必要です。
建物の形状・条件に柔軟に対応
S造間柱の考慮
S造柱を鉛直荷重を負担しない間柱として計算できます。
既存の方杖ブレースが入力可能
方杖ブレース
方杖ブレースは増設部材だけでなく既存建物の部材として配置することができます。
ノンダイアフラム形式の計算方法を追加
ノンダイアフラム
ノンダイアフラム形式による接合部の面外耐力を、鋼構造接合部設計指針により計算します。
各階のF値を直接入力
靱性指標F値を、必要に応じて各階に直接入力できます。
F値を全階に適用した例→
保有水平耐力計算を高速処理
64ビット版 Windows対応※とマルチスレッド処理により保有水平耐力計算の計算処理速度が、従来製品と比べて向上します。
※快適にご利用いただくために、より高スペックのプロセッサを搭載したコンピュータ、並びにより多くのメモリ搭載(16GBを推奨)をおすすめします。
解析時間比較
X、Y方向正負加力時保有水平耐力計算
計測環境 CPU:Core i7-6700K、HDD:SSD
※建物形状や構造種別、計算条件により解析時間は異なります。
最大10件の耐震診断・補強検討を保存・復元可能
入力データの計算条件を変更した計算結果を、複数保存して表示できます。計算結果画面を分割して現在使用中の入力データの結果①と履歴管理された計算結果②を同時表示して比較できます。
計算結果の比較
各計算結果の履歴には計算実行時の入力データファイルも保存されており、「計算結果履歴の管理」からその入力データを簡単に復元することができます。
計算結果履歴の管理
建物を3Dモデルで表示・確認
配置した部材を3Dモデルで表示し、マウス操作で視点を自由に移動できます。部材配置が確認しやすく、入力ミスの低減など作業の効率化に役立ちます。
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