平成12年6月に施行された建築基準法および施行令で導入された限界耐力計算法により、建築構造物の安全性を確かめる計算を行うプログラムです。一貫構造計算プログラムBUS-3とデータが共通なため、扱える建物もBUS-3と同一です。一貫構造計算に一部のデータを追加するだけで限界耐力計算ができます。
中程度の雪荷重、風荷重、地震荷重に対して建物が損傷しないことを確認するほか、最大雪荷重、最大風荷重、最大地震荷重に対して、崩壊や倒壊しないことを確認します。
【限界耐力計算法とは】 |
限界耐力計算オプションを使おう
限界耐力計算法では、部材の仕様を設計者が決めることができます。設計者の意図が入りやすい反面、適切な判断が求められます。
「限界耐力計算オプション」は、自由度の高い設計をお手伝いします。
より現実的な検証ができる弾塑性増分解析
損傷限界耐力計算において、弾性応力解析もしくは弾塑性解析を選択できるので、部材のひび割れを考慮した応力解析ができます。 |
部材が許容応力度に達するかを検討
損傷限界耐力計算において、最初に許容応力度に達した部材を認識し、そのステップを限界耐力とします。 |
安全限界耐力時の部材変形性能を検証
はり・柱・壁などの部材が設計者が設定した安全限界変位まで変形できるかをチェックできます。 |
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限界耐力計算法は動的性状を考慮した設計法
1質点の応答スペクトル(加速度)を設定して、各階の応答変位、応答せん断力を算定します。高さが60m以下の建物が対象です。
評価するポイントは2つ
限界耐力計算法は数十年に1回レベルの地震を想定した損傷限界と、数百年に1回レベルの地震を想定した安全限界の2つの限界点を評価する必要があります。
損傷限界
はり、柱などの部材が最初に許容応力度に達した時点を損傷限界耐力とします。損傷限界耐力が、必要損傷限界耐力以上および層間変形角が想定した層間変形角以下であればOKです。
安全限界
設計者が安全限界変位を設定し、設定した変位に対して部材に変形能力があるか、安全限界耐力が必要安全限界力を上回るかを確認します。また、真の応答変位も求めます。
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Sa−Sd図(変位-加速度)
動作環境
対応OS |
Windows 7 SP1以降/Vista SP2以降 |
CPU |
Pentium4以上 |
メモリ |
512MB以上(推奨:1GB以上) |
HD容量 |
100MB以上の空き領域 |
ディスプレイ |
800×600ドット以上(推奨:1024×768ドット以上) |
必須プログラム |
BUS-3 Ver.3(BUS-5会員の方へ提供している製品) |
価格
新規購入 |
350,000円(税抜) |
バージョンアップ |
限界耐力計算オプションVer.1より |
200,000円(税抜) |