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開発コラム
太陽光発電システムはお得なの?・・・その④
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太陽光発電システム+α
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前回まで、太陽光発電システムに関する補助金、買取制度等を調べて、①回目よりもだいぶお得な感じが出てきました。
さらに、太陽光発電システムをオール電化や新給湯システムなどと組み合わせることで、より有利な導入効果が得られます。
電器メーカーやガス会社などが「エコキュート」「エネファーム」「エコウィル」など、いろいろな住宅エネルギーシステムを商品化しています。
これらのシステムも太陽光発電システム同様、補助金制度があります。
住宅の設計の際に、ご検討してみてはいかがでしょうか?
参考までに、代表的な住宅エネルギーシステムの特徴をまとめてみました。
システム
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イメージ
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説明
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太陽光発電システム
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エコキュート
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エコキュートは、自然冷媒の二酸化炭素を使用し大気の熱を利用して湯を沸かす、
ヒートポンプ式の電気給湯機の愛称です。
正式名称は「自然冷媒ヒートポンプ給湯機」と言います。
燃焼しないので、排気がなくクリーン、しかも高いエネルギー効果を得られます。
【お問い合わせ】一般社団法人 日本エレクトロヒートセンター
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太陽光発電システム
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エネファーム
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エネファームは、「家庭用燃料電池コージェネレーションシステム」の統一名称です。
天然ガスから取り出した水素と空気中の酸素と反応させて発電するシステムで、
発電時の排熱も給湯に利用します。
「エネルギー」と「ファーム(農場)」からの造語だそうです。
【お問い合わせ】一般社団法人 燃料電池普及促進協会
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太陽光発電システム
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エコウィル
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エコウィルは、クリーンな天然ガスで発電し、その時に出る排熱で、
お湯も沸かせて暖房もできるガス・コージェネレーションシステムの愛称です。
ガス会社では、オール電化とは違い、常時大量の熱湯を供給できる事をPRしています。
イニシャルコストは上の2つより高くなりますが、補助金額も多いようです。
【お問い合わせ】一般社団法人 都市ガス振興センター
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まとめ
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各補助金制度や買い取り制度を利用すると、おおよそ20年でイニシャルコストが償却されるという計算結果になりました。
イニシャルコストが償却されれば、その後は太陽光で発電した電力を「使う」「売る」など、ニーズに応じて自由に有効利用できます。
今回算出した[システム償却年数]は、太陽光発電システム自体の耐久年数や発電性能により大きく左右されます。
今後の技術革新で効率の良い製品が出てくると、より有利な結果になる事が期待されます。
また、電力買い取り価格も引き上げられる傾向にありますので、こちらもより有利になる事が期待されます。
昨今のエコブームに乗ってシェアが増えると、製品価格が下がりますので、イニシャルコストも下がる方向と思われます。
ただ、政府の行政刷新会議による事業仕分けで、住宅用太陽光発電事業を縮減する話も出ています。
建築に関わる私たちとしては、なるべくなら各補助金制度は継続してもらいたいものです。
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さいごに
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太陽光発電システムが「得なの?損なの?」ということで進めてきましたが、いかがでしたでしょうか?
「得なの?損なの?」の結論は明言できませんでしたが、太陽光発電電力は住宅のエネルギーとして十分利用していけそうです。
「太陽光発電促進付加金(太陽光サーチャージ)」を負担するくらいなら、太陽光発電システムを導入しちゃおう!
「環境負荷の低減」という地球規模の大きなテーマに貢献できるなら、太陽光発電システムを導入しちゃおう!
「太陽光発電システムの発電性能」がもう少し上がれば、太陽光発電システムを導入しちゃおう!
「得なの?損なの?」の結論が「トントン」なら、ブームに乗って、太陽光発電システムを導入しちゃおう!
「太陽光発電システム」の導入理由あれこれ・・・でした。
今回のコラムで計算した流れをシミュレーションできる機能を「太陽光発電電力計算プログラム」に組み込んでみようか・・・
コラムを書きながらふと思いました。