D章 高気密・高断熱住宅の国内外の最新事情
  • Last Updated 2010/07/22

■超高断熱住宅「パッシブハウス」とは?

・「パッシブハウス研究所」(独)が認定した住宅(1991年に確立した基準)

・パッシブハウスの条件

①暖冷房の年間エネルギー消費量が15kWh/㎡
②暖房、給湯、家電機器の年間エネルギーの総量が40kWh/㎡以下
③壁、屋根、床のU値0.1W(高性能GW300-400ミリ相当)
窓のU値:0.8W以下(クリプトンガス入Low-Eトリプルガラス以上)
熱交換換気システム:熱交換率80%以上、最大暖房能力:10W/㎡以下

参考値
Ⅲ地域:Q値:0.70W/㎡K(次世代基準:2.4W/㎡K)
Ⅳ地域:Q値:0.10W/㎡K (次世代基準:2.7W/㎡K)

■各国における省エネルギー基準と改定状況

改定状況

出典:建築技術2006年8月号

・EUでは住宅のエネルギー性能評価書を住宅売買時に活用
 (日本の住宅ラベリング制度より詳細)

・ドイツでは2015年までにすべての新築住宅が「パッシブハウス基準」または同等の省エネ性能を求める法令をEU議会は準備中

・その他「ミネルギーハウス」(スイス)など高水準な省エネ基準がある。

ミネルギーハウスの基準は新築時の暖房熱・温水熱・計画換気設備機器用電力の合計の最大限界値が45Kwh/㎡・年を超えない
外壁・屋根・床のU値(熱還流率)は0.2W/㎡K以下

■Q値における各国の基準値の比較

基準値の比較

出典:(財)建築環境・省エネルギー機構
諸外国の住宅省エネルギー基準と施策に関する調査 2005年3月

■これからの住宅の行方(高気密・高断熱+α)

2010年4月17日(土)付けの日経新聞によると

経済産業省は国のエネルギー施策の方針となるエネルギー基本方針を給湯・照明の効率化等以下の様にまとめた。

【家庭】
・2030年までに家庭のCO2を削減
・20年までにエネルギー消費が差し引きゼロ住宅を標準
高効率給湯器の販売台数を今後3年で5倍(約200万台)、5年で3倍、30年までに全世帯の8-9割に普及
高効率照明を20年に販売比率で100%、30年までに全建築物・家庭に100%普及
・20年代の早期に原則すべての需要家にスマートメーターを導入
・20年までに省エネ機器を100%普及

■大和ハウスのスマートハウス実験

大和ハウス工業は、家庭内のLANとインターネット回線を使って家電ネットワークを構築。ソフト開発の共通基盤となる「家電API」を開発して、他社によるソフト開発を容易にした。

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【スマートハウスの定義】

「エネルギー等についての需要情報と供給情報を活用することによって最適制御された住宅」

E章 外張断熱と充填断熱 につづく

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