従来のマイクロフィルムや紙による図面管理では、肥大する図面保管スペース/コスト、図面の閲覧にかかる手間や時間、古い図面の劣化が問題となっていました。図面を電子ファイリングすることで、これらの問題を解決できるとともに、過去の図面や書類の参照・再利用など、情報の共有と活用(ナレッジマネジメント)にも威力を発揮します。
気軽に導入いただける電子ファイリングソフト「まいく郎Office2000」、Webブラウザを利用してさらに図面・書類の活用を図れる「まいく郎web」を利用した導入事例をご紹介します。
株式会社松田平田
Webを利用したラスター図面管理
−「まいく郎web 2.0」−
蓄積された竣工図面や写真などをラスターデータ化し、「まいく郎web 2.0」を利用して管理・運用されています。 これまで本社や外部倉庫に保管していたマイクロフィルム、A3縮小図や原図のためのスペースを大幅に縮小することができ、検索にかかっていた手間・時間も短縮することができました。ブラウザ経由で気軽に利用でき、縮小図・マイクロフィルムの拡大よりも精度よく表示・印刷できるため、リニューアル時などに過去の図面を参照して利用する機会が増えています。また創業時から保管されている貴重な図面、評価の高い作品の図面管理にも威力を発揮します。
データ形式は、互換性の問題が少ないラスターデータ(TIFF-G4)での図面管理を基本として、「まいらす太2000」「まいく郎CADViewer2000」など関連アプリケーションとともに活用されています。
株式会社竹中工務店名古屋支店
11年分約10万枚の竣工図書を管理
−「まいく郎」−
既存の竣工図書管理システムをMS Accessによるデータベースに衣替えするにあたって、11年間に蓄積した約10万枚(約35GB)の図面をすべてラスター化し、検索・閲覧・印刷可能な竣工図書管理システムを構築されています。
マイクロフィルムからスキャニングしたラスターデータは、すべて「リサイズ」処理が施され、元図とほぼ同じ縮率で印刷でき、その正確さと美しさは、設計に十分活用できるクオリティに達しています。
竣工図書管理システムは、約8000件のプロジェクト情報を入力したデータベース部と、プロジェクトごとに工事図面をデータベース化した「まいく郎」部から構成されており、データベース部では顧客やプロジェクト情報からプロジェクト名を検索し、「まいく郎」部でプロジェクト内の工事図面の検索と閲覧・印刷を行う仕組みとなっています。
それまでは、マイクロフィルムで保管していた図面は、出図依頼してから図面が届くまで半日から1日程度を要していましたが、このシステムによって即座に必要な図面をオンスケールで印刷することが可能となりました。
山梨県 土木部
スキャニングデータに着色して自治体CALSに取り組む
−「まいらす太2000」−
自治体CALSに取り組む− 「まいらす太2000」
自治体CALSの本格的導入を認識してもらうための糸口として、積算基準書の電子化ホームページによる情報公開入札参加者用の配布設計図書電子化などを実施してきた山梨県 土木部 様では、入札時の配布用図面をスキャニングし、ラスター図面に工事箇所を着色した電子化資料の作成に「まいらす太2000」を活用されています。
「まいらす太2000」の導入により、白黒図面専用のTIFF-G4形式で保存したラスター図面に工事箇所を赤く着色することが可能となり、また大量の図面ファイルの管理運用には「まいく郎2000」を使うことで、一部の事務所を対象として、配布設計図書の電子化の試行を開始されています。「まいらす太2000」では、土木で使用する大きなファイルサイズの図面もスピーディーに閲覧できると、ご好評を頂いております。
関東バルブ株式会社
膨大な図面やCADデータを一元管理
−「まいく郎Office2000」−
水力発電プラントを中心とした各種プラント向けのバルブ類やパイプラインの設計・製作・販売を手がける関東バルブ株式会社様では、多品種少量受注生産型の生産形態のため受注案件毎に製品仕様が違う場合が多く、その都度図面を作成する必要があります。創業以来60年余で蓄積した15万枚にものぼる膨大な手書き図面と、最近導入したCADのデータを一元管理して効率的に活用するために、「まいく郎Office2000」を利用したシステムを構築してデジタル化を進められています。
今後も検査品データ(写真データ)の統合管理、Webを使ったシステムへの移行など「まいく郎」シリーズを利用したシステムの拡張を計画されています。
株式会社グランドアート
CADデータ・写真を中心に効率的に管理
−「まいく郎Office2000」−
主にマンションなどの集合住宅を中心に企画から設計・監理までを手がけるグランド アート 様では、社内に蓄積されたCADデータや写真情報を「まいく郎Office2000」によって電子化し、過去に作成したディテールの参照など、より効率的な管理・運用を目指して活用されています。
今後は、倉庫や事務所内にあふれる過去の物件の手書き図面やスケッチ・仕様書なども対象とした電子ファイリングを計画されており、将来的にはWebサーバーを利用した工事関係者によるデータ共有システムの構想も考えられているそうです。
また、「まいく郎CADViewer2000」「まいらす太2000」はその使い勝手のよさからご好評を頂いており、特に現場や協力事務所とのCADデータのやり取りには、「まいく郎CADViewer2000」の強力なデータ一括変換機能を利用することによって大幅に時間と手間を短縮でき、文字や記号の化け等の問題も解消できたとのことです。
株式会社タケトヨ
既存のデータベースを利用した図面・書類管理
−「まいらす太2000」−
ガスパイプライン設計を主な業務として行っているタケトヨ株式会社 様では、既存データベースと「まいらす太2000」を接続して、主に以下の3点の方法で活用されています。
○蓄積された各種図面及び書類の参照・印刷 長年の業務において蓄積された1万枚以上の図面・書類をデジタル化した、AutoCADを利用した図面検索印刷システムと併用して、「まいらす太2000」を使用することによって、ネットワーク上から、手軽に必要な図面を参照・印刷することが可能となり、導入コストの削減も実現しています。
○設計資料の管理・保管 ガス管の新設・移設・撤去計画に伴う設計業務において必要となる大量の参照図面を、より俊敏に参照できるように、保管場所の削減および情報の共有を目的として、各種資料をデジタル化されています。「まいらす太2000」で全体計画図を読み込み、対象となる個所をクリックするだけで必要な図面を開く事ができ、必要な箇所のみをオンスケールでプリンターに出力する事が可能となり、印刷コストの削減にも貢献しています。
○各種帳票類の作成 各種帳票の様式見本をスキャナーで取り込み、「まいらす太2000」で不要部分の削除・物件固有情報の追記を行い、刷する事によって入力負荷の低減を実現しています。