擁壁形状
たて壁の壁前面・壁背面とも傾斜させることができます。また、たて壁頂部を背面土上面より高くすることができるようになりました。
支持形状
鉛直荷重に対しては地盤による支持のほか、杭支持(通常配置・千鳥配置)の擁壁も扱います。ただし、杭頭の固定度の考慮、杭体の支持力や水平耐力の計算、杭体の断面計算は行っておりませんので、別途検討が必要です。
その他の計算
・防災マニュアルの規定にしたがい、「突起がある場合」「突起がない場合」の滑動の検討をします。また突起部の必要鉄筋量も計算します。
・杭支持の場合に以下の計算を行います。
-杭頭ピン仮定で杭反力を計算します。
-各杭位置でのかかと版、つま先版の断面算定も行います。※
-杭が通常配置の場合、長手方向の杭の間隔がRC規準の20条の規程よりも大きい場合は、設計応力に割り増しをかけることも可能です。
-各杭位置の「鉛直応力度σcv」「鉛直方向パンチングシア」「水平方向支圧応力度σch」「水平方向パンチングシアτh」の確認を行います。
・試行くさび法による土圧計算のほかに、土圧係数(常時・地震時)を直接入力が可能になりました。
※長手方向の配力筋の検討は行いませんので別途検討が必要です。
入力
フェンス荷重が常時・地震時に別々に入力できるようになりました。