オンラインセミナー
On Line Seminar

DRA-CADシリーズにおける電子納品への対応について

電子納品の概要

国土交通省では、CALS/EC(公共事業支援統合情報システム)の一環として2001年度より直轄事業における成果品の電子納品を開始しています。
土木分野で先行されていました電子納品は、2004年度から建築分野でも一部で運用が始まりました。

図1は、国土交通省による普及に向けてのスケジュールです。今後2010年度には全ての地方自治体でも電子納品が本運用されることとなり、工事関係の総発注件数は約40万件になると予想されています。

このため、電子納品が避けられない状況となりつつあると言えます。

電子納品-年次計画

図1 電子納品 年次計画

図2は、電子納品に関する基準や要領をまとめたものです。この図からも分かる通り、様々な基準や要領が存在し、それぞれについて図面の書き方が定められています。

※なお、各種電子納品基準(案)・要領(案)等は、国土交通省国土技術政策総合研究所ホームページを通じて入手できます。

電子納品-基準・要領(案)

図2 電子納品 基準・要領(案)

SXFとは

  • SXFはSCADECデータ交換フォーマット(Scadec data eXchange Format)の略称です。
    (SCADECはCADデータ交換標準開発コンソーシアム(Standard for the CAD data Exchange in the Japanese Construction Field)の通称です)
  • SXFにはp21形式sfc形式との2種類があります。
    1. p21形式(拡張子.p21)
      ISO 10303 STEP/AP202(製品モデルとの関連を持つ図面)の規約に準拠したファイル形式で、国際的に通用する形式です。(Part21)
      「CAD製図基準(案)」や「建築CAD図面作成要領(案)」では、電子納品時には納品に使用するファイル形式は原則としてp21とされています。
    2. sfc形式(拡張子.sfc)
      STEPのコメントの形で書かれたファイル形式で、上記ファイル形式と同等の情報交換が可能でありながらファイルサイズが格段に小さくなっています。(Scadec Feature Comment file)
      「運用ガイドライン(案)」では、最終納品以外での使用が想定されています。

DRA-CADにおける対応状況
図3 名前を付けて保存
図3のように「名前を付けて保存」からファイルの種類を選択する方法(画面はDRA-CAD7)
図4 一括変換コマンド
図4のように一括変換コマンドを利用する方法(画面はDRA-CAD7に添付されているDOFCONV)が用意されています。

  • SXFでは1から4までのレベルが想定されています。
    (CAD製図基準に関するガイドライン(案) 国土交通省 より)
  • 開発レベル 概要
    レベル1 画面(紙)上で図面表示が正確に再現できるレベル
    レベル2 建設業界の電子納品で用いる2次元図面データの交換を可能にするレベル
    ※レベル2にはバージョンもあります。
    レベル3 レベル4の仕様策定過程で必要とされる幾何部分の仕様
    レベル4 GIS・統合DB等との連携、自動数量拾いなど、CADと関連ソフト間のデータ交換基盤を提供

    OCF検定

    • OCF検定では、SXFのレベルにあわせて以下のような点が要求されます。
      • レベル1は見た目が同じ図面になる事が要求されます。
      • レベル2では寸法線やハッチングというようにデータを固まりで持つことができ、図面データを再利用することも要求されます。
      • 現在OCF検定ではSXFレベル2バージョン2とバージョン3で行われています。
      • 2003年7月には「CAD製図基準(案)」が改訂され、CADデータ交換フォーマットを原則としてSXF(P21)のレベル2とすることとが明記されました。
    DRA-CADにおける対応状況

    DRA-CAD6シリーズおよびDRA-CAD7シリーズでは、レベル2バージョン2で検定を合格しています。

    DRA-CAD6シリーズ(DRA-CAD6/DRA-CAD6 LE)はOCF検定に合格し認証を受けているソフトウェアとして2004年7月20日に取得しました。
    認証番号は[11204310085]です。
    DRA-CAD7シリーズ(DRA-CAD7/DRA-CAD7 LE)はOCF検定に合格し認証を受けているソフトウェアとして2005年12月09日に取得しました。
    認証番号は[11205310105]です。

    ※制限事項などの詳しく情報は、オープンCADフォーマット評議会(OCF)のホームページ (http://www.ocf.or.jp/) でご確認下さい。

    SXFデータ交換テクニック

    • SXF仕様は、CADソフト同士のデータ交換のための仕様であり、特定のCADソフトを意識して開発された仕様ではありません。したがって、様々なCADソフトが独自に保持している情報とSXFで保持できる情報とが一致しているとは限りません。
    • 設計製造情報化評議会(C-CADEC) (http://www.kensetsu-kikin.or.jp/c-cadec/ ) では、電子納品等のSXFデータ交換に携わる利用者を主たる対象に、SXFの基本的な事項の解説、個々のCAD毎に、SXFデータ交換時に各図形要素がどのように変換されるか等をまとめたものをPDFファイルにまとめています。弊社のDRA-CADにもついてもまとめられておりますので、是非ご参考下さい。
    DRA-CADにおける対応状況
    DRA-CADとSXFデータ交換を円滑に行うための基本事項や留意点を「SXFデータ交換テクニック」として公開しております。(PDFファイル)
  • DRA-CAD5対応
  • DRA-CAD5 LE対応
  • DRA-CAD6シリーズ対応
    (DRA-CAD6、DRA-CAD6LE)

  • DA-電子納品の紹介

    DRA-CADではSXF形式での読書き機能を標準で備えています。ただし図面の書き方は、自由に作図できる為、そのままでは電子納品に適していません。

    また、電子納品に適した図面の書き方は、様々な基準や要領の中から、今行っている業務にどの基準や要領が関わっているのかを把握する必要があり、これらの対応関係は非常に判りにくい部分があります。

    電子納品についてのトラブルの事例では、業務に対応していない基準や要領を間違って参照してしまうケースも報告されています。基準や要領の中から業務ごとに区分をしたものは図2のようになります。このような対応を把握しておき、正しい電子納品を行えるように準備してください。

    基準や要領による図面の書き方の違いについて、例えば、

    • 土木業務の設計で適用されるCAD製図基準(案)では、ある図形を描くレイヤのレイヤ名が決められており、そのレイヤで使って良い図形のカラーや線種は一種類と決められています。営繕業務で適用される建築CAD図面作成要領(案)では、レイヤの分け方の例が挙げられているだけで、レイヤに描かれる図形のカラーや線種に制限はありません。
    • CAD製図基準(案)では、図面中で使用する線幅は、1:2:4になっている必要があります。 建築CAD図面作成要領(案)では記載されていません。

    などが挙げられます。

    現時点では、建築業務の方が電子納品の図面の描き方の自由度が高くなっていますが、今後の基準や要領の整備により状況が変わる可能性があります。常に最新の動向を把握しておくことが必要になります。

    今作成しているCAD図面が、どのような基準や要領によって縛られているのかを把握しておくことは、作図の上でも、成果物をチェックする上でもとても重要になります。


    DRA-CADにおける対応状況

    • 電子納品に適した図面を作成する環境を整える
    • 電子納品に適した図面に修正する
    • 電子納品に適しているかを確認する

    ためのコマンドとして、「DA-電子納品」を用意致しました。

    • 簡単な紹介およびカタログはこちら
    • 具体的な操作の流れはこちら

    にあります。是非ご覧ください!

    DA-電子納品で変われる仕事の流れ

    図5 DA-電子納品で変われる仕事の流れ

    各関係情報へのリンク

    関係機関
    参考書籍
    last update : 2006/02/06
    (C) 1998-2005 Copyright KOZO SYSTEM,INC.
    (C) 2005 Copyright archi pivot ,inc.
    All rights reserved.